小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

古いPCモニター売却

2005年04月29日 | Web、Blog、PC
room050429a古いPCモニターサリーちゃんやらで、部屋の中がゴチャゴチャ。モニターを処分するには4,000円程お金が掛かるので、綺麗に掃除してPCショップの中古買取に出してみます。
そうだ、モニターを掃除している間に前々から汚れが気になっていたカーテンを洗濯しよう。窓も汚いから掃除して、PC裏のホコリも気になっていたから、PC本体も、テレビも、ベランダも・・・。結局、大掃除になってしまいました。お陰で部屋の中が綺麗になって気持ちイイ。
モニターはどうなったかと言うと、1,500円で売れました。作動確認で引きとって貰えないと思ってたのに。綺麗にした甲斐がありました。やっぱり外見も大事ってことね。

room050429b一方このサリーちゃんコーナー。ゴミじゃないですよ。サリーちゃん本体と、パーツと、磨き小物。どうにかしなきゃ。


ブログ高負荷対策日程でました

2005年04月28日 | お知らせ
このブログサービスを行っているOCNより、ブログが重い現象に対する対応策及び対応日程のアナウンスがありました。
OCNのアナウンスはこちら。
 「ブログ人サービスの高負荷に対するソフトウェアの改良を実施しております
それにしても日程を示すのが遅すぎですね。原因が判らないなら判らないで、見込み、或いは目標でも日程を示すものでしょう?プロらしくないですね。日程通り出来なかったら謝罪と新日程をアナウンス。クレームは当然来るでしょうけど、潔く受け入れるのがサービス(製品、商品)を提供している者の役目です。ブロバイダー業界はこんな対応で済んでしまうんですかね?
と、文句を言って更新が空くのを防いでいるコソクな私。

ついでにお知らせ。デザイン変更してみました。OCNのブログ人に追加テンプレートがあったので使ってみました。FLASHの時計付きです。更に重くなったりして。

も一つお知らせ。と言うかおことわり。時々細かい記事を書いていますが、ブログをメモ代わりにも使ってますンで、テキトーに読み飛ばして下さい。



PCモニター新しくしました

2005年04月27日 | Web、Blog、PC
PCモニターのゴーストに悩まされて早1ヶ月、モニター新しくしました。モニターはiiyamaのHF703E U。CTR(ブラウン管)です。画像のピントがビッシッと合ってやっと頭痛から開放されます。心持ちPCが速くなったような・・・。これは洗車すると車が調子良くなったような気がするのと同じ効果?(効果とは言わんでしょう。「気のせい」ですね。)
液晶モニターも安くなったので、場所をとらない液晶をと考えたのですが、画質がイマイチ。高いヤツでも滲んで見えるのですね。第一、前の記事に書いた通り私のPC環境では液晶は動きません。
じゃCTRは、と調べてみると、安っ!17インチで18,180円。今まで使ってたヤツの1/2以下です。こんなに安いなら早いトコ買っとけばよかった。これよりも安い一流ブランドものもあったのですが、モニターだけは現物の画質を確認しないと安心出来ないので、ワタシ的に信頼のおけるiiyamaにしました。それにこのモニター、PCが2台繋げるンですねぇ。

これでストレスフリーのPC環境!とはいかないンです。PC本体が今ではどうしょもならない程スペックギリギリです。Webを見る程度なら全然問題無いンですけど、グラフィック系ソフトを使うとフリーズの嵐。CGをやるときは、ネットを切って、常駐ソフトを全部オフにして、メモリークリアーをマメにしないと、必ずフリーズします。バックグラウンドでアンチウイルスソフトが動き出すと、それだけでフリーズ。ウ~ン。サリーちゃんを組む金で、今より4、5倍早いPCが買えるな。フレームの値段でもメモリーさえ積めば十分かな。

ちなみに今のPC環境は、
  OS:Win98
  マザーボード:A-OPEN AX6BC-R
  CPU:ペンティアム3カッパ-マイン 800MHz
  メモリー:SD PC100 512MB
  ビデオカード:Voodoo3 3000 AGP
ね。どうしょもないでしょ。かつては速かったンですけどねェ~。
メモリーさえ積めばCG系は動くンですけど、チップセットの制限でこれ以上積めません。第一Voodooと言う時点で不用意にWinUpdateできないので危険です。
OSクラッシュ(ハードディスク)を3回もやっているんで、今度クラッシュしたらPC環境復元する手間は同じだから、その時買い換えようと呑気に構えていたのですが・・・。レイン2サリーちゃんと、散財してしまいました。
ウウッ!ヤバイ。PCに食指が動き始めてしまいました。と言う訳でWebちょっと見てみると、ペンティアムの600番台とか500番台って何?セレロンのDって?アスロンの64?+って?ソッケットも、MBのチップセットも、メモリー、ビデオカード・・・全然分かりません。やっぱりクラッシュするまで放っておこう。一件落着。

モニターがサッパリしたので沢山書いちゃいました。DM24用のデカルロゴでも作っろと。Fホイール組みはどうしたかって?面倒クサイのは後回し。遊びなンで、楽しいコトからやりましょう。


22 サリーちゃん育成、今だ進まず

2005年04月26日 | MTB[SURLY 1×1]
「サリーちゃん」ことSURLY1×1の育成が進んでないです。BBもリムも入荷したんですけど、チェーンリングがまだ入っていないですよねぇ。
チェーンリングがないと正確なチェーンラインが出せません。チェーンラインがリアホイール廻りの全ての基準になるので、見込みではなく正確に測っておきたいンです。チェーンライン(の車幅方向の位置:フレームセンター~チェンライン距離)を何に使うかっていうと、下記の通り。

