小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

【訃報】 トニー・スコット逝く

2012年08月20日 | 映画、小説

 ニュースで映画監督のトニー・スコット(リドリー・スコットの弟)が亡くなったと聞いて、大変驚いてます。映像加工が多少ウザい感がありましたが、近年は地味ながら骨のある映画を撮っていたので非常に残念です。

 

 私の好きなトニー・スコットの映画は・・・

 

◎トゥルー・ロマンス

 タランティーノの脚本に負うところが大きいかもしれませんが、素晴らしい映画 出てくる役者がこれまた凄い

トゥルー・ロマンス [DVD] トゥルー・ロマンス [DVD]
価格:¥ 3,129(税込)
発売日:2002-09-27

 

◎マイ・ボディーガード

 意外と重く切ない映画。大分前に記事にしました。 

マイ・ボディガード 通常版 [DVD] マイ・ボディガード 通常版 [DVD]
価格:¥ 3,465(税込)
発売日:2005-06-29

 

◎サブウェイ123

 ジョン・トラボルタの極悪っぷりと、デンゼル・ワシントンの普通のオッサンっぷりが炸裂ですが、ストーリーは淡々と進みます。下手な派手さがないところグー

サブウェイ123 激突 コレクターズエディション [DVD] サブウェイ123 激突 コレクターズエディション [DVD]
価格:¥ 1,480(税込)
発売日:2010-09-03

 

◎ドミノ

 実在した女賞金稼ぎをモデルにした、かなりぶっ飛んだ娯楽映画。キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ロークが大奮闘しています。

ドミノ [DVD] ドミノ [DVD]
価格:¥ 1,800(税込)
発売日:2006-11-30

 

◎アンストッパブル

 実際にあった無人暴走列車事故をモデルにした映画。最初から最後までハラハラドキドキ。老若男女、万人にお勧めできる映画です。ココでもデンゼル・ワシントンの普通のお父さんっぷりが炸裂してます。

アンストッパブル [DVD] アンストッパブル [DVD]
価格:¥ 1,490(税込)
発売日:2011-10-26

 

 お兄さんと共作するって企画を何かで聞いたことがあるような気がしたのですが、思い違いだったか・・・。

 

 ご冥福をお祈りします。

 


手放しで絶賛!「SUPER8」

2012年02月25日 | 映画、小説

 
 この予告編を観て、スピルバーグの「未知との遭遇」に、「クローバーフィールド」のJ.J.エイブラムス風味の不気味感が加わった、新解釈且つ最新映像のエリア51モノと期待してましたが、良い意味で裏切られました。
 
 物語の時代はスリーマイル島原発事故の年なので1979年。主人公達は12、3歳?丁度、私と同じ世代です。スペースシャトルのポスターや、BMX、ロメロのゾンビ映画、バンビーじゃなくてジープ、M16A1と出てくるアイテムがいちいち懐かしい。
 
 もう、おっさんの心をワシづかみです
 
 映画自体の雰囲気が、私が子供の頃観た「未知との遭遇」や「E.T」と似てると言うか、これらへのオマージュ的な造りなのも、おっさんを一気に引き込む要素なのでしょう。
 
 最初から最後まで、すごく幸せな気持ちで観れました。
 
 J.J.エイブラムスは普遍的な映画造りをしたと言ってますが、Web上の「駄作、空振り、ワースト、クソ映画!」と怒りに満ちたコメントからして、おっさん向けのピンポイント映画になってしまったようですね。若い人には、このさじ加減は受け入れてもらえないのかなぁ?
 


