旅に出ない時にも旅を楽しんでいただくためのイベント。今年前半の「スイス・デイ」に続き、二回目は「スペイン・デイ」。
前回と同じく、友人の旅行会社「ベルテンポ」の旅サロンにて二十人ほどで開催した。
お話しするだけじゃなくて、スペインの味覚も楽しんでいただくべく、チーズとオリーブ・オイルをそれぞれ三種類用意。
☆こんなお皿でちょっとずつ↓
※クロアチアの旗も立っているのは、数日前に小松がクロアチアで買ってきたチーズもあったので、味比べにとお出ししたから
●チーズの種類は、スペインを代表する◎マンチェゴと、北スペイン・ガリシアの◎サン・シモン・ダ・コスタ(こちら燻製チーズ)
スペインではチーズを「メンブリージョ」なるものと一緒に食べる習慣がある。これは、マルメロのジャムを日本の羊羹の様に固めたもの。パラドールなどの朝食でも出されていてよく見かけていたのだが、今回の企画をしてはじめてちゃんと認識した。 日本で入手しようとしたが、なかなか見つからないし、高い!
バルセロナに行った友人に買ってきてもらった↓
↑メンブリージョはマルメロのジャムを煮詰めたようなもの。自分でもつくれてしまうような、昔からどこの農家にもあったもの。しかし、日本ではほとんど手に入らない。この半分のサイズで二千円もする。スペインでは、倍のサイズで一ユーロ五十セントもしない(百五十円ほど)のである。
準備もたのしい(^^)↓
●オリーブオイル~「エキストラ・ヴァージン」と言っても、オリーブ自体に何十という種類があって、それぞれに味わいが違う。 それらを同時に比べる機会はなかなかない。今回、三種類を比べて、味わった全員が、はっきり違いが理解できた。
①写真左↑スペイン南部アンダルシアを中心にした地方に多い「オヒブランカ」種に「ピクード」種を加えたもの。前者の苦みを抑えるために後者を混ぜるのだそうだ。
②写真右↑「アルベキーナ」は、バルセロナ近郊の主要品種。小粒なので、量を追い求めて生産していた時代にはほとんど栽培されなくなっていた。
しかし、味わいの良さはすばらしい。質の良さを求める生産者が復活させて広まったそうな。三種の中で、はっきりといちばんまろやかで、オリーブオイルに慣れない日本人の口にいちばん合う品種だと感じられた。
③写真中↑「ブジャ」は、小松がちょうどクロアチアへ行ったので帰りに買ってきたもの。イタリアとの国境に近いイストラ半島で主に生育されているのだそうだ。苦みもあるが、それ以上にフレッシュな青い香りが感じられる。
●ポルボロンというのは、スペインの修道院で昔からつくられてきたお菓子。スペインのカフェでこんな風に出されている↓
小松は知らなかったが「口の中で『ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と三回唱えて願い事をして、いただくのだそうだ。
お茶は●マンサニージャ。リンゴ茶という感じでしょうか。
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●「いつかショッピング」と名付けたコーナー
海外で、そこでしか手に入らないお土産品というのは、観光客がいつでも探している。◎フェイラーのタオルハンカチの限定柄とか、アマルフィのノット(結び目)のキーホルダーとか、
「いつか、次にいったら買ってきてあげます」という、空約束(笑)をする、コーナー?
☆ ★ ★グループ「セミナトーレ(「種を撒く人」の意)」スタート!
これから、新たな旅造りを、同じ旅造りの情熱を持った友人たちと勧めていきます。