小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

脳の特性

2009年11月06日 | MTB[ライテク]
 花金(死語)の定時後、会社でとある講義を受けました。
 そこで講師が何気なく話した言葉。
 
「脳は、自分がイメージした事を実現しようとする特性がある。」
 
 おお~!そうか~そうだったのかー!
 経験則では、なんとなく感じてたけど・・・目からウロコでした。
 
 大きなドロップを跳べなかったり激坂を下りられなかったりするのは、思い切りが悪いのではなく(いや、実際思い切りは悪いんですけど・・・)、どうやったら良いか分かってないから。つまり、頭の中で跳んだり下りたりするイメージできてないから。
 跳べる気がしないってのは、こう言うことなんですね~。
 
 フロント着地してタイヤが前に転がらずに、Fフォークがグググ~と沈んで、バイクがゆっくりと直立、そこで一瞬停止、と思ったら、背中から地面に投げ出され、受身をとったと思ったらバイクが上から降ってきて、サドルがみぞおち(或いは股間)を直撃!なんてイメージは容易に浮かんでくるンですけどねぇ。
 実際、もっと深刻な結果になるイメージが、まざまざと浮かんできます。
 
 テクニックの裏付けのない私が、こんな状態で思い切りだけで突っ込んだら、かなりの確率で悪いイメージの通りになるでしょう。
 
 もっとも石橋を叩きまくって渡らない私の場合、思い切りだけで行動には移しませんので、大きな怪我をすることはないでしょう。
 しかし、このままでは出来そうな事も出来ないままです。別に出来ないままでも構わないのですが、コースやトレイル上の乗車率を上げる程度の努力をした方が、ラクに楽しく走れます。
 
 そこで、乗車してクリアできないセクションの攻略法。
 
①先ずセクションをよく観察。
②論理的にクリアできる方法を見つける。
 見本となる人がいれば、一発解決。
③その方法を実現するバイク操作をイメージ。
④クリアできるイメージが完成したら何度もイメトレ
⑤なにより成功をイメージ。
⑥行ける感触が得られたらトライ!
 
 こんなンで、どうでしょう?


コレってマニ練で通る道?

2007年03月09日 | MTB[ライテク]
 私、マニュアルできません。
 フロントが上がったとしても、後ろにひっくり返ってお尻を強打します。コレでめげます。
 
 フロントを上げる感覚を掴む為と、バランスが取れる位置(デットポイント)を掴む為に、先ずはバイクが垂直に立つくらいフロントを上げちゃって、後ろに降りる。って方法がありますよね。
 コレができないンです。後ろに降りる前にひっくり返っちゃう。
 
 私が把握しているフロントの上げ方は、以下の通り。
 
①10~15km/h程度で走る。
②Fフォークを潰すような感じで、上体をハンドルにかぶせF荷重。
③以下を同時に行い、バイクを後ろ方向、縦に回転させる。
(1).お尻をRタイヤの上に落とすような感じでR荷重。
(2).脚でペダルを前に蹴り出す。
(3).背筋を使う感じで、ハンドルを後ろに引く。
 
-<3/11追記>-----
 このやり方だと、ほぼ確実にひっくり返ります。
 やってはダメです。

---------------- 
 
 これで、とりあえずフロントは上がります。
 でも、足をペダルから降ろすヒマもなく、「スッテ~ン!」と後ろにひっくり返ってしまいます。
 後ろにひっくり返るのは、マニ練で通る道なのでしょうか?
 これは結構トラウマになります。
 
 私の反射神経が鈍いのか?
 ハンドルにぶら下がっちゃってるのが、いけないような気がするのですが・・・つまり肘が伸びちゃってます。
 上体は、鉄棒でケンスイするような感じで肘を曲げるのでしょうか?
 
 う~ん。低レベルです。


ワーイ!初めてのトラックバックだぁ!

2005年05月10日 | MTB[ライテク]
 「チャリブログ」さんから初めてのトラックバックを頂きました。うれしぃ~!私の「グリップの握り方(ガレ場の下り)」の視線の置き方を参考にして頂いたようです。はずかしィ~。 「チャリブログ」さんを読ませて頂きますと(スミマセン。斜め読みです。)、こちらの管理人さんは、若きロード乗りでMTBにもお乗りになるようです。MTBに乗ってくれる人が増えて、これまたうれしいィ~!
 あらためて「グリップの握り方」を読んでみると分かり難いですねぇ。「グリップの握り方によって、バイクの乗り方が大きく変わる。」ってところが、私にとって「目からウロコ」的だったンでこのタイトルにしたンですけど、本来「楽な下り方」と言うべき内容でした。記事の流れとしては、

 「柔かいグリップの握り」→「肘、膝など柔かく出来る(体かカチカチにならない)」→「路面の凹凸を吸収しようとするバイクの動きを阻害しない」 また、「積極的に衝撃を吸収する体の動きがとれる」→「バイクが安定し、心と体に余裕が出来る」→「視線を更に先に持っていける」→「より自然に体を柔かく出来る」