旅に出たくなる映画「イントゥ・ザ・ワイルド」

2012年01月19日 | 映画、小説
 私の中で、生涯ベスト5に入る映画
 
イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]イントゥ・ザ・ワイルド [DVD]
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発売日:2009-02-27

 
 究極の自由を求め、物質社会と縁を切りアラスカの荒野に分け入り、死体で発見された青年の物語。ジョン・クラカワーのノンフィクション小説「荒野へ」を、ショーン・ペンが脚本、監督した実話に基づく映画です。
 
 死が結末となる映画ですが、全く陰鬱ではありません。また内省的過ぎることもありません。
 
 優秀な成績で大学を卒業しながら「キャリアは不要」と、生きるための新しい価値観を求め全米を放浪する主人公は、常に前のめりで観ている方を楽しくさせてくれます。
 
 音楽も好み。パールジャムみたいと思ってたら、パールジャムのVo.のエディ・ヴェダーでした。
  
 かなりお勧めしたい映画です。
 
 
 


スモール・タウン・マーダー・ソングス

2011年11月10日 | 映画、小説
 久々の映画ネタです。
 
スモールタウン マーダー ソングズ [DVD]スモールタウン マーダー ソングズ [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2011-09-02

 
 ちょっと変った映画で、かなり評価が別れると思いますが、私は気に入りました。
 アマゾンの説明には「クライムサスペンス」とありますが、サスペンスの要素は全くありません。物語性もあるか疑わしい程の単純なストーリー。伏線探しにやっきになってると肩透かしをくらいます。
 
 私が気に入ったのは、映像と音楽の迫力。これも好みが別れると思います。
 宗教的な要素が多いですが、そこは演出と割り切って観てしまえば気になりません。
 

 
 音楽は、ゴスペルとパール・ジャムを足したような感じ(ぜんぜん違うか "Steamroller"とかVo.の感じが似てるかなと)。ブルース・ペニンスラというカナダのグループのようです。
 

 
 ダウンロードしちゃうか迷い中。
 
Small Town Murder Songs - Original Soundtrack 
 
 私には歌詞は聞き取れないので、地道にWebで探してエキサイト先生に丸投げかな
 


「リボルバー」

2011年01月17日 | 映画、小説
 久々の映画ネタです。
 
 これよりもハマった映画は沢山あるのに、なぜこの映画について書くのか?タイミングなんですかね?それとも不人気だから?
 
リボルバー [DVD]リボルバー [DVD]
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:2009-11-20

 
 この映画の見所は、いつもは禿頭のジェイソン・ステイサム(トランスポーター、アドレナリンなど)が長髪のところw じゃなくて、レイ・リオッタ(スモーキン・エース、ナーク、アイデンティティ、不法侵入など)のキモっぷりw じゃなくてリーマン風体の殺し屋ソーターさんがカッコいいトコw いや、ソーターさんは見所です。
 
</object>
 
 リーマン風とオッサンのコンビの殺し屋って、「ブリット」へのオマージュなんでしょうか?
 
 と、いきなりこの映画を観ていない人には分からないところから入ってしまいました。
 
 この映画は「スナッチ」のガイ・リッチー監督作品ですが、配給会社の宣伝通りのスタイリッシュ・サスペンス・アクションを期待するとまるっきり裏切られます。
 
 はじめのウチはテンポよくスタイリッシュに話が展開してゆくのですが、後半いきなり転調し暗く悲愴感漂う雰囲気になります。この転調加減は、私が好きな「スモーキン・エース」に似ています。(スモーキン・エースの方が後の作品)
 
 それに宣伝の「惑わされるな、全てを疑え。」の通り、はじめっから気合を入れて何も見逃さない聞き逃さないようにしてないと、後半、話の展開について行けなくなります。
 よく映画会社が認めたなってくらい、途中のフォローも最後の種明かしもなく、観客置いてきぼりの映画です。ピースは全て示したから、後は自分で組み上げなさいって感じですね。
 私は、2回目を日本語版で観て、ようやく「こう言うことか?」ってトコまで辿り付きました。でもそれが正解か全然自信がない・・・。 
 
 映像、音楽は良いです。上記を心得た上で、あまり期待しないで観ると面白いかも?
 


