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旅倶楽部「こま通信」日記

これまで3500日以上世界を旅してきた小松が、より実り多い旅の実現と豊かな日常の為に主催する旅行クラブです。

ゴールの魚市場

2025-01-16 11:28:57 | スリランカ

「大トロの部分はいくら?」ときいたら、「みんないっしょ」と言われた。
腹の脂の多いところはむしろ人気がないような。
人気があるのは頭↓

日本なら刺身か焼くかだが、スリランカではカレーにする。
なんだかもったいないと感じる日本人(^-^)

「養殖場はどこにあるんですか?」と訊ねたが
「ゴールの湾で今朝とったエビです」とかえってきた。

豊かなインド洋の恵み…こんなエビがカレーに使われてしまうのは、日本人としては残念。

同日午後、ライトハウスホテルでの料理講習でそういうと、
「じゃあ、君が僕のために調理してね」とシェフに言われてしまった。
OK!焼きましょう(^^♪
※あとで写真を載せます。

その日、ライトハウスホテル朝七時。

この景色が見たくてここを選んだ。
インド洋の波が岩場に打ちつける音が景色にまけない魅力。

朝食ブッフェに充実した果物。

八角の風味をつけたコンポート?

↓右下の緑色の豆はGREEN GRAM

↑日本語では「リョクトウ」となるが、グリーン・グラムのペーストはちょっと胡麻の風味を感じた。

フィッシュ・カレー、チキン・カレー もちろんたくさんあるけれど、

↑スリランカにきたらホッパーを食べなくちゃ(^-^)↑ホッパーって何?下のリンクに書きました。
2017年にも彼女が↓つくってくれました※その時の写真にリンクします


08:30 ライトハウスホテルのシェフ、ナリンさんが市場に同行してくださった。

ポルトガル、オランダ、イギリスがつくりあげたゴール旧市街の城壁↓

そのすぐ外に魚市場がある。
この市場を仕切っているのはRomeshさん。漁師たちが魚を預けていく。

「ゴールでは何艘ぐらい船が魚をとっているんですか?」
「だいたい130艘ぐらいかな。一艘は三人乗りなんだ」
夜中二時ぐらいから漁に出ているそうだ。

↑ライトハウスホテルのシェフ、ナリンさんは毎朝ここへ来るわけではない。
↑市場の目利き達がライトハウスホテルに逸品をとどけてくれるシステムができあがっている。

今日は我々のために同行してくださったのだ。

「食べたい食材を選んでくださいね(^^♪↑このバラクーダはどうだい?」
マグロとエビ好きな日本人は魚よりそっちをたくさん仕入れてもらった(^-^)

今日、午後はライトハウスのレストランでスリランカ調理体験!
・・・続く


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ラグーンからライトハウスへ

2025-01-15 13:54:32 | スリランカ
ハイウエイのフードコートで売っていた↑バナナの皮で包まれたこれは何?
※後ででてきます(^-^)

※ジェットウィング・ラグーンについてこちらに書きました

1月10日、ホテルの出発は午後一時半。
砂嘴(さし)の一本道を南下。
こんな場所

地図で見ていた時はもっと交通量が多い四車線ぐらいの道かとおもっていた。
大通りはラグーンの東側で、西側はのんびりした散歩したいような道だった。

道路に沿って、確実に半世紀は経っているだろう広大な敷地を持つ屋敷が並んでいる。

スリランカは19世紀はじめに英国支配がはじまり1948年まで続いた。

英国風の教会や

サレジオ会の事務所など

キリスト教関連の施設が多いのはその影響だろう。

二百年の間に、支配層は白人と現地民の混血=通称「バーガー」と呼ばれる人々に移っていった。
ジェットウィング・ラグーンの建築家ジェフリー・バワもそういった人々の一人である。

ラグーンが終わったあたりJa-Elaからハイウェイに入り、さらに南へ。

スリランカ唯一の高速道路建設は日本の大成建設がはじめたが、
※「君の名は」の新海誠監督の短いCMにリンクします
途中から中国が資金も施工も半分を請け負うようになっている。

サービスエリアは日本と同じ雰囲気が感じられる。トイレ使用料は40Rp(20~30円)で領収書を手渡ししてくれる。料金を印刷してあることが、インフレがひどくない証拠。
かつてトルコリラやネパールルピーなどで、訪れる度に料金が高く修正されてついには料金表示がない入場券になってしまったのを見てきた。自国の通貨が安定していることは治安維持のための最重要事項である。

サービスエリアで軽食を。
見つけたのが「カレーリーフ」というお店で売っていた冒頭写真の一品↓

「イエローライス」と言っていたがどんな感じ?

↑なるほど黄色い!