1.①チェーンライン測定→②リアハブフランジ位置決定
 →③ホイールセンター~②距離よりスポーク長算出
 →④ホイール組み
2.②→⑤ディスクローター、及びブレーキキャリパー位置決定
 →⑥フレームブレーキマウント~キャリパー隙間決定
 →⑦ブレーキキャリパースペーサー製作
3.④→オートD取り付け位置決定→⑤取り付け部品製作

MTBに軽快車用のインター3、オートDを組み合わせるというイレギュラーなことをするので、以上のような作業が発生します。
さて、どうしよう。そうだリム用の「ALEX」ロゴデカールを作ろう。KSKさんの「ARAYA」キラキラロゴのマネッコのヤツ。
ちょっと待てよ。Fホイールは組めるじゃん。この記事書いてて今気が付いた。いやマジで。
ということで、次はFホイールのスポーク長計算&ホイール組みです。でも、ロゴデカール作りの方が楽しそうだなァ。ホイール組みって頭こんがらがっちゃうンですよねぇ。必ず一度は逆に組んじゃうし・・・。



PCモニターが調子悪い

2005年04月25日 | Web、Blog、PC
ここ1ヶ月ばかりパソコンのモニターの調子が悪いです。モニターの調整をしたり、ビデオカードも含めドライバーを入れ直したりと色々誤魔化してきたのですけど、いよいよダメです。ココのところゴーストが酷くて、しばらくかかったことの無い3D酔い状態。頭が痛いです。ちなみにビデオカードはVoodoo3 3000AGP、その前はVoodooRush。懐かしいィィ~!3D酔いとVoodooとでお里が知れてしまいますね。Voodooといってもクロモリフレームが得意なMTBメーカーじゃないですよ。その昔一世を風靡した3dfx社のゲーマーご用達ビデオカード。3dfxはとうの昔に他の会社に吸収されてしまいました。

ところでモニターですが、数年前同様の故障を有料で直しています。モニターメーカーに「部品の耐久性に問題があるのでは?ワランティで直してよ。」みたいな内容のメールをやんわりと送ってみたのですが、「同じ部位の故障なら検討するけど、同じ所の故障とは断定できないッス。今のCTRの価格なら修理は現実的では無いかも?」みたいなお答え。そりゃそーだ。
液晶モニターも含め新規購入を検討してみました。量販店で液晶モニターの現物を見てみましたがイマイチ画質が気に入りません。CTRに比べるとちょっとボケ気味。ってVoodooで液晶モニターが動く訳無いじゃん!今日、気が付きました。CTRに決まりです。今CTRってこんなに安いの?確かに修理代+送料で買えてしまう。


富士パノ用ダイバー完成

2005年04月24日 | MTB[Kuwahara ダイバー]
Diver050424今日はトレイルランは1本で上がって、昨日の続きです。ところで、昨日リア26inに換えたDMRですが、久々のリジットだったので24との違いは良く分かりませんでした。特に違和感は無かったのですが、倒しこみ時の鋭さが鈍った気がします。レインに慣れちゃったせいかも知れませんけど。

で、ダイバーの方はどうしたかと言うと、
①リアホイールの24in化。(昨日)
②シフターケーブルのフルアウター化。
③シフターとブレーキレバーの位置入れ替え。
 (「グリップの握り方(ガレ場の下り)」の記事を実践する為、シフ
 ターのインジケーターを外して、ブレーキレバーの外側に持ってき
 て、ブレーキレバーを内側に寄せる。)
④リアサスユニットのリザーバータンクをサドル下から、フレームに
 移動。
 (サドル位置を上げる為)
⑤ユニットを外したついでに、アームの作動確認。
 (異常無しなので、ベアリングはバラさず。っていうか面倒なので
 やらない。)
⑥ひん曲がったサドルを新品に交換。
 (新品と言っても、昔破格で買った新古品。)
こんなところ。ユニットを外したついでにお掃除。折角なのでWAXもかける。リアサスのスプリングの汚れも気になるので、磨いちゃう。部屋の片付けのようにエスカレートしちゃいます。
ところで、でっけぇチェーンリング。めったに漕がないのに・・・。デカサドルも前時代的。KOWAのDHーRもあらためて見ると細いですねェ。ケーブルのフルアウターに対応してないのでタイラップだらけになってしまいました。
しかし、カッコイイィ~!手前ミソですが、カッコイイです。まあ私の主観ですが。
一見軽そうに見えるけど、今時のDHバイクに比べると重いです。サスのホイールストロークは160mmだけど、富士パノのBコースを走るには面白いバイクです。
富士パノ楽しみだぁ~。


富士パノ準備

2005年04月23日 | MTB[DMR トレールスター]
DMR050423大型連休の富士見パノラマ行き(Bコース走れるようになってるかなぁ。Bコースが一番好きなんだよなぁ。一番下のヌタヌタはダメだけど。)に向け、DHバイクのクワハラ ダイバーの整備です。昨年春先に乗りッパのまま、ずっといじってもらえなかったダイバーくん。やっと手を入れて貰えます。私はリア24inとの相性がイイのでDMRの24inRホイールを使います。元々ダイバーのFフォークの突き出しとRサスのジオメトリーはリア24inに合わせてあります。
まずはDMRに使っているDM24を外して26inにしました。フツーの外観になってしまいましたね。ちょっと乗ってみると倒しこみがダルになって、ハンドルは切れ込むようになった気がします。ちょっと怖いです。でも、これがフツーのジオメトリーのハズ。ナレの問題かな?明日試してみます。
Diver050423次にDM24に付いていたタイヤとチューブをDH用に変えます。・・・・・あれ?あっ!私、ウソをついておりました。こちらの記事で「DMR、レイン2どちらのチューブも200g前後のフツーのMTB用チューブです。空気圧は1.9気圧。」と書いておりましたが、DMRはDH用のウナギチューブでした。1.9気圧で使っていればパンクしない訳です。買って入れたつもりになっていた軽い24inのチューブは何処にいってしまったのでしょうか?何処かのパーツの山に埋もれている筈。もったいない。探さなければ。
と、ナンダカンダやっているうちに閉店時間です。まだメンテは終わっていません。今まで何もやってなかったツケですね。明日のトレールランは早く上がって、ダイバーを仕上げちゃおう。