ピンポイントすぐる~(汗)

2009年10月05日 | 映画、小説
 時々Amazonからオススメ商品のメールが届きますけど、この前コレが届きました。
 
トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]トラ・トラ・トラ!(製作40周年記念完全版) [Blu-ray]
価格:¥ 5,990(税込)
発売日:2009-12-04


 以下抜粋 
  <ポイント>
   ★1080p HDの超高画質ハイビジョン映像
   ★ピュアなデジタルサウンドを体現するロスレス・オーディオ
   ★本編を観ながら操作ができるポップアップ・メニュー
   ●幻の「日本劇場公開版」及び「アメリカ劇場公開版」の本編
    をハイビジョン高画質で収録!
   ●日本語吹替を初収録!
   ●ブルーレイのみの特典「屈辱の日」を収録。
   ●封入特典:ファン必携の書!豪華48ページ特製解説本。
   知られざる日本側撮影の舞台裏に迫る!
   舛田利雄監督インタビュー、他、メイキング写真も満載の豪
   華解説書!
   ●豪華特製BOX付
  <特典>
   ●リチャード・フライシャー監督と日本映画評論家による音声
    解説(アメリカ劇場公開版のみ)
     :
   その他諸々   
   ※4000セット完全生産限定
   ※限定品につき、数に限りがございますので、ご注文はお早
    めに。

 なに?このピンポイントぶり!
 (おまけに限定だし・・・)
 俺の嗜好を突きすぎてて気持ち悪い・・・。
 
 と思ったら、このメールはコレ↓を買った人に送られたようで・・・。
 
The_air_force_batles_r
 
 検索条件自体がピンポイントでした・・・
 
 ところで上のDVDボックス、いくら私でも定価では買ってませんよ。7割引だから買ったンです。(なぜか言い訳)
 
 トラ×3のブルーレイには、かなり惹かれますが、まあハード持ってないし・・・。
 
トラ・トラ・トラ! (特別編) [DVD]トラ・トラ・トラ! (特別編) [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2009-08-05

 
 HDリマスター&特典なら、これで十分でしょう。
 という訳で、届きました。
 
Dscn6604
 
 ジャン
 
Dscn6606
 
 なぜ
 
 なぜって、これつながり。
 これDVD化されてなかったので、レンタル店になかったンですよねー。50%OFFでした。
 (トラ×3は、レンタルで散々観てます。欲しいけど。)
 
 この映画については、また後日。


正確には「生ける屍」です

2009年03月15日 | 映画、小説
 ホラーコメディー映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」です。
 
ショーン・オブ・ザ・デッド (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]ショーン・オブ・ザ・デッド (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]
価格:¥ 1,500(税込)
発売日:2008-06-12

 
 確か「Okinawa Rider's ネットワーク」のshin5さんが旧ブログで紹介していて、それ以来観たいと思っていましたが、私が借りているレンタル屋には置いてなかったンですね。
 ところが「ホット・ファズ」のヒットのお蔭で、このDVDもレンタル屋に置かれるようになりました。
 著名運動で日本公開が実現したという「ホット・ファズ」の監督、脚本家による映画がどれ程のモノなのかと期待しつつ、また洋画のコメディーは、ツボの違いもあってかホラーやハートウォーミングな映画以上にハズレる場合が多いと警戒しつつ観ました。
 
 見事にはまりました。
 
 英語版、コメンタリー、日本語版と3回も観てしまいました。
 
 ゲラゲラ笑う映画ではありません。ニヤリと笑える映画です。パロディー映画ですが、独立した作品として十分楽しめます。
 ディティールにも凝っていて、背景で起こっている事、音楽、壁のポスター等、思わずニヤッとしてしまうでしょう。
 英語の言い回しやロンドンやパブに関するらしい事等、私には分からないギャグが沢山盛り込まれていたようですが、理解できなくても十分面白いです。
 
 この映画は走るゾンビの方の「ドーン・オブ・ザ・デット」
ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]ドーン・オブ・ザ・デッド ディレクターズ・カット プレミアム・エディション [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2004-11-05
のパロディーではなく、
 
 オリジナルのジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」
スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]スマイルBEST ゾンビ ディレクターズカット版 [DVD]
価格:¥ 1,980(税込)
発売日:2007-12-21
のパロディーです。
 
 私は最近まで知らなかったのですが、ロメロの「ゾンビ」の原題が「ドーン・オブ・ザ・デット」で、走る方の「ドーン・オブ・ザ・デット」はコレのリメイクだったんですね。両方ともかなり好きな映画です。
 
 ちなみにロメロの「Night of the Living Dead」の題名にある通り、ゾンビは正確には「生ける屍」とのことです。これに関するギャグも劇中に出てきます。
 
 「ショーン・オブ・ザ・デッド」の監督・脚本の二人は、かなりのロメロ好きらしくロメロの「ランド・オブ・ザ・デット」にゾンビ役として出演しています。記念撮影用に鎖につながれたゾンビです。よく見れば顔が判別できます。

 
 ところで、ショーンの家のテレビの上に貼ってあったポスター。アレ、「バトルロワイヤル」の英国版ポスターなんでしょうか?気になってます。


80年代テイスト低俗B級ホラー

2009年01月29日 | 映画、小説
 ロバート・ロドリゲスの「B級」にこだわったアクションホラー映画。タランティーノの「デス・プルーフ」と2本立てでB級映画へのオマージュとして捧げた「グラインドハウス」企画の一編です。
 
プラネット・テラー プレミアム・エディション [DVD]プラネット・テラー プレミアム・エディション [DVD]
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-03-21
 
 
 「ニューヨーク1997」や「遊星からの物体X」、「ターミネーター」などの80年代映画のテイスト満載。客にうければ何でもやると言う低俗っぷりにもこだわっているので、そのモラルのなさは突き抜けています。
 
 片脚マシンガン(アサルトライフルだけど、ここはあえてマシンガン)を筆頭に、ゾンビに軍の陰謀、大げさなタイトルと、B級要素をてんこ盛り。素人っぽい銃の扱い方や、一世代前の銃器、軍人らしくない身のこなしの軍人に、6発弾倉のリボルバーなのに7連発撃っちゃうなど、そのB級っぷりは計算ずく。思わずニヤリとしてしまうこと請け合いです。
  
 これは懐古趣味ではありません。完全にロバート・ロドリゲスが好きなモノで遊んでますね。
 
 相変わらず音楽がカッコいいです。


「ジャーヘッド」 ウーラ!

2008年12月03日 | 映画、小説
 およそハリウッド映画らしくない、また戦争映画らしくない映画。と言うより軍隊生活ムービーですね。 
 
ジャーヘッド プレミアム・エディション [DVD]ジャーヘッド プレミアム・エディション [DVD]
価格:¥ 3,980(税込)
発売日:2006-07-28

 
 「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス監督作品。
 18歳で海兵隊に入隊、20歳で湾岸戦争に従軍したアンソニー・スオフォードのノンフェクション小説を原作とした映画です。
 
 製作側の主張を廃し、一兵士の視点からリアルかつ坦々と湾岸戦争を描いた良作。と言うととっつき難そうですが、ウィットとユーモアにあふれた軽快な映画です。
 
 しかしながら、これは実話をベースにした映画。人を殺したいと切望するようになっていく様子や、砂漠の中での段々おかしくなっていく様子は、空恐ろしいものがあります。
 
 台本を基本にしながら、殆どジェイク・ギレンホールやジェイミー・フォックスらのアドリブという、臨場感にあふれた演技は見ものです。
 きっちりカッチリ仕切った(らしい)キューブリックの「フルメタルジャケット」と比べてみるのも面白いでしょう。
 
 ちなみに軍隊生活をリアルに描いた映画なので、当然、下品な表現てんこ盛りです。


「スモーキン・エース」

2008年10月14日 | 映画、小説
 ネタないので、かなりサボっています。
 
スモーキン・エーススモーキン・エース
価格:¥ 3,800(税込)
発売日:2007-09-13

 
 久々にツボにはまった映画だったので、書いてみます。
 
 上のリンク先にある通り、アップテンポでテンションの高いアクション映画です。
 でも、緊張感バリバリなリアル志向の「ナーク」を撮ったジョー・カーナハン監督・脚本。只のスタイリッシュ・アクション映画ではありません。
 
