小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

ホイール仮組みしといて良かったぁ

2005年05月31日 | MTB[SURLY 1×1]
wheel_ft_36h3x 昨日ホイール仮組みしてみました。いや~仮組みしといて良かったです。スポーク長演算が間違っていました。間違いの元はEDR。自分で測り直したら、EDR=約549mm
 スポーク長の正解は、
 3クロス(6本組み)の場合、LH=264mm、RH=266mm。
 4クロス(8本組み)の場合、LH=271mm、RH=272mm
 後ほど仮組みして検証します。

 36本を3クロスで組んだンですけど(上の写真)、全然スポーク長が余っちゃう。エクセルの計算結果は、マビックの演算プログラムの計算結果と比べてみても、そうおかしな数値では無いし。で、各パラメーターをチェックし直したら怪しいのがEDR。リム外径から計算したら、教えて頂いた数値は間違っていました。ちゃんと確認はしておくモンですねぇ。

 で、あらためて3クロスの計算結果に合う手持ちのスポークを探すのは面倒だし、フツー36本組みなら4クロスで組むのがスタンダードでしょうから、4クロスで組むことにします
 ナンで最初から4クロスで組まなかったか?それは組んだ事がないから。それだけです。今回は折角仮組みするんだし、強度的に有利な4クロスで組むのが正解でしょう。
 よ~し!ガッチガチのホイールにしてやるぅ!


レイン 三兄妹 登場!

2005年05月30日 | MTB[GIANT レイン2]
-<5/31 編集>----------------------------------------
 あらら、スミマセン。「物欲エントロピィ」さんのこの記事とカブってしまいました。元々「レイン3台重ねたら気持ち悪い絵になる。」って発案は、「物欲エントロピィ」の管理人さんだったのに、ごめんなさいね。
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reign2_3bro_01s ん?! 車の後ろのキャリアが、ナンか気持ち悪いことになっているぞぉ。なんだこりゃ?もう少し近づいてみましょう。

reign2_3bro_02s おおっ!同じ色のレインばっかゴチャゴチャと・・・。気色悪い・・・目がチカチカするぅ。
 さて、この写真にはレインが何台写っているでしょうか?もしかしたらチッチャイのがフレーム間に隠れているかもしれません。

reign2_3bro_03s はい!正解は3台でした!って最初から分かってますよね。でもチョット珍しい絵でしょ。
 一番奥のが「物欲エントロピィ」の管理人さんの(フレーム買いなのでレイン2ではないです。)。真中が私の。一番後ろのが、待ちに待ってたY嬢の2ndロッドのレイン2です。一昨日入荷されました。これでジャイアン党下部組織、レイン三兄妹成立です。

 あらためて見直すと、ウチらのジャイアント所有率高いです。昨日なんか6台中5台がジャイアント。おまけにロックショックスとヘイズの装着率も高い。ジャイアントジャパンの人にピックアップを手伝って貰いたいくらい。
 でも、これがMTB市場の現在の姿なんでしょうかねぇ?ジャイアントは製品品質もサービスも良いし、価格も安い。HPもユーザーが欲しい情報(セッティングデーター等)を載せていて、好感が持てます。
 他のメーカーさん、代理店さんもガンバレ!って余計なお世話か。


ブログ人5/26メンテ工事によると思われる不具合解消致しました。

2005年05月28日 | Web、Blog、PC
 ブログ人スタッフ殿。素早い対応ありがとうございました。「ブログ人5/26メンテ工事によると思われる不具合」の現象解消いたしました。
 今後もブログ人の環境改善、及び発展を期待しております。

[関連記事]
 「ブログ人設備増設に伴うメンテナンス工事が終了しました



SRAMアタックシフター入荷

2005年05月28日 | MTB[DMR トレールスター]
sram_attacks-<5/29 編集>-------------------------
 トレイル仲間の「物欲エントロピィ」の管理人さんがBlogに乗り換えたとのことなので、早速トラックバック。LINKも貼り換えておきました。なんかスゴク使いやすそう(管理しやすそう)なブログで羨ましい。
 なんと!SRAM X・0 リアディレーラーをご購入。それも2ケ。さすがHPのタイトル通り突っ走っております。今日現物を見せて頂きました。とても綺麗で軽く、スプリング反力も高くてイイ感じ。ワイヤーの取り回しもナイス(今時言わない?)です。
 私もSRAM買いましたよ。¥3,800のアタックシフターですけど。コレと組み合わせる予定のシマノの105ディレーラーのスプリング反力が比較的高いので、SRAM特有の気持ちイイ「カチカチ」感が出ることに少し期待。
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  DMR9速化用のSRAMアタックシフターが入荷しました。Rディレーラー用のみで税込み3,800円。代理店がカワシマサイクルのみなので仕入れ値が高いです。左右セットで購入すればもう少し仕入れ値が下がるようですが。
 外観は思っていたより良い。(私のSRAMに対する認識に対してですが。) これでDMR9S化パーツ揃いました。