REIGN2へのチェーンデバイス取付(2)

2005年04月22日 | MTB[GIANT レイン2]
OCNのブログがやたらと重い。管理画面(編集画面)は正常なので、夜編集し、朝にアップしてみる。

私のDMRをF1枚、R9速にする為(サリーちゃんとかぶっちゃたからネ)、F用デバイスを探すついでに、一般的なデバイスを探してみました。

MRP SYSTEM 3 参考価格はこちら。うわっ高い!
EVIL Security Chainguide(SRS) これも高い。
 EVILのHPには載ってません。
 確かSJさんのがコレでしたよね。インナーも使えるDual Ring
 security(DRS)もあります。
e13components Street-Trail Security - STS ™
 SRCGの参考価格はこちら。これまた高。
 インナーも使えるDual Ring Security - DRS ™もあります。
 ところでEVILはe13のOEMなんでしょうか?HPリンクしてるし。
 EVILとe13、ISCGアダプターでフレーム干渉を逃げてくれるか?
 逃げてくれても、回転止めをどうするか?クランクシャフト長が
 足りるかが確認要ですね。
blackspire Chainguides 参考価格はこちら。2万円切ったけど
 まだ高い。私の金銭感覚がずれているのか?
 いっぱい種類があります。インナーも使えるDewlie Chain Guide
 もあります。
da bomn Chain Guide 
 個人的には安いであろうと言うことで興味があるのだが、代理店さ
 んも含め日本のweb上で見つからないので、国内販売してないの
 でしょう。
ROOX ROLLERCOASTER 参考価格はこちら。明瞭な画像は
 こちら。実車取付状態がこちら
 Kさんがマングースに使ってますね。no trackさんもお勧め。 
 (こちらの→purodcts→Recommend参照。)
 ユーザー評価も高いようです
 ネックは、バッシュガードと両立しないかもしれないこと。
Goldtec Manacle HT and LT 参考価格はこちら。実車取付状
 態はこちら
 個人的には、比較的安価、軽い、漕ぎがかるそうなので興味があ
 ります。しかし、これもバッシュガードと両立しないかもしません。

大所はこんなところでしょうか。既に把握してた?
何れのデバイスも、前回の記事の①が第一のネックとなりそうです。これがクリアーできれば取り付けられる可能性が大いにありそうです。

DMRの方はどうするかっていうと皆高いので、手持ちのMRPブーメランアームを加工して(また加工かよ!)取り付けられないか試してみます。性能には関係ないけど、このローラーの色いいなぁ。でも高いしMRPとの互換アヤシイからコッチかな?
まあ外観に金かけてもつまんないか。金掛けるなら Goldtec Manacle かな。


REIGN2へのチェーンデバイス取付(1)

2005年04月21日 | MTB[GIANT レイン2]
まやもや眠れないので、下書きしといた記事を揚げちゃいます。
その前にお知らせ。
ここ2、3日私のブログの表示が遅い、重い、コメントが投稿が出来ない等の現象が発生しているかと思いますが、皆様の通信およびPC環境によるものではありません。私が利用しているOCNのブログサービス[ブログ人」にて何らかの不具合が発生している為です。ご不便をお掛けしますが、現在原因究明、対策を実施中とのことで、もうしばらくお待ち頂くようお願い致します。
[関連記事]
「ブログの閲覧、ブログ人管理画面からの投稿等での断続的な表示遅延の発生について」
「ブログの閲覧ができない状態が発生している件につきまして」
上記1番目の記事にトラックバック(TB)しておきました。
ブログ人のメンテ情報ページには、クレームと怒りのコメント、TBが山盛り状態でしょうから、私のOCNに対するコメントは「ワーイ!初めてトラックバックしちゃった。早く直してね。」にしときましょう。

※夜中だから軽い々々。

では、さて本題。
REIGN2へのLRP取り付け(1)、 (2) 」の結果を受け、レインにチェーンデバイスを取り付ける場合の問題点、確認項目を整理してみましょう。(またまたニッチな内容。レインの日本向け1stロッドは50台程度?。2ndロッドは既にバックオーダーを抱えている状態と聞いてますし、ほとんどレイン2購入予定のYさん向け?)

[レインへのチェーンデバイス取り付け時の問題点、確認項目]
①BBフェイス面にアーム類を取り付けた場合、干渉部位はないか?
 「あり」→②へ、「なし」→④へ
②BBスペーサーにて対応。(詳細はこちらを参照。)
 アーム板厚+スペーサー厚が5mm以内か?
 「5mmより大」→③へ、「5mm以内」→④へ
③クランクシャフト長(四角、オクタリンクBBの軸長に相当)変更要。
 ※レースフェイスに対応クランクあるか調査要です。
  対費用で考えると実質NGかな。
 ※下り系では気にしないけど、Qファクター(ペダル車幅方向位置)
   が変わります。
④ローラー類とクランクの隙はあるか?
 「ある」→⑤へ、「ない」→⑤を確認の後⑥へ
⑤ローラー類とチェーンリングの車幅方向の位置関係は適正か?
 「不適正」→⑥へ、「適正」→⑧へ
⑥ローラー類の調整、加工により、④、⑤の問題を解決できるか?
 「解決できる」→⑧へ、「解決できない」→⑦へ
⑦取り付け不可と思われる。
⑧取り付け可能と思われる。