「ランプライス」というオランダ由来のスリランカ料理だそうな。
黄色いのはサフランかと思ったが、食べてもサフランの風味はまったくしない。
カレー粉だけの黄色ではない気がする。
「ウコンです」と言われて納得。
アジア僧の衣の黄色はウコンで染めるとインドやネパールできいた。
修行中に調子がわるくなると衣を噛(しが)んで病気除けにするのだそうだ。

スリランカ人のように手で食べてみた。
30年ほど前に北インドで同じように食べた記憶がよみがえった。


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七年ぶりのスリランカに到着

2025-01-09 21:15:20 | スリランカ
スリランカ航空の尾翼には孔雀。

時差は三時間半。


「ジンジャー・ビアー」を今回の旅の手配会社担当が勧めてくださった。

生姜味、けっこうキツイです。

前回スリランカへ来たのはコロナ前2018年の1月だった。
※2018年のブログにリンクします
**

現地時間17時半過ぎ、コロンボ空港に到着。

VISAに代わるETAは通常US$50だが、現在日本など七か国については免除になっている。
入国書類もオンライン申請しておけば書く必要がない。

ネゴンボのジェットウィングホテルまでは45分ほど。
真っ暗な道でとつぜん魚市場がにぎわっていた。

このあたりの海は良い漁場なのだそうだ。

空港から干潟(ラグーン)を挟んで対岸にあるホテルに到着。

百メートルのプールがよく紹介されている。

途中に、2024年に新オープンしたスパとアーユルヴェーダ施療をしてくれる場所がある。

バワ建築らしい中庭も

建物の間にラグーンが見えてきた。

今日の我々の部屋はラグーン・ラグジェアリー




明日朝が楽しみ(^-^)




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バワの暮らした「ナンバー・イレブン」

2018-01-03 12:45:42 | スリランカ
ジェフリー・バワが設計した「ライトハウス」ホテルから出発し、19時過ぎの直行便で帰国便にのる一日。
※「ナンバー・イレブン」への訪問記はこちらにも載せています


「ライトハウス」は地元の人にも人気。今日も結婚式が行われる↓

バスの待つエントランスで、結婚式のお客を迎える太鼓が鳴り響く↓


高速道路をつかって一路北上。首都スリ・ジャヤヴァルダナプーラ・コッテ近くの出口で降り↓

人口の湖越しにジェフリー・バワ設計の国会議事堂を見る↓

※昨年国会議事堂を訪問した時の日記をこちらに載せています

↓仏教系放送局の前をとおる↓

↓ハスの花の形をした中国援助の会議場↓


●独立記念堂がみえてきた↓

キャンディで退位させられた最後の王、彼の署名した建物と同じにつくってある
※こちらからごらんください

☆装飾にはブッダ生涯だけでなく、そこへ至る魂が経験してきたたくさんの別の生涯の話も刻んである。
ひとつひとつ知りたいけれど、時間も知識も足りない。
↓この自分の首を持つ人物の話は?↓

別に書きます

昼食は、元バワの事務所であった「ギャラリー・カフェ」メニューはいつも変わらないが、変わらなく美味しい。バワの志向したエアコンの必要ない空間が心地よい↓


ここにもライトハウスでみかけた「マルタヴァンの壺」が↓


***
今回のコロンボの観光では、バワが住んだ「ナンバー・イレブン」」の見学を入れた。
※毎年同じ町を訪れても少しずつ違った観光内容にしている。《手造の旅》に、まったく同じものはありません。

バワは、元事務所「ギャラリーカフェ」(さっき我々がランチを食べた)との間を徒歩で行き来していたようである。
大都会の一角に残る、植民地時代のおちついた住宅地区↓

この一角にある四軒長屋のひとつにバワがすみはじめたのは三十代の終わりごろ↓

イギリスで建築の勉強をして資格をとり、スリランカへ戻って二年後↓イギリスで乗っていたロールス・ロイスも持って帰ってきた↓

狭い空間なので見学は予約制。一回に二十人程度しか入れない。まずはビデオで概略説明↓

その後、英語ガイドさんが案内してくれる↓
下の写真は入り口近くから家の奥へ続く直線の廊下。これがもともとは長屋をつなぐ路地であった↓

奥に間接光がふんだんに入ってくる。五つある「光の井戸」と呼ばれる小さな吹き抜けの他にも、↓こんな天井窓があけられていたりするのだ↓この羽をひろげたフクロウは「カンダラマ」ホテルで巨大に飾られていたのと同じラキ・セナナヤケの作品ですね↓






もともとは平屋なのだが、改築して三階にテラスをつくった、そこへ上ってゆく白い階段↓まるでギリシャの修道院のようだ↓

屋上テラスは小ぢんまりとして飾り気がない↓

バーカウンターは用意されていて、ここでどのような時間が感じさせてくれる↓


見下ろすと、となりに昔ながらの平屋の長屋が見えた。これも、バワが改築を請け負ったものなのだそうだ↓


寝室やリビングは撮影禁止なので全体の雰囲気を伝えるのがむずかしいが、「カンダラマ」「ライトハウス」といったバワの代表建築に二泊ずつした我々には見学する価値がある場所である。