 今日は、その前準備としてDMRを洗車。クロモリフレームなので、塗膜が剥げた所の発錆発見。バラした時にタッチアップしとかなきゃ。
 ついでに、明日のトレールランの為にレイン2のハンドルバーをamebaのカーボンバーに交換。一気にライズが下がってチョット違和感。もとの高さに戻っただけナンだけど。少しづつ様子を見ていきましょう。


ブログ人5/26メンテ工事によると思われる不具合

2005年05月27日 | Web、Blog、PC
 私のブログにおいて、「ブログ人設備増設に伴うメンテナンス工事」によるものと思われる不具合が発生しています。まったく、もう・・・。ですね。

[不具合現象]
 一部のサムネイルをクリックしても、画像が現れずこのエラーが表示されてしまいます。5/26のメンテ工事以前は正常に表示されておりました。
 具体的には、この記事のいくつかのサムネイルにおいて、この不具合が発生します。このサムネイルのリンク先の画像ファイルは存在しています。
 他の記事でも同様の不具合が発生するサムネイルがあります。全部の記事はチェックしていません。

[ブログ人スタッフ殿]
 本不具合は、記事編集でリンクを貼り直せば解消できると思われますが、現象確認の為しばらくこのままにしておきます。
 全記事をチェックするのは大変なので、お手数ですが、よろしく対応お願い致します。

※ 画像表示時のサイズ表示不良について対応頂きありがとう御座いました。



The Way of the Gun

2005年05月26日 | 映画、小説
benicio_del_toros と言う訳で、また描いちゃいました。映画「The Way of the Gun」のベニチオ・デル・トロ [Benicio Del Toro]です。

※ イラスト内のフォントは、「PSYCHOGRAPHERS!」様のフリーフォントを使わせて頂きました。

 好きな映画と俳優なので、力入ってます。(力入れてもこの程度ですが。) この映画の邦題は「誘拐犯」と、なんとも面白くなさそうなタイトルがついています。原題のままでイイのに。
 久々に台詞で説明してないアメリカ映画。「まだアメリカエンターテーメント界にも「全てを語ったらカッコ悪い。」って感性があるンだ。」って安心させてくれた映画です。別に分かり難い内容ではありません。むしろストーリーは単純。ただ、台詞では一言も語られず、一回観て「え?そう言うこと。」、2回目で「あ、やっぱりそうなの。」って確認できる人間関係があります。(私が鈍いだけか?)
 内容は、特典映像の中でも語られますが「サム・ペキンパー風様式美の西部劇的現代犯罪映画」。「銃で生きる者の空しさ」をカッコ良く観せてくれます。と言ってもロバート・ロドリゲス程現実離れしていない。

 で、この映画で掴み所のない悪党ロングボーを演じるのが、ベニチオ・デル・トロです。渋い!カッコイイです。この映画を観た後は、イラストにある口を歪める仕草を無意識に真似てしまいます。最近の映画「21g」のトロも、別の意味でイイ!観たら泣いちゃうかも。
 この「The Way of the Gun」、映画「ユージュアル・サスペクツ」の脚本を書いたクリストファー・マッカリーが初監督した映画なんですって。なるほど、良く出来ている訳だ。
 トロの他に、ジェームス・カーン、ジュリエット・ルイス、ライアン・フィリップと大物、ベテラン、人気若手俳優と渋い配役です。

 イラストは夜のモーテル兼ドライブインの駐車場で、これからジェームス・カーンと話をしようとしているところ。とてもお話しする雰囲気とは思えません。でもトリガーには指を掛けてません。ご丁寧にスライドも押さえています。(コックが起きてないのは私のミス。)
 トロが使っている拳銃は、何故かコルト・ガバメントM1911。ペキンパーの「ワイルドバンチ」の時代から使われているクラッシクなオートマチック。最後の売春宿での銃撃戦では装填に苦労してます。