こんなところですかね。皆さんもご存知の通り、チェーンデバイスの取り付けは試行錯誤なので、上記以外に問題点、解決策はあるかもしれません。
ところで、こんなこと書かれても現物がないと確認できなネェーじゃん。そうっスね。デバイス買ってから付きませんでしたでは悲しいですからね。どうしたら現物ナシに確認できるか考えて見ましょう。

[画像処理ソフトで透過で重ねて確認する]ってのはどうでしょう?
(1)レインのチェーンリング側クランク及びBBを外す。
(2)BBフェイス面から出っ張てる部位に、マスキングテープなどで印
  をつける。
   「+1mm」、「+2mm」ぐらいは印をつけた方が良いでしょう。
(3)スケール確認用のマーキングを適当な部位につける。
(4)真横から、BB廻りの写真を撮る。
(5)Webでお目当てのチェーンデバイスの画像を手に入れる。
(6)(4)と(5)の画像をレイヤーを分けて画像処理ソフトに取り込む。
(7)デバイスのPCDやISCG穴と、(3)で付けたマーキングを頼りに
  各々の画像のスケールを合わせる。
(8)各々の画像を透過で重ねる。
これで上記の①ぐらいは大雑把に確認できるでしょう?どうです?ダメ?

一番簡単なのは、「REIGN2へのLRP取り付け(2)」の最後に書いた通り、アウターにバッシュガードだけ付けて、Fディレーラーとチェーンのテンション(チェーン長ギリギリ短縮)で、チェーン脱落を防止する方法。これがお勧めです。

もっと元も子もない話し。チェーンテンションとディレーラーの調整が適正ならば、アウターに入れない限りそうそうチェーンは脱落しないと思います。アウターをぶつけて歯を曲げてからバッシュガードを取り付けるって手もあります。


REIGN2へのLRP取り付け(2)

2005年04月20日 | MTB[GIANT レイン2]
「REIGN2へのLRP取り付け(1)」の続きです。前回の無茶な取り付けのままでは、精神衛生上よろしくありません。(そのうち忘れちゃうンだけど、それがコワイ) ちょっと復習。
<問題点>
 「BBとフレームのBBフェイス間に、LRPのチェーンテンショナーアームを挟んだ為、LRPアームの板厚分BBが外側に移動してクランクと担ぎ、結果クランクが回転しなくなる。」
う~ん。分かり難いですね。図で説明すれば分かり易いンですけど、今は描く気力がありません。分からなかったらコメントに「図を描け!」とリクエストして下さい。描きますから。
で、対策としてはLRPアームの板厚分BBを内側に移動させてあげればイイんですね。幸いイニシャルの構成でBBとBBフェイスの間に厚さ2.5mmの樹脂スペーサー(樹脂ってことは、パッキンの役割してるの?)が2枚設定してあります。このスペーサーの抜き差しで調整できます。もしかして、その為のスペーサーなの?
但し、樹脂スペーサーを1枚抜いただけでは解決しません。LRPアームが厚さ3mm、樹脂スペーサーが厚さ2.5mm。0.5mmクランクとBBが担いでしまいます。試しに樹脂スペーサーを1枚抜いて組んでみると、やはりクランクが担いで回ってくれません。そこで登場するのが旧XTR用のBBスペーサーです。確か1mmか1.5mmの薄いものがあったはずです。
シマノから取り寄せるのも面倒なので(在庫あるのかしら?)、スペーサーを持っていそうなTさんに電話で了解をとって、自転車やさんに置いてあるTさんの部品置き場を漁ります。そーなんです。お店の倉庫の一部は常連さんの部品置き場と化してます。私などはアパート暮らしなのでパーツの他にバイクを2台も置かせて貰ってます。洗車や整備などもお店でやらせて貰ってて、この自転車屋さんにはお世話になりっぱなし。店長に了解を貰ったので、後で詳しく宣伝させて頂きます。
話しはそれましたがTさんのパーツを漁ると、出てくる出てくる、困った時に役に立ちそうなスモールパーツが一杯です。勝手に後で探しやすいように整理しちゃいます。肝心のBBスペーサーは、旧XTRのt2.5が2枚、セイントのt2.5が2枚、MRPに付いてくるt3.0が2枚。残念ながら薄いのはありません。
MRPのなら自分でもt2.5のものを持っています。これを0.5mm削ることにします。樹脂スペーサーは綺麗に削れそうもないので止めときます。スペーサーの端面はBBフェイスに相当する面となるので、ある程度精度を確保しなければいけません。砥石があれば比較的簡単に平面が出せるンですけど、砥石は家に置いてきちゃいました。そう、この作業は自転車屋さんの店先でやらせて頂いています。仕方がないので、ノギスで測りながら金ヤスリで「ナンで俺って削ってばかりなんだろ。」と思いながらシコシコ削ります。どうにか平面度0.1mm以内に収めることができました。まあ上等でしょう。
LRP-050417-01左の写真がこのスペーサーを組んだ状態です。作業時にカメラを持ってくるの忘れたので、先日トレイルに行ったときに撮りました。泥が付いてて見難くてスミマセン。BBフェイスとLRPアームの間にt2.0したスペーサーを挟みます。ココにスペーサーを挟む理由は前回の記事を参照して下さい。
LRP-050417-03クランクとLRPローラーとのクリアランスは左の写真の通り。ギリギリです。LRPチェーンガードとLRPローラーの位置もかなりズレちゃってます。コレだけズレるとFミドルにおいて、チェーンがローラーの段付きによって外側に押されてチェーンガードに干渉しチャラチャラ音がします。インナー×ローにおいてチェーンがLRPアームに擦れるのはどうしようもありません。
LRP-050417-02ミドルでのチャラチャラ音は、左の写真のようにローラーの段付きを削ることによって解消できます。金ヤスリでは全然削れないので、自転車屋さんのリューターを借ります。電動工具って楽チン。あっという間に削れてしまいました。自転車屋さん様々です。
後はまたまたズレたチェンラインに合わせてFディレーラーを調整して完成です。

ここで元も子もない話し。前の記事に書いたようにチェーンの長さをギリギリに詰めて、Fディレーラーを適正に調整すれば、テンショナー無しでもチェーンは外れないと思います。少なくとも落ちることはありません。バッシュガードだけで十分に思えます。漕ぎも軽くなりますし。




久々の高速トレイル

2005年04月19日 | MTB[GIANT レイン2]
Sakura1-s
Sakura2-s一昨日は、ちょっと遠出して久々の高速トレイルです。イメージとしてはジープロードと呼ぶには語弊のありそうな荒れた林道。小さめのクロカン四駆じゃないと通れそうもない道です。しかし良い天気です。暑くも無く寒くも無く桜も満開で、40分の押し上げなどせずにユル~リしていたい気分です。
去年は重いクワハラ ダイバーで来ましたが、今回はレイン2です。早速クルクル漕いで登ります。レインの本領発揮!楽チンです。しかし勾配がキツクなってくると流石のレインもライダーのテクと体力が無いと登ってくれません。まあ押した方が楽です。無理せず押しましょう。
漕ぎで無理したのか、やたらと息が切れます。と言うより日ごろの不摂生がたたっているのでしょう。いつのまにか女性陣にもおいて行かれてしまいました。ん?なんかオカシイ・・・。去年のダイバーよりやたらと苦しい。ゲロ吐きそう・・・。スタート地点に着いたら死にそうな顔をしているのは私だけ。やはり運動不足です。体力が2次曲線を描きながら落ちていくのが容易に目に浮かびます。
気を取り直して楽しい下りです。高速コースは特に自信がないので、一番後ろを走ります。上手い人達は鬼漕ぎで下って行きますが、私は漕がないでもかなり怖い。コーナではドアンダーです。何故?ナゼよ?サスペンションは全然問題無い。剛性も不安感無し。そうだ!タイヤだタイヤ!柔いフリーライドタイヤだから、コーナーで横に弾かれるんだ!・・・と誤魔化してはいけません。機材のせいにすると恥をかくのは自分、と言うのは周知の事実。恐怖心で体はガチガチ、ブレーキは握りッパでは曲がる訳は御座いません。全然タイヤに荷重をかけてやれてません。ダイバーで下った時はスゴク気持ち良かったのに・・・なんか全然楽しくないぞぉ。
お昼を食べて二本目。スピードに慣れたせいか体が柔かくなりました。リア荷重でコーナーに進入し、Fブレーキをリリース(Rブレーキは怖くてまだ放せません。軽く引きずりながら進入してます。)と同時にスパッとバイクを倒しこんでタイヤのエッジに荷重してやると、「ギュイィ~ン」。なんだ曲がるじゃん。斜めの水切りがある直線部も、体を柔かくしてバイクを自由にしてやれば、なんなくクリヤーしてくれます。楽しくなってきました。
良く考えればダイバーのストローク160mmに対し、レインは140mm。Fサスはパイクなので全然問題無し。Rユニットはエアサスですが私のスピード域ではコイルかと思えるくらいの踏ん張り具合。レイン2全然問題無しです。
ダイバーのリアユニットのゼストは、リバウンドダンピングを最遅にしても、かなり速めなので、スピードが上がってくるとビヨ~ンと跳んでしまいます。(まあコレが気持ちイイんですけど) これに対し、レインのリアはシュコンシュコンと全てのギャップを吸収してしまいます。跳ぼうとアクションしない限りジャンプしません。エアサスなのに凄いッスねェ~。カルチャーショックです。ダイバーくんの立場は?私の持ってるバイクの中で一番高いバイクなのに・・・。
漕ぎはしないけど調子出てきました。(ローカルトレールで無理は禁物。怪我をしたらシャレになりません。そー言えばダイバーは漕げたナ。ダイバーくん、DHバイクとしての地位は死守したようです。) よ~し。バームの上の方を使ってやる。ズモモモモモ、ボコッ!急に曲がらなくなったと思ったらバームに真っ直ぐ突っ込んでしまいました。あららら。先週に引き続きまたもやパンクです。今度はFタイヤ。フォールディングビードのフリーライドタイヤでバイク任せで走るのは無理があるのかな?タイヤの中に土が入っていました。(「ズモモモモモ」の時に入ったのかもしれないけど)
BlowOutP皆が心配するといけないので、チャッチャとチューブを交換しちゃいます。こういう時フォールディングビードは楽チンです。チャッチャとパンク修理完了!皆が心配して登ってこないうちに下りましょう。Fホイールの取り付けと回転を確認して、バックパックを背負って、グラブをはめて、ヘルメットを被ってエエ~ッ!!?
BlowOutM-s
ハア・・・ヘエ・・・。ヘルメットは100m程下で止まってくれたけど、取ってくるのにパンク修理と同じくらい時間が掛かってしまいました。案の定、みんな途中まで登って来てくれてました。皆さん、ご心配かけて申し訳ない。
そのままもう一回登って、下ってその日はおしまい。とりあえずレイン2は凄いバイクという事が分かりました。(あの価格でだもんなぁ。スゲェ。)

こんな4コマ漫画描いてたので、2日も更新が空いてしまった。








REIGN2へのLRP取り付け(1)

2005年04月16日 | MTB[GIANT レイン2]
LRP08-050409REIGN2へ中途半端に取り付けていた、おちゃらけたLRPをキチンと取り付けます。上の写真が「見た目」キチンと取りついた状態。なかなかカッコイイでしょう。でも取り付けには、また一波瀾ありました。

LRP01-050409左の写真に示す通り、LRPのチェーンテンショナーアームのフランジがフレームに干渉します。これは、予め把握していた障害です。現物合わせでフランジを削る部分にケガキ線を入れます。