 という良い循環で、楽に下りのスピードを上げられる。って内容にしたかったんですけど、全然そんな記事になってませんね。申し訳ないです。私自身は「シーズンIN 初富士パノ」に書いた通り絶大な効果がありましたンで、間違いではないとは思うンですけど。もう少し検証したら、あらためてもう一度記事にしてみます。

 ところで、私が勝手に想像するに「チャリブログ」の管理人さんは、MTBの方はクロスカントリー系だと思うのですが、登りを優先したクロカンバイク(つまり、タイヤもポジションもサスも下り向きではない機材)で下る場合、更に効果があると思いますよ。クロカンでタイムを詰めるのは飽くまで登りで、下りは体力を温存する所と聞いております。その下りで疲れたら勿体無いですもんね。
 私の書いた記事の内容は、ダウンヒルのエリートライダーに聞いた内容ですが、基本の部分ではクロカンに共通する部分も多々あるかと思います。そのエリートライダーの方が言っていたのですが、「バイクの乗り方は人それぞれなので、色んな人に乗り方を聞くといい。その中から自分に合った乗り方を選べばいい。」とのことです。

 以上、余計なお世話だったら、ごめんなさい。 


グリップの握り方(ガレ場の下り)

2005年04月14日 | MTB[ライテク]
MTB初心者の方に読んで頂ける(であろう)記事の第4弾です。初めてのライディングテクニックの記事になります。

ガタガタの下り(石がゴロゴロしているような状態を「ガレてる」と言ったりします。)では、どんどんスピードが上がっちゃうし、ブレーキは効かないわで怖いですよね。上手い人は、「手前ばっかり見てないで行き先を見て、ガレてない所まで一気にブレーキを掛けずにトントントンって行っちゃえばイイんだよ。」とか言ったりしますが、そうは行かないのが初心者です。
怖くないスピードまで落とそうとブレーキを掛けても、タイヤがロックして効きませんし、ブレーキを放すとどんどんスピードが上がってしまいます。またブレーキを掛けるとバイクが暴れて、また怖い。「いったい、どーしたらいいの?」という心境だと思います。私もそうでした。って言うか今でもそう。こんなヤツがライテクについて語っていいのか?
まあ私の体験談的ライテク話なので、参考程度に読んで下さい。ベテランの方、間違いがあったらドンドン指摘して頂けるとありがたいです。

次の順番でお話しします。
1.ガレ場進入前に十分減速する。
2.手前を見ずに行き先を見て、何処を通るか判断する。
3.ガレ場では、体を柔かくして衝撃を吸収し、なるべくブレーキを掛けない。
4.体を柔かくするグリップの握り方。
そんな事は言われなくても分かってるよ。ってそうですよね。具体的にどうしたら上記、特にNo.3が出来るのか分からないンだと思います。多分そうッスよね?では、具体的な話しをしましょう。

1.ガレ場進入前に十分減速する。
 まずは、ガレ場に進入する前、ブレーキが掛けられる路面状況の所で十分減速しましょう。殆ど止まるようなスピードまで減速します。初めてのガレ場ならば、一旦バイクを降りて、何処が通れそうか歩いて確認するのが良いでしょう。一度確認すれば、心に余裕が生まれ恐怖心も少なくなります。
 減速が完了したならば、ガレ場に進入するまでに「下りの基本姿勢」を整えましょう。「下りの基本姿勢」は雑誌やHowTo本に沢山でてますので、そちらを確認して下さい。(無責任?)
 ガレ場進入直前に怖くて足を着いて止まってしまったら、もう一度減速が完了した場所まで登って、そこから再チャレンジします。必ずバイクに乗って「下りの基本姿勢」を整える助走範囲を設けて下さい。止まったところからガレ場に進入すると、姿勢を崩して怖い目を見ますよ。

2.手前を見ずに行き先を見て、何処を通るか判断する。
 ガレ場などで怖くなってくると、Fタイヤの直ぐ手前の路面状況を見たくなりますよね。手前の路面ばかり見ていると、次々と現れる路面状況に対し体の動きが後手にまわり、最後には路面状況にバイク操作が間に合わなくなります。
 では何処を見ればイイか?上手い人の言うと通り「行く先」を見ましょう。その目的は、行き先の路面状況を事前に把握し、何処を通るか判断し、その為のバイク操作をする時間を稼ぐ為です。こうすれば心も操作も余裕が出てくると思います。少なくとも「一杯一杯」になってコケることは避けられるでしょう。
 「行き先」って具体的に何処を見るのよ?そうですよね。そこが分からないンですよ。見るべき所は次の通り。
①まずは、ガレ場が終わるところは何処か?ブレーキが掛けられるところは何処か?を把握しておきましょう。ココをとりあえずの行き先の目標にします。「そんなトコは無いよ。」という場合もありますが、たいがい1m前後であれば路面が安定している場所が見つかると思います。
②岩や木の根っこ、ワダチなどの障害物を確認し、何処を通るか判断します。(何処を通ったらイイかはHowTo本を見てね。)
③バイクが進むに連れて、更に先の①、②を確認していきます。まあこれが出来ればベストなのですが、最初は安全に止まれる所(且つ安全に発進できる所)まで、と区切ってもイイでしょう。
 具体的に何メートル先を見るのかというと、スピードによって変わってきます。今回は止まるようなスピードで進入したので、上記の①を行き先の目標として意識(「ココに行くぞ」と念じる)しながら、3~6メートル先を全体的に「薄く」見て下さい。「薄く」って分かり難い?まあ1点に視線を固定しないようにして下さい。
 絶対にFタイヤの直前を見たらいけないって訳ではありません。タイヤの直前に何があるか見たくなったら、視界の端で確認するか、我慢せずにチラッと見ちゃいましょう。でもそこに視線を固定したらダメですよ。