 いや~久しぶりに絵を描くと楽しい。ナンかブログが違う方向に行っちゃてますね。まあ、そのうち絵を描くのも飽きるでしょう。


Ftホイールの仮組みの仮組みを・・・

2005年05月25日 | MTB[SURLY 1×1]
 この前、自転車屋さんに置いてある自分の在庫パーツを探していたら、ありました。前の記事で計算した271mmより長いスポーク。
 アラヤRM910DHとLXハブの組み合わせで36本組みで使っていたヤツ。クワハラ ライドに使っていたンですけど、当時はVブレーキだったからホイールの振れが出ると直ぐ分かるンです。で、振れ取りする訳ですけど、いくらカンカンにスポークを張っても振れがとれない。と思ったらプチポテチになってました。と言ういわれのあるスポーク。

 今回は、スポーク長を確認する為の仮組みだから問題無し。早速今夜スポークテンションを掛けない仮組み状態まで組んじゃおうって思ったら、ノートが無い。ホイールの組み方から、サスをバラした手順、その他測定結果等がメモってある、私の外部記憶と言えるモノ。部屋や自動車の中まで捜したけど無い。う~ん、これは自転車屋さんに忘れてきたな。
 あのノートが無いとホイールが組めません。何せホイール組みを理屈で理解してないモンで、どこの穴にどの順番でスポークを通したらJIS組みになるか、その逆になるか分かりません。
 考えて組んでも時間の無駄なので、今日は(も?)ヤメ。よってタイトルナンバーも無し。


「ブリジット・ジョーンズの日記 」が借りられない

2005年05月23日 | 映画、小説
renee_zellwegers 昨日の日曜日はトレイルランは無しの予定でしたが、草津のレースに出ないトレイル仲間からお誘いが。でも、またもや(久しぶりだけど)寝坊でキャンセル。日ごろの寝不足が祟って9時間も寝てしまいました。誘ってくれた方々、申し訳ありませんでした。

※ 携帯メールに頂いたSPEEDGAMEの写真見ましたよ。大きい画面で見ようとPCでアクセスしたら、PCのブラウザでは見れないのですね。今度実車見せて下さい。

 で、洗濯、掃除、今週分の食料買い出しをしたら、何もやる気が起きなくなっちゃいました。自転車関係、あれやこれや手を出しすぎですね。ブログの方も気張って更新するのを止めましょう。最近、記事が長すぎ。自転車もブログも目的からズレてきているみたい。ラクに行くことにしましょう。(元々そのつもりだったンですけど)

 と言う訳で、たまには違った事をしてみましょう。で、久しぶりにイラストを書いてみました。ラフで済まそうと思ってたけど、どうせ主線を入れるのならとペン入れして、ペンを入れたならとトーンを貼って仕上げてしまいました。(あっ、袖のところトーン貼り忘れてる。)

 イラストは、映画「コールド・マウンテン」でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ助演女優賞を受賞したレネー・ゼルウィガー[Renee Zellweger:ホントの発音は違うみたいだけど]。(のつもり。似てない?) 「コールド・マウンテン」後半の雪山場面のイメージ。
 「コールド・マウンテン」は、「映画「イングリッシュ・ペイシェント」の監督(アンソニー・ミンゲラ)、スタッフが再結集!」とのうたい文句にのせられ借りたのですが、私にはイマイチ。ストーリーが少女漫画チック(ごめん。少女漫画への偏見?)で感情移入ができません。「イングリッシュ・ペイシェント」はチョット泣いちゃったのに。
 主演ジュード・ロウのハマリ役は、私的には「ロード・トゥ・パーディション」の写真を撮る殺し屋。カッコ良かったです。後「AI」のセクサロイドとか。え?ナタリー・ポートマンも出てたの?全然気が付かなかった。太っちゃてた?
 でも、助演のレネー・ゼルウィガー良いです!チョットぽっちゃりで、一重むくみ瞼で、への時たらこ唇(失礼!)だけど、カッコ可愛いです!惚れちゃいました。歳もそう私と変わらないっと思ったら結婚されるのですね。おめでとうございます。
 このカッコ可愛いのが、この「コールド・マウンテン」での役柄なのか、彼女の演技力なのか、彼女自身の魅力なのか見極めたいと思って、彼女を一躍有名にした「ブリジット・ジョーンズの日記 」を観てみたい訳です。中年オヤジがラブコメ映画を観る姿は、想像するだけで気持ち悪いでしょうけど。

 こう言う訳で、前々から借りようと思っているンだけど、何時も貸し出し中。結構数は置いてあるンだけどなぁ。そんなに人気があるのか「ブリジット・ジョーンズの日記 」?ますます観たくなってきたぞぉ!