LRP02-050409ケガキ線を赤線で強調しました。斜線部が削る部分です。削りは金ノコと金ヤスリです。



LRP03-050409削り終わった状態です。ヤッツケ仕事です。愛情が感じられません。いいンです。見えない部分ですから。但し、BBフェイスとの当たり面がガタガタしちゃったのはマズイッス。

LRP05-050409BBフェイス面に直接アームを取り付けると、斜線部分が干渉してしまいます。BBフェイスよりピボットの方が出っ張っているんですね。ブーメラン形状のアームを取り付ける場合は、更に干渉する部分がありそうです。

LRP04-050409そこで、元々付いていた樹脂製スペーサー(パッキン?)をBBフェイスとアームの間に挟みます。アームのフランジは削りすぎちゃったみたいです。




LRP06-050409ココからが問題です。BBとBBフェイスの間にLRPのアームを挟んでしまった為、クランク軸(左クランク、写真の軸内側)に対しチェーンリング側クランク(右クランク、写真の軸外側)が出っ張ってしまいました。本来この2つは面一(ツライチ)にならなければいけません。このまま締め付けるとクランクがBBを押してしまい、クランクが回らなくなってしまいます。

LRP07-050409ここから先はマネしないで下さいね。無茶なことをします。ちゃんとした解決策は後で書きますから。
翌日走る予定なので、とりあえず走れるようにします。適当な部品も加工する時間もないので写真の通り。手持ちのステンレスワイヤーをボルトに巻いて軸力をクランク軸に逃がします。目を覆いたくなるやり方。まあ一日ぐらい緩むコトもネジ山を潰すコトも無いでしょう。事実大丈夫でした。

あとは、リアのショックユニットを外してフルストローク状態を再現し、Fミドル、Rローにチェーンを懸けてチェーン長を詰めます。それから、LRPアーム取り付けによってズレたチェーンラインと、Fアウターを外しに合わせて、Fディレーラーを調整しておしまい。

・・・・おしまいじゃないですよね。

上記対策の詳細は別途記事にしますが、概略はLRPアームを挟んだ分BBとBBフェイスの間を詰めればいいンですね。元から付いていた樹脂スペーサーを抜いただけでは足りません。旧XTR用に薄いスペーサーがあったはずです。SJさんに教わりました。


21 サドルの表皮貼り換え

2005年04月15日 | MTB[SURLY 1×1]
Completion01-s「サリーちゃん育成」またもや先に進んでいないので、古いネタを蔵出しです。
上のサドルが「サリーちゃん」ことSURLY1×1に使う予定のサドルです。現在チタニシモに使っているモノ。チタニシモくん、またもやサリーちゃんにパーツを取られてしまいました。チタニシモくんはどうなってしまうンでしょう?
このサドルはセルイタリアの古いフライトなんですけど、表皮がボロボロになったんで自分で貼り換えてあります。今回はその表皮貼り換えを記事にしてみます。
私は皮のことは何も分からないので、自分なりのやり方で貼り換えました。皮職人の方が見たら怒られてしまうかもしれません。もしこの記事を参考に表皮貼り換えをされる場合は、ご自分で情報の正否を判断して下さるようお願いします。

Repaper01-sこれがオリジナルの表皮を剥がした状態です。昔、ロードバイクでの通勤に使っていたのでボロボロです。信号で停止する際、お尻をサドルからトップチューブに移すときに擦る部分が擦り切れてます。雨の日も使ってたのでお尻についた砂利で擦られて跡形もありません。通勤通学が、自転車にとって一番過酷な使用環境かもしれません。このまま捨てるには勿体無いサドルなので、表皮を貼り換えることにしました。

Repaper02-sこれがオリジナルの表皮を剥がしたサドル上面のスポンジの状態。表皮を剥がす際は出来るだけスポンジが剥がれないよう慎重に作業した方が良いです。仕上がりに大きく影響します。私の場合表皮と一緒にスポンジも剥がれてしまい、スポンジ表面が穴だらけになってしまいました。仕方が無いので接着剤でゴムスポンジを穴に貼り付け、紙ヤスリで面差が無くなるよう整形してあります。けっこう丁寧に整形したつもりでしたが、仕上がりはボコボコになってしまいました。

Repaper03-sこれが皮を切り出す為の型紙です。写真はフライトと一緒に貼り換えたタイオガのマルチコントロールXLのモノ。広告等の薄い紙にオリジナルの表皮を型取りし、コレをサドルに当てて間違いないか確認します。ビニール袋やウェス等柔かい素材の方が、現物合わせ確認がやり易いかもしれません。
現物合わせ確認した型紙を、皮の型取りが正確にできるようダンボール等の厚手の紙に写し取ります。心配性の私はこの際、3mmほど外形線大きく取っています。

Repaper04-sこれが貼り換えに使ったサドルレザーと、皮を接着するG17ボンド、皮を仮止めする事務用クリップ、皮にクリップの痕が付かないように挟む厚手の塩ビシートです。塩ビシートは、新聞紙やウェスを折り畳んだモノでも良いでしょう。皮はDIYの皮細工の材料等を扱っているお店で手に入ります。私は大きめのホームセンターで手にいれました。
皮の種類は色々ありますが、私は店員さんが一番丈夫だと言うサドルレザーにしました。厚さはオリジナルの表皮が1mm弱だったので1mmのモノにしましたが、手作業で貼るには少し厚すぎるようです。サドル裏に織り込む際の発生する皺がなかなか消えてくれません。耐久性と仕上がりの両立を考えた場合、0.8mmぐらいが良さそうです。

Repaper05-sこれがサドルレザーの裏側に型紙から型を写した状態です。(この写真もタイオガのモノ。) 貼り付けの基準とする中心線とサドル外形線、及び皮の切り取り線をケガいてあります。これを鋏などで切り取り線に沿って切り抜きます。

次の作業は写真が無いので、言葉だけで説明します。

・皮の馴染み出し
 切り抜いた皮をそのままサドルに接着しようとしても、サドル裏への織り込み部分に皺が生じて綺麗に仕上がりません。まずは皮がサドル表面の形状に沿うよう馴染みを出します。
レザー製品手入れ用のクリーム等を塗りこみ皮を柔かくします。塗り込む前に皮の切れ端に試し塗りし、変色等が無いか確認することをお勧めします。ミンクオイル等でも良いとは思いますが、私の場合油分過多となりそうな気がしたので、「レザーマスター」の「ソフトクリーナー」というものを使いました。高いッス。「ソフトクリーナー」と「プロテクションクリーム」のセットを買いましたがサドルレザー購入費と合わせると、フライトは買えませんが、そこそこのサドルが買える出費となってしまいました。まあ、後々の手入れにも使うので良しとしてます。このクリーム類の選択はコストとサドルの使用環境を考えて選択した方が良いでしょう。私のサドルはMTBでの使用なので既に傷だらけ染みだらけです。正直手持ちのミンクオイルでよかったかナと思っています。
話しは逸れましたが、皮にクリーム等を塗り込んだら、貼り付け基準にサドルを合わせ、サドル曲面に沿って皮を丁寧に伸ばしていきます。この際手垢が付かないよう作業用の布手袋をした方が良いでしょう。サドル裏面に織り込む部分では皺が生じると思いますので、さらにクリームを塗りこんで皺が消えるよう皮を伸ばしていきます。サドル裏面に皮を織り込むごとにクリップで仮止めしていきます。その際クリップで皮を傷付けないよう、前記した塩ビシート等を間に噛ませましょう。全体を綺麗に織り込んだら、皮にクセがつくまで一晩か二晩このまま置いておきましょう。

Repaper06-sこれがクセのついたサドルレザーとサドルに接着剤を塗った状態(コレもタイオガ)。接着剤の使い方はその接着剤の取り扱い説明に従います。私の場合はG17ボンドなので、接着面全体に薄く均等に塗り、半乾き状態になったら貼り付けます。貼り付けはやり直しが効かないので、サドルレザーにケガいてある貼り付け基準線に合わせて慎重に貼り付けます。外周をサドル裏に織り込んだら、乾くまでクリップで固定しておきます。この際も皮を傷付けないよう前記した塩ビシート等を噛ませて置きます。

下の写真が出来あがり状態です。ゴムスポンジで穴埋めした部分がポコポコしています。1mm厚のサドルレザーでもこの状態ですから、スポンジ表面の滑らかさが大きく仕上がりに影響するようです。
Completion02-s


グリップの握り方(ガレ場の下り)

2005年04月14日 | MTB[ライテク]
MTB初心者の方に読んで頂ける(であろう)記事の第4弾です。初めてのライディングテクニックの記事になります。

ガタガタの下り(石がゴロゴロしているような状態を「ガレてる」と言ったりします。)では、どんどんスピードが上がっちゃうし、ブレーキは効かないわで怖いですよね。上手い人は、「手前ばっかり見てないで行き先を見て、ガレてない所まで一気にブレーキを掛けずにトントントンって行っちゃえばイイんだよ。」とか言ったりしますが、そうは行かないのが初心者です。
怖くないスピードまで落とそうとブレーキを掛けても、タイヤがロックして効きませんし、ブレーキを放すとどんどんスピードが上がってしまいます。またブレーキを掛けるとバイクが暴れて、また怖い。「いったい、どーしたらいいの?」という心境だと思います。私もそうでした。って言うか今でもそう。こんなヤツがライテクについて語っていいのか?
まあ私の体験談的ライテク話なので、参考程度に読んで下さい。ベテランの方、間違いがあったらドンドン指摘して頂けるとありがたいです。

次の順番でお話しします。
1.ガレ場進入前に十分減速する。
2.手前を見ずに行き先を見て、何処を通るか判断する。
3.ガレ場では、体を柔かくして衝撃を吸収し、なるべくブレーキを掛けない。
4.体を柔かくするグリップの握り方。
そんな事は言われなくても分かってるよ。ってそうですよね。具体的にどうしたら上記、特にNo.3が出来るのか分からないンだと思います。多分そうッスよね?では、具体的な話しをしましょう。

1.ガレ場進入前に十分減速する。
 まずは、ガレ場に進入する前、ブレーキが掛けられる路面状況の所で十分減速しましょう。殆ど止まるようなスピードまで減速します。初めてのガレ場ならば、一旦バイクを降りて、何処が通れそうか歩いて確認するのが良いでしょう。一度確認すれば、心に余裕が生まれ恐怖心も少なくなります。
 減速が完了したならば、ガレ場に進入するまでに「下りの基本姿勢」を整えましょう。「下りの基本姿勢」は雑誌やHowTo本に沢山でてますので、そちらを確認して下さい。(無責任?)
 ガレ場進入直前に怖くて足を着いて止まってしまったら、もう一度減速が完了した場所まで登って、そこから再チャレンジします。必ずバイクに乗って「下りの基本姿勢」を整える助走範囲を設けて下さい。止まったところからガレ場に進入すると、姿勢を崩して怖い目を見ますよ。

