旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ブルゴス大聖堂2019再訪

2019-04-26 20:09:51 | スペイン
★コンデスタブレ礼拝堂の星形天井↓

**
★2017年の《手造の旅》で訪れた時のブログをこちらからごらんいただけます
+++
ブルゴス大聖堂は、パリのノートルダムと同じ13世紀に建設がはじまった。
尖塔はつけられているが、よく似ている↓

高さは84m↓世界遺産に指定されたのは1984年、ブルゴスの町が建設されたのは紀元後884年
「だからぼくはいつも末尾『84』のONCE(盲人協会がやっている宝くじ)を買うんだ」とガイドのルイスさん(^.^) そのブルゴス愛が報われる日がきますように

上の写真、正面中央扉は法皇などしか使用できない。向かって右手の扉があいていて、そこから入ってすぐ右手に「ブルゴスのキリスト」と呼ばれる磔刑象がある。巡礼者に人気なのでここだけは無料で開放してある。

こちらもちらっと見てから、南側の観光客用の入り口にまわり、入場。

パリのノートルダムと同じころのステンドグラスがとても美しい

これは南側を向いていたので破壊を免れたが、
↓北方のステンドグラスは19世紀に新しくされている↓その理由は、、、

ナポレオンが北側の山の上にあった要塞を爆破した時の衝撃で割れてしまったのだそうだ。
****

冒頭の美しい星形天井のある★コンデスタブレ礼拝堂は1482年にシモン・デ・コロニア(ケルンからやってきたからこの名前で呼ばれた)が建設を開始し、1517年に息子のブランシスコ・デ・コロニアが完成させた。親子二代が三十五年の歳月をかけた場所だ。

職人たちが力を発揮するには安定したパトロンが必要。デ・コロニア親子のパトロンだったのはカトリック両王の重臣だったペドロ・フェルナンデス・デ・ベラスコとメンシア・メンドーサ夫妻。中央に横臥する二人の石像はイタリアのカラーラ産大理石をつかって、1534年にフィリップ・ビガルニが完成させた。…これはよくある話なのだが、すぐ横に置かれた花崗岩のテーブルが気になる↓これは何?

「二人は息子もここに葬られるようにとこの台座を用意したのだけれど、息子はそれを望まずに別のところに墓所をつくったんだよ」とガイドさん。
いつの世も、どのこ世界でも、親子はままなりません。
******
↓教会のど真ん中に葬られているのはエル・シド↓

そこから見上げると、冠のように彫刻の天井↓

いちばん上までは五十メートル近いそうな。

↓主祭壇前の成果堆積にあるのは1221年にこの大聖堂の建設をスタートさせた大司教の像↓

これはもともと別の場所に立ったかたちで置かれていたモノを移してきたように見える↑

・・・ブルゴス大聖堂についてはまだまだ逸話がみつかるけれど、別の機会に

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする