旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

《手造の旅》尾道と瀬戸内の島々~大久野島

2021-04-22 09:38:16 | 国内
翌朝、国民休暇村の前の地面はウサギの穴でいっぱい(^.^)

ウサギよりも、この島でなくては見られない毒ガス工場の遺構を見ていただくために、出発を遅くした。
一周一時間もあれば歩いて回れる島である。

↑国民休暇村のある場所も工場があったのだと分かる。

↑今は樹木に覆われた廃墟になっているが

↑島には工場と住居がしっかりあった。
毒ガスは禁止された兵器だったので、表向きに製造しているのは発煙筒などということになっていた。
後には島のある海域が地図から消されてしまう。

↑「日本庭園の跡」と解説されていた場所には、それらしい太鼓橋や石垣があった。

ウサちゃんたちが駆け寄ってきて

「なんかないの?」と↑すり寄ってくる子まで。

ちゃんと餌をあげる係りの人がくれば、こうしておとなしく食べております。

昔の建物をイメージしてつくられている毒ガス資料館
一室だけれど、見てはじめて理解できることがたくさんある。
日本軍が使用した毒ガスの八割以上がここで製造され、中国大陸で人体実験に使用されたそれも、ここで製造されていた。

終戦時には日本軍が隠ぺいするために地中や海中に投棄。
それを発見したアメリカ軍は日本人に処理を命じた。
現在でもそれらすべてが見つかったわけではない。
大久野島への地下送水管計画は、そのルートに毒ガス施設の何かと思われるものが発見され中止されたそうだ。

**10:10国民休暇村発のシャトルバスで港へ

本土の忠海港まで十五分ほど。


ふと見ると↑船の掲げている旗は来島村上水軍の旗と同じではないか↑

↑忠海はアオハタジャム発祥の地、今も工場がある。
今回の旅で「ジャム作り体験」も検討したけれど、とても時間がとれません(笑)


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