 荒唐無稽というよりは、かなり大胆な設定で始まるこの映画 。「らしい」リアリティと軽いノリで気楽に観れる映画と思いきや、終盤に近づくにつれ悲壮感が漂ってきます。
 
 一見、軽薄なアクション映画なのに、かなり緻密。私が見た限り全てのツジツマが合ってます。
 こういう造り込み方、好きですねぇ~。


ベストバランスな「キングダム」

2008年07月09日 | 映画、小説
 サウジアラビアの首都リアドの外国人居住区で発生した自爆テロを扱った映画です。(7/10追記:モデルはあるけどフィクションです。この文面だと実際に起こった事件にとれちゃいますね。)
 
キングダム/見えざる敵キングダム/見えざる敵
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-04-10

 
 そのテーマにもかかわらず、意外と気楽に観れるサスペンス・アクションに仕上がってます。
 
 娯楽アクションという枠(上映時間も含め)の中で、説明的にならずに分かり易くストーリーを進行させる手腕に舌を巻きます。
 物語の背景は結構複雑なのに、スピーディーな展開。退屈することなく観れました。
 
 編集前の画像も脚本も、もっと重いものだったようですが、観客が途中で席を立たない程度に調整したとのこと。
 しかし、「軽い」という事は無く、観る人に考えさせる部分も残しています。正にベストバランス。
 
 終盤まで観て「あーあ、綺麗にまとめちゃったな。」と思ったら、エンディングロール直前に予想外の台詞が。少なくとも私は予想してませんでした。ここまで「こりゃ主人公であるアメリカ人(個人)が正義!」な映画だと思い込んじゃったので。
 この最後の台詞で、この映画に対する評価が、グンと上がりました。現実の泥沼を示唆するエンディングです。
 
 リアル志向な映画ですが、重い映画が苦手な人でも、気楽に観れると思います。


CGなしの耐死仕様(ダメージ加工済)

2008年05月29日 | 映画、小説
 「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」とか「バニシングIN60" 」って映画、知ってます? 70年代のアメリカ・カーアクション映画。私も子供の頃にTV放送でしか観ていないンですけど。
 その頃はCGなんてなかったから、生身の人間がスタントしていた訳ですよ。そんなカーアクション映画へオーマージュを捧げた映画が、この「デスプルーフ」。
 
デス・プルーフ プレミアム・エディションデス・プルーフ プレミアム・エディション
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2008-02-22

 
 カーアクション満載の映画かと思いきや、そこはタランティーノ。おしゃべりシーン満載です。それも会話シーンに特徴のあるタランティーノ作品の中でも一番長いンじゃないかって長さ。
 いちいち細かい所まで面白い「おしゃべり」が延々と続きますが、これが楽しめない人には少々苦痛かもしれません。
 
 そして最後に怒涛のカーアクション。「これは怖い」って程のスタント!カッコいいぞゾーイ!
 女性陣のキレっぷりに対し、スネークこと(ニューヨーク1997って知ってる?)ことカート・ラッセル演ずるスタントマン・マイクが超人的なタフガイでは無いトコも良いです。
 
 この人の映画は懐古趣味ともとられがちですが、CG満載の現在かえって新鮮だと思います。私はCGも大好きですけどね。
 特にグロとは思いませんが、R指定の暴力シーンがありますので、苦手な人はお気を付け下さい。
 
 会話のなかにさんざん出てくる「バニシング・ポイント」は観た覚えがないンですよね。「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」、「バニシングIN60" 」も含めてレンタル店を探してみます。


「トゥモロー・ワールド」

2007年12月02日 | 映画、小説
 風邪をひいてしまいました。
 風邪の発症とインフルエンザ予防接種が重なってしまい、熱が下がりません。
 今日のトレイルメンテ&ランには行けませんでした。すみません。また声を掛けて下さい。
 