3.ガレ場では、体を柔かくして衝撃を吸収し、なるべくブレーキを掛けない。
 「体を柔かく」ってどういう風にって思いますよね。まずは「柔かい」の反対の「体が硬く」なった場合について考えて見ましょう。
 「体が硬くなる」とは、<原因>→怖くて、或いはブレーキを握って、或いは衝撃に耐えようとして、<結果>→グリップを硬く握り、肩に力が入り、腕と脚を突っ張らかってしまうことです。
 「体が硬くなる」とどうなるかっていうと、路面から受けた衝撃(「ハネられる」とか、ハンドルをとられる場合は「キックバックを受ける」とか言ったりします。)のままに体が動いてしまい、結果バランスを崩して倒れそうになったり、視界が揺らいで恐怖を感じたりします。コレが蓄積された結果転倒に至ってしまう訳です。転倒する前に止まれればイイのですが、なかなか簡単に止まれませんでしょ?
 では「体を柔かく」するとはどういうことでしょう?大雑把にいうと、腕や脚を路面の凸凹(バイクの動き)に応じて柔軟に動かし、頭(視界)と体の重心を動かさないようにすると言うことです。も少し正確に言うと、路面のデコボコの近似直線に平行に、頭と体の重心が移動するということ。
 端から見ると、バイクは上下に暴れまくっているのに、頭は上下に動いていない。腕や脚、腰など体全体は「クネクネクネ~」って感じです。具体的には上手い人のライディングやMTBビデオを見てください。
 何を言いたいかっていうと、重心が安定してるのでバイクは暴れているように見えるが上下左右のバランスがとれてて、視界も安定しているので正確な視覚情報が得られる。つまり、バイクを自在にコントロールできるってコトですね。初心者、中級者にとっては、恐怖心が減り、且つ怖くない(或いはライディングが破綻しない)スピードにバイクをコントロールできるってコトです。出来るようになりたいでしょ?私もです。って出来ないヤツが語ってるのか?!
 いやいや前置きが長くなりましたが、ここからが本題です!実はこの前のトレールランで、すっごぉ~っく上手い人から、貴重なアドバイスを貰うことが出来たのですよ。

4.体を柔かくするグリップの握り方。
Grip-s 言葉では伝えにくいので、絵にしてみました。
 まずはカタチから。左の絵の左上の①から下の②右上の③の順番でグリップを握ります。では個々の説明。
 ①ハンドル外側から斜めにアプローチします。②ドアノブを握る要領で、小指、薬指、中指、人差指の順番で軽く握っていきます。③完成です。あくまで軽く握っています。
 右下の×は、私の今までの握り方。真っ直ぐギュッと握っちゃてます。コレでは肩にも肘にも力が入っちゃいますし、肘も真っ直ぐになりがちです。
 ③の握り方だと、軽く握っているので肩にも肘にも力が入りませんし、肘も自由に曲がり、脇も開きます。つまり、腕が自由に曲げ伸ばしでき、バイクの動きに対して自在に体の位置を調整できます。
 肩から先の動きを柔かくした結果の握り方が③の姿なのですが、カタチから入っても良いかと思います。
 この握り方をするには、重要な条件があります。急な下り坂や、ブレーキングで、体重がハンドルに乗ってしまったら軽くグリップを握るなんてことは出来ませんよね。そーなんです。この握り方をするには、腹筋や背筋等、腰廻りの筋肉で体重及び体に掛かる加速度を支える必要があるのです。また、体の重心位置もハンドルに寄りかからない位置に持ってくる必要があります。
 重心位置に関しては、「卵が先か鶏が先か」的なところがあるかと思いますが、ガレ場を乗り切るヒントの一つになったのではないでしょうか。私も早速今週末トライしてみます。って実践してねぇのかよ?いや~、これを教わった時には既にパンクしてて、パンク修理してる最中だったのよねェ。で、その日はお開き。
 尻切れトンボの記事ですみません。

※ グリップの握り方については、私が上手い人に聞いた内容を私なりに解釈した結果に基づいて書いています。よってこの内容に間違いがあれば、その非は全て私にあります。
※ このグリップの握り方は、下りでの一般的状況における握り方であり、バームでのプッシュや、フロントの引き上げ等のアクション時、また登りでは、別の話しとなります。