旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

《手造の旅》尾道と瀬戸内の島々~田島テレレを経由して尾道ベラビスタ、一日目

2021-04-19 18:57:25 | 国内
この景色、まさに「BELLA VISTA(美しい眺め)」

ここへチェックインする前に、田島に住む画家の小川さんを訪ねた。

「テレレ」という喫茶にもなっている。
※2017年に訪れた時のブログをこちらからごらんください

小川さんは若いころ絵を描きながら南米を放浪し、日系二世の奥様マリヤイネスさんと共に帰国された。
縁あってこの家で生まれ育った家主のHさんに出会い、もう八年も住んでおられる。

↑※二十年前の美術雑誌のインタビュー記事

今回は二階のアトリエにも入らせていただいた。

夏でも風が通る明るい角部屋。

小さな村の屋根

テラス?のすぐ外の木に向けて冒険の道?が

あぁ、快適そう(^^)

ああ、楽しそう(^^)
お孫さんもここで絵を描くようになってきたそうな(^^)

有名観光地ではないけれど、瀬戸内時間を感じていただけたとおもいます(^^)

お二人で手をふって見送ってくださいました(^^)
**
午後五時、ベラビスタにチェックイン!

ここに滞在しなければ楽しめない時間。

↓部屋からの眺め

夕暮れの頃に

別棟にあるメインダイニングへ

インフィニティ・プールが二つのレストランエリアを分けている。

★他では味わえない「エレテギア」のディナー、こちらに詳しく書きました。
ぁあ~、またゆっくりとこれを楽しみにベラビスタに滞在したくなりました。


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《手造の旅》尾道と瀬戸内の島々~「みはらし亭」からLOGへ

2021-04-19 14:38:59 | 国内
尾道らしいこの眺望こそ「みはらし亭」の魅力

一階カフェの横長の窓にひろがる尾道水道の眺望

千光寺のすぐ下、三百段をのぼった急な土地にこんな建物がつくられのは1914年(大正三年)第一次大戦がはじまった年。

尾道で「茶園」と呼ばれる豪商の別荘だった。
石井譽一という人物が千光寺の敷地をゆずってもらったそうな。

だが、時代は移り、人は去る。
二十世紀の終わりには人が住まなくなり、三十年近く空き家になっていた。
2016年にこの場所を再生させたのがNPO尾道空き家再生。
※こちらに「みはらし亭」再生のお話を書いておられます。


車がまったく入れないこの場所に、人列をつくって資材を搬入したり。
たいへんだったのは容易に想像がつく。

二階のゲストハウスは

個室二つほどと、男女別の和風ドーミトリー。

一階入り口を入っての吹き抜けは↑なんと、一室の床を取り払ってつくられたものだった。

↑床の間が残っているのでよくわかります(^^)
今は閉められている二階の雨戸との間に時代の空気が残っている。

★再生NPOの豊田さんが施した細部もこの場所の魅力になっている↓


↑別室の入口に使われた扉は別の古民家に使われていたものを再利用したのだそうだ。
**

「みはらし亭」から階段をおりてゆくと↑雄大な三重の塔が見えてくる。
天寧寺は足利尊氏の嫡男で二代将軍の足利義詮が創建した寺で、塔はもともと五重だったが江戸時代に老朽化した上の二層を取り除いて現在のカタチになったそうな。

もうバラの花がこんなに↑今年は季節が早い

階段の左右には魅力的な路地がそこここに。


ちょっと目立つ洋館?を曲がり少し行くと、小さく「LOG」の紙が貼ってある入口が

豊田さんに開けていただき入って少し登ると

昭和のアパートのような建物が出現した↑
ここはほんとうに昭和三十八年のアパートだったのだが、インドの「スタジオ・ムンバイ」再生している。

※LOGのホームページに経緯が書かれています
この建物、ホームページを見ているだけでは伝わらない魅力がある。

おもいきって部屋をなくして開かれた空間に立つと、光や風が尾道の路地にいるとは思えないゆとりを感じさせてくれる。

かつて、さっき訪れた「見はらし亭」に入った人々は、こんな開放感を味わっていたのかもしれない。

ここも宿泊できる部屋が数室ある。良い季節に滞在してみたい。

LOGの入口はこちらがわ↑

やはり階段の途中にあるのです↑
***

さらに階段を下り

お酢の樽?を使った垣を曲がると、神社の広場に行きついた

吉備津彦神社で11月に行われる「ベッチャー祭り」は、1807年にはやった疫病を鎮めるため、ベタ・ソバ・ショーキーの三鬼神が登場するそうな。今年は盛大に開催されますように!

※ベッチャー祭のホームページはこちら
このお祭にあわせていく旅、つくってみたいです(^^)
※youtubeの動画(音が出ます)、10分ごろからの鬼たち、おもしろいです
***
こののち尾道ガウディハウスを見学

※ガウディハウスについては依然訪れた時のこちらをご覧ください

4月19日の行程はまだ続きます・・・
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《手造の旅》尾道と瀬戸内の島々~せいろ寿司を食べてから千光寺の上へ

2021-04-19 06:54:47 | 国内

「玉の石」は古代から尾道水道を照らしていたという伝説。

これが「千光寺」の由来。ホンモノは盗みだされかけて水道の海の底という伝説。

ここは修験者の修行場だった岩場である。

十一時に新幹線・新尾道駅に集合。

南口ロータリーにあるこの↑大理石の大彫刻の作者に、この旅でお会いできるとは思っていなかった。

富山や首都圏を早朝にでて空腹でしょう。
まずは江戸期から変わらぬ「せいろ寿司」を出している「宮徳」さんへ

ホームページを読むだけではわからないお話、伺うことができました※こちらに書きました

すぐ近くにこんなお店を発見↑なんと焼いた鯛の自動販売機が前に置いてある↑
ネットを調べてみると、一日一組限定・鯛料理のお店だった。
**
千光寺の上にある駐車場で下車して歩きはじめる。

遠く瀬戸内の島影が重なる。

藤棚のうしろににゅっと突き出した塔はなに?
なんと、猿山(^^)最後の一匹が半年ほど前に死んで、昭和の観光地はひっそりしている。
※こちらに当時の新聞記事があります
安藤忠雄建築の美術館

その横から急な坂道「文学の小道」を下る。
ロープウェイは運行しているが、山上駅周辺は大規模な改修の最中。

向かいはその名も「向島(むかいしま)」尾道水道は狭くて流れもある。
橋ができる前は六ケ所も渡し場があったそうな。※今も三か所ある
★2018年に逃亡犯が空き家に潜伏した島といえば「ああ、あったね」と言ってもらえる(笑)
※日テレの再現ドラマの概略が書かれたページを読むと、空き家問題の深刻さもみえてきます。
今回、尾道ウォークでガイドをしていただいたのは、尾道空き家再生NPOをしておられる豊田雅子さん!ふつうの観光ガイドではきけないお話をうかがうことができました

巨大な岩↑こはなるほど絵描きが好みそうな場所

おもしろいのは槌でたたくと空洞のような音がすること

降りてくるのはよいが登るのはたいへんだろう。

ロープウェイのなかった時代の俳人・吉井勇が詠んでいる。

千光寺にはいっていく

読経がきこえてきたお堂をのぞくと、あ、テープだった。
この小さなひょうたんには中に小さなお守りが入っている。

↑この奥とは反対の方へ降りてゆく

この後、かつて尾道の資産家たちが建てた、絶景を楽しむ「茶園」の建物を案内していただいた。
次項へ続く

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