午後三時半になって、ライトハウス・ホテルを出発した。 雨もパラつく、あいにくのお天気だが、城壁にとりまかれた世界遺産・ゴールの旧市街を少しはみておかなくては。
昨年、試行錯誤した★「海洋考古学博物館」へ↓入口に巨大な碇が展示されている。建物自体は東インド会社の倉庫だった場所。
千年以上栄えてきたゴールの港には、沈んだ船が眠っている。これを研究する「海洋考古学」は、ここ二十年ほどはじまったばかり。新しい発見も次々にある。地上の遺跡以上に、そのままの形で遺されたものは多い。
★船に積まれていたたくさんの壺や甕は、ばらばらになって海の底に沈んでいる。それらを引き上げて、もういちど元の形に復元すると製造地や用途が判明する。たいへんだけれど、おもしろい作業だ。↓これは、ペルシャでつくられた頑丈な石の甕。三世紀から七世紀のものと考えられ、中にはミヒンタレーの病院で使うため薬を運んでいたのではないかとされている↓
↓より多いのは、「マルタヴァン・タイプ」と呼ばれる陶器の甕。より汎用性のあるもので、現ミャンマーのマルタヴァンでつくられてたとされている↓
★★★中国の海洋提督・鄭和がのこした三か国語による碑文がおもしろい↓
★1659年7月2日にゴールの港で難破したオランダ船が復元されている↓
↑写真で後ろに写っている大砲は、引き上げられたホンモノ↑
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城壁には今でも灯台が建てられている↓
雨の切れ目を歩くと、インド洋の湿った暖かい風が心地よい↓
世界遺産の街といっても、住民は普通の生活をおくっている。まだまだ素朴なこの雰囲気、失われないでいてほしいもの↓
いちばん頑丈につくられた砦↓
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夕食は昨年と同じ「フォート・プリンタース」。ここは印刷物をつくっていた場所だという↓
足の下を、なにかが動いているとおもったら・・・↓
雰囲気のある小さなホテルでもあります↓
***2015年に泊まったアマンガラの前からバスに乗りライトハウスへもどる↓