 ところで、草津のDHレース、もうリザルトが出てますね。やっぱり内嶋亮選手が大差で1位ですか。2位は重力技研さんの斉藤邦一選手。
 去年のタイムと比べてないので実際の調子は分かりませんが、順位的には上がった方も下がった方もいるようで。○○さんなんか、□□さんに*.**秒差をつけて超上位!おめでとうございます。みなさんお疲れ様でした。


チタニシモ復活計画

2005年05月21日 | MTB[Panasonic チタニシモ]
Titanissimo01 「サリーちゃん」ことSURLY1×1にパーツを取られてばかりいるチタニシモくん。そう言えば今まで一度もちゃんと紹介していませんでした。フレームは、パナソニックのフルリジット完成車のクレーム改善品です。フルリジットですから90年代前半のモノでしょうか?自転車屋さんに長期在庫されていたものを格安で購入しました。
 見ての通りギンピカですが、殆ど手持ちのパーツで組んだのでお金は掛かっていません。手間は思いっきり掛かっていますけど。

Titanissimo02 これは自転車屋さんの倉庫にダイバーと共に置かせて頂いている写真。殆ど放置状態。ダイバーは見事に復活しましたが。
 かなり熱を入れて組んだバイクなのに、何故乗らなくなったか?それは怖かったからです。Fサスを入れた状態のジオメトリーを作図して問題なさそうなことは確認してあります。問題があるのはライダーである私。クロカンライダーの方々は、こんなバイクで如何してあんなスピードで下れるのでしょう?怖い怖い。あんまり怖いのでタイヤをブルードラゴンに代えてみたのですが、やっぱり怖い。そのうちあんまり乗らなくなってしまいました。

 では何故今復活なのか?その前にSURLY1×1のコンセプトについて、SURLYのHPで確認してみましょう。ざっと読むと、「ごく一般的なジオメトリーであり、どのように乗るかは乗り手次第」ととれます。ですから私の使い方もアリなのでしょうが、日本の急激に登ってドカドカ下るという環境も考慮しているのでしょうか?主に、なだらかな起伏のあるトレイルや、郊外を走ることを想定しているように思えるンですけど。
 と言っても私が走るスピード域では、強度耐久性は問題ないでしょう。問題は私。チタニシモの二の舞になりそうな気がします。そこでご登場願うのがチタニシモくん。下りがおっかないバイクとして、「サリーちゃんに乗る為用」養成ギプスとして復活して貰いましょう。それに少しは登りもやらないとね。

XTR-Crank01-s で、先ずはサリーちゃんに取られちゃったクランク。実はトレール仲間から、旧XTRの中古クランクMRP付きを格安で譲ってもらってるンです。これで私も晴れてXTRオーナー。組む前に綺麗に洗浄します。何せXTR様ですから。
 早速チタニシモくんに組みつけます。ところがBBの軸長が合いません。長すぎてチェーンラインが出ないのです。仕方がありません。BBを発注しましょう。店長に軸長が合うBBを頼もうとしたところ、「XTRとXTのオクタリンクの形状は違うよ。」とのご指摘。(そう、またもや自転車屋さんの作業場を借りてます。)へェ?知らなかった。そう言えば何かで読んだような・・・。XTRとは縁がなかったからなぁ。
 それでXTR BBの値段は?なんと定価7、800円!デェェ~!さすがXTR。でもBBにこんな金は出せません。バイク本体の1/5のコストを占めてしまいます。費用対効果が少なすぎ。
 もう一度BBまでバラして何か手はないか考えます。低グレードのEタイプのFディレーラーでどうにかならないかなァ~なんて考えながらBBを採寸してると・・・。ん?ES70?何コレ、XT、LXのBBじゃないの。
 そう言えば、前のオーナーから「XTのBBにくっつけてある。」と聞いたような気が・・・。

XTR-Crank02-s そこでクランクをよく観察してみると・・・。あららら。この画像はクランクのオクタリンク勘合部をBB側から見た写真。スプラインの半分ぐらいがXT形状に挫屈しちゃってますね。でも格安で譲って貰ったので気にしません。
 これではXTR BBを買ってもオクタリンク勘合部の面圧は設計値の倍になってしまいますから、更に挫屈してガタが出てくるかもしれません。XT BBに無理矢理圧入気味に組み付けた方が安全です。と屁理屈を付けて手持ちの軸長の合うBBを使うことにします。シェル幅が合わなくてサリーちゃんに使いまわしが出来なかったBBです。これで高いBBを買う必要が無くなりました。壊れるとしたらクランクが先でしょうし。XTR様に対してナンて酷い扱いでしょう。でも一件落着です。(あくまで自己責任ですからね。無茶なことしているからマネしないで下さい。)

