富士パノに行く前の古いネタを蔵出しです。
別に、ヘッドパーツが割れた訳でも、フレームが折れた訳でも御座いません。
また、私が間抜けな事をしてしまっただけです。
場所は「
輪娯館」さんの店先。
古いDMRから、
NEW DMRにパーツを移植する為、バイクからパーツを外していた時のことです。
一通りパーツは外し終わり、後はヘッドパーツだけ。ヘッドパーツは贅沢にもテクノグライドです。
お店に借りたヘッドパーツ抜き工具で、下側のワンをコンコンコン!カ~ン!と抜きました。ベアリングとアッセンブリーされた下ワンがゴトッ!とコンクリーの床に落ちた途端、ベアリングのシールが外れて「バァ~ン!」とベアリングの玉が四方八方に飛び散ってしまいました。
固まったまま、「あ・・・・」と唖然とバラバラになったヘッドパーツを見つめる私でしたが、耳ではベアリングの転がって行く先を追っていました。お陰で19個のベアリングの内、18個を見付ける事ができました。凄いでしょ!って自慢するところではないです。1個無くしてしまいました。
でも、テクノグライドのベアリングって仁丹みたいに小さいのですよ。18個見付けた時は「俺って偉い!」って思っちゃいました。
で、上ワンを抜く時は、ウェスでヘッドパーツを包んで床に落ちないようにして抜きました。このぐらいの配慮は必要なんでしょうね。普通。
バラバラになっちゃったので、強制オーバーホールです。
シールドベアリングですが、結構砂粒が入っています。と言うことでアッパーも分解。完全トレールバイクなので、高圧洗車はしていないのですけど、自転車パーツのシールってこんなもんなんでしょうね。
何時ものように食器用洗剤で洗って、部位ごとに別けておきます。
部位ごとに馴染みが出ている可能性を考慮しての処置です。
ワンは摩耗も無く綺麗な状態です。
この写真では、レール部分に圧痕があるように見えますが、廻りの景色の写り込みです。この写真を見て急いで現物を確認しちゃいました。現物は綺麗でした。
ベアリング同士の間隔を保つ部品です。変形しやすいのでパーツクリーナーで汚れを吹き飛ばすだけに留めた方が良さそうです。
シールです。手のひらの上で洗ったら変形してしまいました。洗う時は平らな所に置いて洗った方が良さそうです。
後は組むだけなのですが、
ジャイアントDHに使っているテクノグライドの上玉押しが編摩耗していたので、取り合えずこのテクノグライドのパーツを使っちゃいます。
で、DH用のリプレースパーツを頼んだら、入荷は7月とのこと。そこまで生産予定はないらしい。いくらなんでも、そこまで待てないので、このテクノグライドは取っておいて、新しいヘッドパーツを買いましょう。
新しいヘッドパーツには、テクノグライドの06モデルの「J-2」ってのが5、250円(予価)と値段もお手頃でよさそう。ってことで、これを頼んだらこれも未入荷とのこと。
なんてことをやってたら、肩を怪我してしまったので、この件は保留と相成りました。