小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

REIGN2へのLRP取り付け(2)

2005年04月20日 | MTB[GIANT レイン2]
「REIGN2へのLRP取り付け(1)」の続きです。前回の無茶な取り付けのままでは、精神衛生上よろしくありません。(そのうち忘れちゃうンだけど、それがコワイ) ちょっと復習。
<問題点>
 「BBとフレームのBBフェイス間に、LRPのチェーンテンショナーアームを挟んだ為、LRPアームの板厚分BBが外側に移動してクランクと担ぎ、結果クランクが回転しなくなる。」
う~ん。分かり難いですね。図で説明すれば分かり易いンですけど、今は描く気力がありません。分からなかったらコメントに「図を描け!」とリクエストして下さい。描きますから。
で、対策としてはLRPアームの板厚分BBを内側に移動させてあげればイイんですね。幸いイニシャルの構成でBBとBBフェイスの間に厚さ2.5mmの樹脂スペーサー(樹脂ってことは、パッキンの役割してるの?)が2枚設定してあります。このスペーサーの抜き差しで調整できます。もしかして、その為のスペーサーなの?
但し、樹脂スペーサーを1枚抜いただけでは解決しません。LRPアームが厚さ3mm、樹脂スペーサーが厚さ2.5mm。0.5mmクランクとBBが担いでしまいます。試しに樹脂スペーサーを1枚抜いて組んでみると、やはりクランクが担いで回ってくれません。そこで登場するのが旧XTR用のBBスペーサーです。確か1mmか1.5mmの薄いものがあったはずです。
シマノから取り寄せるのも面倒なので(在庫あるのかしら?)、スペーサーを持っていそうなTさんに電話で了解をとって、自転車やさんに置いてあるTさんの部品置き場を漁ります。そーなんです。お店の倉庫の一部は常連さんの部品置き場と化してます。私などはアパート暮らしなのでパーツの他にバイクを2台も置かせて貰ってます。洗車や整備などもお店でやらせて貰ってて、この自転車屋さんにはお世話になりっぱなし。店長に了解を貰ったので、後で詳しく宣伝させて頂きます。
話しはそれましたがTさんのパーツを漁ると、出てくる出てくる、困った時に役に立ちそうなスモールパーツが一杯です。勝手に後で探しやすいように整理しちゃいます。肝心のBBスペーサーは、旧XTRのt2.5が2枚、セイントのt2.5が2枚、MRPに付いてくるt3.0が2枚。残念ながら薄いのはありません。
MRPのなら自分でもt2.5のものを持っています。これを0.5mm削ることにします。樹脂スペーサーは綺麗に削れそうもないので止めときます。スペーサーの端面はBBフェイスに相当する面となるので、ある程度精度を確保しなければいけません。砥石があれば比較的簡単に平面が出せるンですけど、砥石は家に置いてきちゃいました。そう、この作業は自転車屋さんの店先でやらせて頂いています。仕方がないので、ノギスで測りながら金ヤスリで「ナンで俺って削ってばかりなんだろ。」と思いながらシコシコ削ります。どうにか平面度0.1mm以内に収めることができました。まあ上等でしょう。
LRP-050417-01左の写真がこのスペーサーを組んだ状態です。作業時にカメラを持ってくるの忘れたので、先日トレイルに行ったときに撮りました。泥が付いてて見難くてスミマセン。BBフェイスとLRPアームの間にt2.0したスペーサーを挟みます。ココにスペーサーを挟む理由は前回の記事を参照して下さい。
LRP-050417-03クランクとLRPローラーとのクリアランスは左の写真の通り。ギリギリです。LRPチェーンガードとLRPローラーの位置もかなりズレちゃってます。コレだけズレるとFミドルにおいて、チェーンがローラーの段付きによって外側に押されてチェーンガードに干渉しチャラチャラ音がします。インナー×ローにおいてチェーンがLRPアームに擦れるのはどうしようもありません。
LRP-050417-02ミドルでのチャラチャラ音は、左の写真のようにローラーの段付きを削ることによって解消できます。金ヤスリでは全然削れないので、自転車屋さんのリューターを借ります。電動工具って楽チン。あっという間に削れてしまいました。自転車屋さん様々です。
後はまたまたズレたチェンラインに合わせてFディレーラーを調整して完成です。

ここで元も子もない話し。前の記事に書いたようにチェーンの長さをギリギリに詰めて、Fディレーラーを適正に調整すれば、テンショナー無しでもチェーンは外れないと思います。少なくとも落ちることはありません。バッシュガードだけで十分に思えます。漕ぎも軽くなりますし。