XTR-Crank03-s クランクを前述のXT BBに、規定トルクを無視してガンガン締め付けます。(ネジが切れない程度にね。)Fディレーラーを仮組みして見ると、後1mm弱内側に入って欲しい所ですが変速は出来ます。で、この写真が組み付け状態。おお!高級っぽい。それにしてもまたデケェチェーンリング。っと思ったらやっぱりチェーン長が足りません。実家からロードの105のチェーンを持って来ることにします。アレなら足りるでしょう。

 と言う訳で、チタニシモくんも保留。こう保留ばっかりなのは、私に計画性が無いから?


26 Ftホイールのスポーク長算出

2005年05月20日 | MTB[SURLY 1×1]
 明後日5/22は、草津高原MTBフェスタ2005 第1戦。いつも一緒に走っているトレール仲間が出場するので、今週末のトレイルランは無しです。みんな楽しんで来てください。心配していた天気も、何となく良さそう。
 私はエントリーしてません。楽しいコースで、レースのドキドキ感もいいンですけど、この「ドキドキ」が今の私にはプレッシャー。レース会場に行っちゃえば問題無いンですけど、出発前日眠れなくなること確実です。10月のレースは天気も良いでしょうし、エントリーしよっかなぁ~。

rimfthubs と言う訳で、今週末はFtホイールを組みます。この写真が新型LXディスクハブと今年のAlexDM24です。

 先ずはハブ。現物をノギスで測定して、シマノが提示している寸法と合っているか確認します。測定の結果、間違い無いことが確認できました。

 次はリム。そういえばこのリムも、代理店さんから一度誤発送されてるンですよね。私も自転車屋さんも36穴で発注したのに、32穴が届きました。今時36穴で組む人は少ないのかしら?
RimEDR それはさておき、EDRを確認します。EDRとは左の図に示す通り「リムにニップルを組んだ時おける、リム外側のニップル端面位置での、リム直径に相当する寸法。」です。何の略か聞かないで下さい。知りません。
 このEDR、AlexのHPには載っておりません。他のリムメーカーでもHPに載せているところは無いようです。私の知っている限り、スポークの演算プログラムを置いているメーカーはあります。MAVICDT swissです。
 現物を正確に測定するのは、大物だけに大変です。そこでどうしたかと言うと、MOTOWAY PIMP RIMS CLASSIC がAlexのOEMらしいと知らなかった頃のこと。ウマイことに、このPIMP RIMS CLASSICを買うつもりで代理店さんのWHEELWORKS.deptさんにメールで問い合わせしていたんですね。ご親切にもWHEELWORKS.deptさんは、即答でEDRと取扱店を教えて下さいました。ありがとうございました。結局、買わない事になってしまいまして申し訳ありません。光モノ、色モノのリムをお探しの方は MOTOWAY PIMP RIMS CLASSIC も候補に入れてみては如何でしょうか?写真で見る限り綺麗ですし。っと宣伝しておいて。
 さて、教えて頂いたEDRをあらためて確認すると、559mm。現物をコンベックスで大雑把で測定した値と合っているので、この値を計算に使います。それにしてもチョットでかい。ヤな予感、手持ちのスポークではスポーク長が足らないかもしンない。

SpokeLength-s これでスポーク長算出の準備ができました。左の表が計算結果です。計算式は「やまのせサイクル」さんの「ホイールQ&A」を参考にさせて頂きました。計算は三角関数の積み重ねになります。
 この表は、DMRでオートマ用ホイールを組む時にエクセルで作ったものです。インター3ハブとの組合せのスポーク長なんて、どこにも載ってないでしょうから。
 で、計算結果は、RH:271mm、LH:269mm。やはり手持ちのスポークでは長さが足りません。一度仮組みしてからスポークを発注しようと思ってたのに・・・。ナンせ自分のホイール組みの精度が信用出来ないモンですから。いきなり本番かぁ。自転車屋さんにスポーク発注しなきゃ。

 またもやサリーちゃん育成保留です。前回と同じオチ。さて、どうしよう・・・。

[5/30修正]
 スポーク長演算間違っていたので、表を差換えました。
 間違いの元はEDR。自分で測り直したら、EDR=約549mm
 スポーク長の正解は、
 3クロス(6本組み)の場合、LH=264mm、RH=266mm
 4クロス(8本組み)の場合、LH=271mm、RH=272mm
 後ほど仮組みして検証します。
 <関連記事>「ホイール仮組みしといて良かったぁ

