旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

スカイ島から海峡を渡りグレンフィナン鉄道峡へ

2017-08-23 12:00:12 | イギリス

アクナシーンを出て一時間ほどで雨はあがってきた。スカイ島への橋を渡る↓



橋から見えた、向こうの小さな町で一休みしよう↓





古城が佇む↓それにしても、なんという空の色、写真でつたわらないこの空気。



スカイ島を一時間ほど走って、アーマデールからバスごとフェリーボートに乗る↓



四十五分ほどで、ふたたび島の対岸・本土側のマレイグに到着↓


 



マレイグからウェストハイランド鉄道が発着している。港からすぐの駅ホーム↓



ここで自由に昼食の時間とした。気持ち良く晴れた漁師町の昼




多くのレストランの手書き黒板に書かれていたCULLIN SKINKとはなんだろう?


※こちらに書きました



スモークしたハドック(タラの種類)の風味が特徴↑


メインにはこんな大皿をみんなでシェアして↓



↑これ、見た目を華やかにしているエビやカニよりも、その下のムール貝の方が味の主役と感じた。いや、皿の下に溜まったスープがおいしくて、パンを浸してぜぇええんぶ!食べつくしました。お店の人がにっこりしてお皿をさげてゆくほどに。


***電車が出発する午後二時が近づくふたたびホームへ。


ウェストハイランド鉄道は、映画「ハリー・ポッター」で魔法学校ホグワーツへいく列車が走る線路として登場している。だから、ファンもやってくる。ファンのために、映画そっくりの車両もある。いや、これは、映画で昔ながらのコンパートメント車両を使ったということだろう。今日我々の乗った一等車も同じシートを使ったクラシックな雰囲気。良い感じです↓




こちらが通常の二等席⇒


 ゆっくり動き出した列車。ホームの端にある駅名。下の行はゲール語表記↓



海辺にもヒースの紫色。遠くにテーブル状になった印象的な形の島影↓



蒸気機関車というのは、けん引する雰囲気が電車とちょっと違って感じる。窓から時折はいってくる煤は好きじゃないけれど。百年前の電車旅客の気持ちになってみよう。


お茶を注ぎにきてくれて、途中車両にはお土産屋さんもあって。二時間の乗車時間の半ばになる。すれ違いのための停車。そこで窓から顔をだしてみると、蒸気機関車の「顔」が見えました↓



再び出発すると、いちばんのハイライト「グレンフィナン高架橋」がすぐにやってきた↓



※こちらにちょっとだけ動画を載せました



終着のフォート・ウィリアム到着↓



●この町はオリバー・クロムウェルが清教徒革命時代にスコットランドの反乱を抑えるために建設した城塞がもとになっている。名前は名誉革命でオランダから招聘されて王になったウィリアム三世にちなんで1690年にこの名前になった。


18世紀はじめに何度も起きたジャコバイトの反乱は鎮圧されたが、インヴァネスのガイドさん曰く「鎮圧された方の将軍の名前のセカンドネームに『ウィリアム』とついていて、スコットランド側ではこの名前こそが由来だと、密かに思っているんだ」そうな。


三十分あれば中心をまわれてしまう小さな町だが、人口一万人超のハイランドではインヴァネスに次ぐ二番目に大きな町になっている。イギリス最高峰のベン・ネヴィス(標高1344m)が近く、魅力的な自然を楽しむ観光旅行のベースになっている。


我々のホテルは駅からこの地下道を抜ければすぐ↓



クラシックな装いだが十分な設備↓



五時前の到着だったので、まだまだ明るい。元気な方は近くのちょっとした山を登りにいかれた。けっこう時間がかかったけれど楽しめる山登りだったとのこと(^.^)無理に夕食なんかつけなければ、こんな時間もとれまする。


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