ブログの更新をサボってずっとコレを塗ってました。土日も自転車に乗らずに塗ってました。かわいく描けないのは私のデフォってことで諦め気味です。
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くせっ毛メガネの背高女子 by こぶとりらゐど on pixiv
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いつものように作画過程をGifアニメ化しました。下のイラストをクリックすると別窓で動きます。
◎下書き
このイラストは、他のイラスト描きに挫けてしまったので息抜きの為に描き始めたもので、ここまで描き込むつもりはありませんでした。描く要素の少ないバストアップのイラストで厚塗りの練習をしようと思って描き始めたのです。
試みとしてパースをつけた立方体から顔の線画を起こしてみました。正面を見据えてるだけの絵では気持ち悪いので、こんなポーズをつけてみました。アイレベル(イラストを見ている側の目の高さ、或いはカメラの高さ)を女の子の顔の小鼻あたりに設定してしまったので「背高」属性が付加されました![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/coldsweats01.gif)
ポッキーを「あ~ん」する位置に持ってくると画面から外れてしまうので、「目をつつく」ような位置になってます。女の子の表情もそんな表情にしてます。
◎背景
「うひゃー厚塗り楽しぃ~
」って感じで塗ってます。厚塗りなので1枚のレイヤーで塗ってましたが、
ビビって左側の家の向こうにある梅の木あたりからレイヤーを分け始めてます。
追加レイヤーに描いて上手く描けたら統合って感じです。結局、最後の仕上げのピント調整で細かい描画は潰れてしまったのですが・・・・![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/weep.gif)
◎キャラクター下地塗り
背景でビビったのでキャラクターはレイヤーを分けました。でもキャラクターは1枚のレイヤーで塗ってます。
厚塗りで肌を表現できないので、とりあえず全体をザックリ塗りました。サル顔になってしまい完全に迷走状態です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/crying.gif)
ある程度色が混ざったので、仕上げ塗りがやりやすいようにパーツごとにレイヤーを分けてます。
◎顔塗り
このイラストの佳境です。
肌の塗りは我流では上手く行きそうになのいので、私が使っているお絵かきソフト「CLIP STUDIO PAINT PRO」のキービジュアルを描いている秋鮭さんの・・・・
を参考に塗ってみました。「女の子の肌は濁らせたり塗り込み過ぎたりするとダメだよ。」って固定概念を覆してくれる面白い講座でした。
↓原寸大のほっぺ
皮膚の下の血管が感じられるような、わたし的には会心の出来です。
唇も秋鮭さんの・・・・
を参考にしています。
↓原寸大のおくち
ポッキーの落ち影(日光等の光源によってできる影)を描いたら、カーク・ダグラスのように顎が割れているように見えるので消しました。
目はピッポさんの・・・・
を参考にしてます。
↓原寸大のおめめ
ちょっと虹彩で遊んでます。メガネには画面こちら側の人物と駅のホーム、景色が映り込んでます。
◎服塗り
表面を服の素材に合わせて、ひたすら筆で塗り込んでならしていきます。ぼかしツールを使うと絵が平坦になる気がするので使ってません。それでもメリハリがなくなるので乗算で落ち影を付けています。ここまでくると厚塗りとは言えなくなってきました。厚塗りのメリット封じの塗り方です![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/bz/crying.gif)
◎ポッキー
チョコとか雲とか水とか塗るのが楽しいです。スーパーリアリズムで食べ物のイラストを描く人達の気持ちが分かりました。
◎髪塗り
かなり迷走しています。まず髪の重なり部の塗り分けが面倒くさいので、前と後でレイヤー分けをしました。髪色は黒ということで青系グレイにしましたが、リアルでは太陽光の下で青系はありえないので茶系に変更してます。塗り重ねてもなかなかメリハリがつかないので、最後には乗算、オーバレイに頼ってます。
◎仕上げ
手前にある左手とポッキー、及び背景をぼかし、フォーカスを人物に合わせたような表現にしました。奥行きが出たような気がします。それから、肌のディテールが潰れない程度に肌を光らせて(グロー効果を加えて)います。
厚塗りにはなりませんでしたが、楽しく塗れました。ただあまりにも時間がかかったので厚塗りも出来るようになりたいです。
大きなイラストはピクシブのほうにアップしてあります。