*****
バワの手がけた湖の上の寺院に寄ったが、はじめて訪れた時のシンプルな構造にどんどん追加されていてびっくり。湖を見下ろす巨大なビルが建設されているのにもびっくり↓

スリランカ、これからもっともっと変わってゆくことでしょう。

最後にジャヤヴァルダナセンターへ寄ってから空港へ向かった。同じようなコースで毎年訪れているスリランカだが、まだまだ新しい視点を得ることができる厚みがある。

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ライトハウスでフットマッサージ初体験~午後三時からゴール旧市街へ

2018-01-02 12:36:02 | スリランカ
ライトハウスホテルの朝

目の前の岩場を散歩していた方が、近所の住民?に手招きされていってみるとウミガメが来ているのに出会ったという。「エサをあげてるからくるんだ」と言われたような気がするとのこと。ウミガメも餌付けできるんですか?小松は朝食で忙しくて出会っておりませんが↓

今日は午後三時までホテルで自由。
せっかくだから皆さんにSPAでマッサージの予約をお勧めした。
前回の方々に好評だったのです。
小松も今回は11:30にフットマッサージだけおねがいした↓
別棟があって、こんなバワ的な感じの空間↓

個室になっている↓

フットマッサージは、台湾の若石のものに出会ってから、いちど講習会へいってその後自己流で続けていた。
なので、少々痛いぐらいはどんと来い、と思っていたが・・・
あれ?ぜんぜん痛くありません。
そもそも考え方が違うマッサージなのだとだんだん理解していった。
血流が促進される感じはとても感じられ、トイレにいきたくなる。
三十分はあっという間で、一時間お願いしてちょうどよかった。

日本でもよくマッサージに行かれるという方に感想を聞くと「リンパを流す」というものなのだそうだ。
いろいろあるのですね。

SPAのすぐそとはプール

南国の鳥さんもひょこひょこやってくる↓


バワのもともとの建築は↓下の写真の右側部分まで。回廊でつないで左側を増築した↓


左の別館へおりてくる階段あたりには、いつもリスがかけまわっている↓



***
午後三時にライトハウス・ホテルを出発。ゴールの旧市街へ向かう。
「フォート」と呼ばれる城壁地区への入口に金色のニワトリ像がたっている↓

※この町の名前の由来に関してはこちらに書きました

↓入江になったところで地引網をやっていた↓

以前おなじような風景を夕陽をバックに見たっけ↓
※こちらにyoutube動画を載せております

今日はあまりとれていなかったようだが、すぐそばの魚市場は盛況↓


魚市場以外のマーケットが少し離れたところにある↓

↓この陶器の丸い入れ物は?ヨーグルトを売っております↓


****
旧市街「フォート」の入口にあるかつての倉庫が博物館になっている↓

日本のグループはほとんど入らないが、小松としては是非見ていただきたい場所だ。
博物館は二つに分かれているが、特にこの「海洋博物館」はゴールがどのような場所なのかを簡潔に理解させてくれる↓
★中国、明の時代にやってきた鄭和の建てた三か国語で書かれた碑文の話こちらに書きました
やたらたくさん壺があるなぁ、と誰もが思うだろう。交易船の品々を入れていたのだ。これだけでも時代や場所を特定できる。たくさん見ているうちにだんだんおもしろくなってくる↓


*****
オランダ、イギリス時代に強化された城壁部分↓時計塔はもちろんイギリス統治時代になってから




午後五時ちかくなり、暑さが和らぎすごしやすく光が美しい時間がやってくる。

こういう時間にこそ街歩きが楽しい↓この通りはかつてインド系の仕立て屋・生地屋が軒を連ねていたのだそうな↓


↑今回城壁の中は上の写真に写っているような三輪タクシーを分乗して見学した。
大型バスの侵入が禁止されるようになったのだそうだ。

ここ数年、この建物にあるレストラン「フォート・プリンタース」で夕食にしている↓


メニューは前回と変わっておりません、こちらからご覧ください。
前出の「海洋博物館」についても書いております

今回、ワインがお好きな方が、「以前飲んだことがあっておいしかった」というニュージーランドのワインを選んでくださった。
あ、これ、とても好みでした(^.^)↓


夕食を終えて、暗くなった旧市街を歩き、城壁すぐ外に待っているバスに乗ってライトハウス・ホテルにもどった。
ホテルの前で●サガリバナをみつけた
これは、スリランカではじめてその名前を覚えた花だった↓
夜にだけ咲く、大ぶりのとても特徴ある花である↓



イタリアのシチリアでのことなのですが・・・
サガリバナとケッパーについてこちらに書きました

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