2.手前を見ずに行き先を見て、何処を通るか判断する。
 ガレ場などで怖くなってくると、Fタイヤの直ぐ手前の路面状況を見たくなりますよね。手前の路面ばかり見ていると、次々と現れる路面状況に対し体の動きが後手にまわり、最後には路面状況にバイク操作が間に合わなくなります。
 では何処を見ればイイか?上手い人の言うと通り「行く先」を見ましょう。その目的は、行き先の路面状況を事前に把握し、何処を通るか判断し、その為のバイク操作をする時間を稼ぐ為です。こうすれば心も操作も余裕が出てくると思います。少なくとも「一杯一杯」になってコケることは避けられるでしょう。
 「行き先」って具体的に何処を見るのよ?そうですよね。そこが分からないンですよ。見るべき所は次の通り。
①まずは、ガレ場が終わるところは何処か?ブレーキが掛けられるところは何処か?を把握しておきましょう。ココをとりあえずの行き先の目標にします。「そんなトコは無いよ。」という場合もありますが、たいがい1m前後であれば路面が安定している場所が見つかると思います。
②岩や木の根っこ、ワダチなどの障害物を確認し、何処を通るか判断します。(何処を通ったらイイかはHowTo本を見てね。)
③バイクが進むに連れて、更に先の①、②を確認していきます。まあこれが出来ればベストなのですが、最初は安全に止まれる所(且つ安全に発進できる所)まで、と区切ってもイイでしょう。
 具体的に何メートル先を見るのかというと、スピードによって変わってきます。今回は止まるようなスピードで進入したので、上記の①を行き先の目標として意識(「ココに行くぞ」と念じる)しながら、3~6メートル先を全体的に「薄く」見て下さい。「薄く」って分かり難い?まあ1点に視線を固定しないようにして下さい。
 絶対にFタイヤの直前を見たらいけないって訳ではありません。タイヤの直前に何があるか見たくなったら、視界の端で確認するか、我慢せずにチラッと見ちゃいましょう。でもそこに視線を固定したらダメですよ。

3.ガレ場では、体を柔かくして衝撃を吸収し、なるべくブレーキを掛けない。
 「体を柔かく」ってどういう風にって思いますよね。まずは「柔かい」の反対の「体が硬く」なった場合について考えて見ましょう。
 「体が硬くなる」とは、<原因>→怖くて、或いはブレーキを握って、或いは衝撃に耐えようとして、<結果>→グリップを硬く握り、肩に力が入り、腕と脚を突っ張らかってしまうことです。
 「体が硬くなる」とどうなるかっていうと、路面から受けた衝撃(「ハネられる」とか、ハンドルをとられる場合は「キックバックを受ける」とか言ったりします。)のままに体が動いてしまい、結果バランスを崩して倒れそうになったり、視界が揺らいで恐怖を感じたりします。コレが蓄積された結果転倒に至ってしまう訳です。転倒する前に止まれればイイのですが、なかなか簡単に止まれませんでしょ?
 では「体を柔かく」するとはどういうことでしょう?大雑把にいうと、腕や脚を路面の凸凹(バイクの動き)に応じて柔軟に動かし、頭(視界)と体の重心を動かさないようにすると言うことです。も少し正確に言うと、路面のデコボコの近似直線に平行に、頭と体の重心が移動するということ。
 端から見ると、バイクは上下に暴れまくっているのに、頭は上下に動いていない。腕や脚、腰など体全体は「クネクネクネ~」って感じです。具体的には上手い人のライディングやMTBビデオを見てください。
 何を言いたいかっていうと、重心が安定してるのでバイクは暴れているように見えるが上下左右のバランスがとれてて、視界も安定しているので正確な視覚情報が得られる。つまり、バイクを自在にコントロールできるってコトですね。初心者、中級者にとっては、恐怖心が減り、且つ怖くない(或いはライディングが破綻しない)スピードにバイクをコントロールできるってコトです。出来るようになりたいでしょ?私もです。って出来ないヤツが語ってるのか?!
 いやいや前置きが長くなりましたが、ここからが本題です!実はこの前のトレールランで、すっごぉ~っく上手い人から、貴重なアドバイスを貰うことが出来たのですよ。

4.体を柔かくするグリップの握り方。
Grip-s 言葉では伝えにくいので、絵にしてみました。
 まずはカタチから。左の絵の左上の①から下の②右上の③の順番でグリップを握ります。では個々の説明。
 ①ハンドル外側から斜めにアプローチします。②ドアノブを握る要領で、小指、薬指、中指、人差指の順番で軽く握っていきます。③完成です。あくまで軽く握っています。
 右下の×は、私の今までの握り方。真っ直ぐギュッと握っちゃてます。コレでは肩にも肘にも力が入っちゃいますし、肘も真っ直ぐになりがちです。
 ③の握り方だと、軽く握っているので肩にも肘にも力が入りませんし、肘も自由に曲がり、脇も開きます。つまり、腕が自由に曲げ伸ばしでき、バイクの動きに対して自在に体の位置を調整できます。
 肩から先の動きを柔かくした結果の握り方が③の姿なのですが、カタチから入っても良いかと思います。
 この握り方をするには、重要な条件があります。急な下り坂や、ブレーキングで、体重がハンドルに乗ってしまったら軽くグリップを握るなんてことは出来ませんよね。そーなんです。この握り方をするには、腹筋や背筋等、腰廻りの筋肉で体重及び体に掛かる加速度を支える必要があるのです。また、体の重心位置もハンドルに寄りかからない位置に持ってくる必要があります。
 重心位置に関しては、「卵が先か鶏が先か」的なところがあるかと思いますが、ガレ場を乗り切るヒントの一つになったのではないでしょうか。私も早速今週末トライしてみます。って実践してねぇのかよ?いや~、これを教わった時には既にパンクしてて、パンク修理してる最中だったのよねェ。で、その日はお開き。
 尻切れトンボの記事ですみません。

※ グリップの握り方については、私が上手い人に聞いた内容を私なりに解釈した結果に基づいて書いています。よってこの内容に間違いがあれば、その非は全て私にあります。
※ このグリップの握り方は、下りでの一般的状況における握り方であり、バームでのプッシュや、フロントの引き上げ等のアクション時、また登りでは、別の話しとなります。