旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

マテラ経由~トゥルッリ地区ど真ん中のホテルへ

2013-11-15 08:57:26 | イタリア
《手造の旅》南イタリア、五日目。
ナポリからマテラまでは休憩を入れて四時間近いドライブとなる。今日はパッケージツアーと同じような行程ではある。

お昼にはマテラのサッシを望む絶景の場所へ到着昼食の後、小雨の中歩き出す。

サッシ地区の一番下、川に近いところに古い教会が残されている。サン・ピエトロ・イン・カヴェオーゾはもともとは現在のフランチェスコ教会がある場所に位置していた。13世紀末にフランチェスコ会がその場所に修道院を建設することになり、現在の場所に移転したのである。建設は1318年にははじまっており、その後ゆっくりと進められていったようであるせっかくなので中へ入ってみると、基本構造はロマネスク。主要な礼拝堂などバロックに改修されていたが、ところどころに往時のロマネスク・ゴシック風の彫刻が残されていた。

特に秀逸だったのは、この洗礼盤。素朴ながら美しい彫刻である。下から出ているのは巨大な神の手?その上の牛が本を読んでいる図は、福音書ルカを表している。


サッシ地区を見下ろす崖の上にある大聖堂は現在内部を修復しているが、外部だけでも一見に値する
美しいバラ窓とその周囲のロマネスクな人物
味わい深いです。

**

一時間ほどでアルベロベッロに到着。今日のホテルはパッケージツアーでは利用できない、トゥルッリが立ち並ぶ地区すぐそこ・街のど真ん中にあるランツィロッタここを利用した理由のひとつは、以前行った旧市街のレストランをふたたび利用してみたかったから。

開店の20時まで待っていた甲斐ありました!

七年ぶりにお会いしたカメリエーレとの写真をこちらに載せました。

左パプリカ、右は茄子
左はトリッパ右はフォッカッチャ

アーティチョークをバルサミコとオリーブオイルで
キノコのパスタ

そして、七年ぶりに来たことを喜んで、焼き栗とリキュールを全員にサービスしてくれた
コメント
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