 そんな訳で、今日は先週借りておいたDVDを観ました。
 
 
トゥモロー・ワールド プレミアム・エディショントゥモロー・ワールド プレミアム・エディション
価格:¥ 3,990(税込)
発売日:2007-03-21

 
 映画「トゥモロー・ワールド」(原題:Children of Men:人類の子供たち)です。
 
 ヒット作ではなかった事とベタな邦題から余り期待せずに観ましたが、これは凄い!「ブレードランナー」以来の衝撃的な近未来SFです。発熱による体の痛みを忘れる程の物凄さ。
 内容はいたってシリアス。重いストーリーですが救いはあります。観たあと気分を害することないでしょう。エンターテインメント性も十分あると思います。
 
 きめ細かい脚本、美術、映像によって超リアルな感覚が味わえます。中でも突出しているのが、アクション場面での驚異的な長回し手法。長いものは6分以上にわたっています。信じられない映像です。観おわったあとリプレイしてみましたが、観れば観るほど緻密で凄すぎる。
 
 どうやって撮影したのか不思議です。と思っていたら、デジタル加工してあるようです。すっかり騙されました。
 
 騙されがいがあります。


「16ブロック」-16 BLOCKS

2007年10月06日 | 映画、小説
 
16ブロック16ブロック
価格:¥ 1,980(税込)
発売日:2007-06-27
 
 やつれた顔に、出っ張った腹、リアルなハゲっぷり。演技もメイクもかなり造り込んでいます。ダイ・ハードなブルース・ウィリス もいいけど、こういうリアルな役柄も良いですね。
 モス・デフが造り出した朴とつなキャラクターも魅力的です。
 相変わらずベビーフェイスだけど渋いデヴィッド・モースもはまり役。
 
 リアルタイムで進行する映画ながら、脚本に無駄がありません。
 アクション映画との振れ込みですけど、ダイ・ハードばりのアクションを期待するとガッガリすると思います。怒涛の銃撃戦より、怒涛のNYの人ごみが大迫力。あれ全部エキストラ?ゲリラ撮影じゃないでしょうし。
 いたって単純なストーリーですが、素直にそのストーリー展開を愉しんだ方が良いでしょう。
  
 私には久々に良い話の映画でした。


濃いィ~映画「シン・シティ」

2007年02月23日 | 映画、小説
 久々にDVDを借りました。
 お気軽に観られるようにと、ロバート・ロドリゲスの「シン・シティ」です。
 
シン・シティ スタンダード・エディションシン・シティ スタンダード・エディション
価格:¥ 2,980(税込)
発売日:2006-06-23

 
 クセのある映像だったので、あまり期待せずに借りたのですが、コレが私には大当たり。
 ロバート・ロドリゲス気合入っています。原作者のフランク・ミラーを引き込み、クエンティン・タランティーノをゲスト監督としてむかえ、「ラッキーナンバー7」が面白そうなジョシュ・ハートネットを使ってテストフィルムを撮っています。
 
 それに、俳優陣が豪華、というより濃い!言わずもながのブルース・ウィリスに、哀愁漂う悪者をやらせたらピカ一の「レザボアドッグス?」、「キル・ビル」のマイケル・マドセン。
 
 特殊メイクをしてもニヤケ顔でわかるミッキー・ローク。久々だけど今回のミッキーはかなりイイですよ。
 
 それから「キング・アーサー」のクライヴ・オーウェン。この映画も良かった。
 
 おっと!この人を忘れる訳にはいきません。ベニチオ・デル・トロです。「トラフィック」、「21g」で非常に重たい役どころでしたが、この映画ではお目目パッチリのイカレタ男。いつもは目蓋が重たげなトロさん、ナンか違うと思ったら顎と鼻に特殊メイクをしてたのね。でも、お目目パッチリは演技です。
 
 そのほかにも「グリーンマイル」のマイケル・クラーク・ダンカン、「ブレードランナー」のルトガー・ハウアー、「ロード・オブ・ザ・リング」のイライジャ・ウッドと、主役級がズラリ。
 
 ロバート・ロドリゲスなので、音楽もカッコ良い。
 
 好き嫌いが分かれる映画ですね。
 かなりマッチョです。