[5/31修正]
 仮組み結果に基づき、表を差換えました。
 スポークの組み方、及びスポーク長は、
  36本4クロス(8本組み)、LH=270mm、RH=272mm
 とします。
 <関連記事>「27 Ftホイールの仮組み、スポーク長実測完了


「こうさぎ」を飼ってみる

2005年05月19日 | Web、Blog、PC
 私のブログ、チョコっと変わったの気が付きました?ページの左上の方に、ナンかチョコまか動いているのが居るでしょ。もしかしたら倒れているかもしれません。別に死んでる訳ではありません。寝ているだけです。これがBlogPetの「こうさぎ」です。名前は性懲りも無く「サリー」です。

 このBlogPetをクリックしてみて下さい。ナンか喋ります。寝ている時は寝言を言うか、起きて何か喋ります。喋る言葉は私の記事の中から単語をピックアップしているようです。クリックし続けると、そのうち五七五の句らしきモノを詠みます。結構笑わせてくれます。30分も遊んでしまいました。中には結構傑作の句もありました。「大雑把、なんたらかんたら、カッコイイ」みないなヤツ。今度傑作なのを詠んだら覚えておきましょう。

 更にこのBlogPet、記事も投稿するらしいです。楽しみです。他のBlogPetを飼っている方にトラックバックもするようですが、何を書くのか分からないので、とりあえずその機能は切ってあります。

 このBlogPetは只のお飾りでは無いンですねぇ。簡単なアクセス解析をしてくれます。コレが導入の目的なんですけどね。アクセス解析を見てビックリ。通り掛かりでも結構見てくださる方がいらっしゃるのですね。
 「今度記事にしますね。」と言っておきながら書いていない記事が幾つかあるような・・・。やたらに予告するのは止めときましょう。

 後このBlogPetは「Macromedia Flash Player」が無いと見れません。見たい方は、こちらからフラッシュプレイヤーをダウンロードして下さい。


Rディレーラーのオーバーホール

2005年05月18日 | MTB[DMR トレールスター]
 「25 サリーちゃん育成本格始動?」の最後の文面、代理店のBB誤発送でSURLYの組み立てが出来なくなっちゃて、「さて、これからどうするか・・・。」の続きです。DMRの9速化に使うディレーラーのオーバーホールをやることにします。(ちなみに、ブログに書いてる日時と実作業をしている日時は一致していません。ブログの方が実作業より遅れ気味です。)

 で、手持ちのRディレーラーですが懐かしのサンツアー(確か7速)ぐらいしかありません。レインに付いてきた新品のローノーマルXT(「左右のシフトレバーのアップ、ダウンの操作が同じになりわかりやすくなりました。」って、やっぱ馴染めないんですけど。旧パターンのバイクと混用している限り無理ッス。)はあるのですが、どうしてもシフトパターンに馴染めません。ヤフオクに出すか。(レインは古い8速XTに交換してあります。)
 と思っていたらありました。昔、通勤に使っていたロードバイクのシマノ105です。カセットスプロケとセットで使えば問題無いでしょう。それに・・・・ムフフッ・・・玄人っぽく見える?
 さて、この105ですが、同じバイクに使っていたこのフライトと同様、かなり使い込んでいます。一度もオーバーホールした記憶がないので、ここでキチンとしておきましょう。幸いリバーススプリングはそれ程ヘタッていません。私が他のバイクに使っているXTより反力が高いくらいです。

sprocketsrderailleurs それではオーバーホール。台所で作業します。バラしてみると案の定、各プーリーの軸廻り、リターンスプリング廻りにグリスは残っておらずカラカラです。ガイドプリー(上側プーリー)の軸の管筒などは磨耗してしまって、軸を締め付けるとプーリーが回転しなくなってしまいます。とりあえず中強度のロックタイトで応急処置します。ガイド、テンションプーリーとも歯はかなり磨耗しています。外側からは週一でチェーンルブをくれていたのですが、やはり通勤使用のダメージは相当なモノのようです。プーリーは後で交換しましょう。
 一方スプロケットの方は、大きな磨耗、変形等無く、このまま使えます。

rderailleur_ohs これはRディレーラーの分解、洗浄が終わった状態。ガイド、テンションプーリーは、混同しないよう別々の容器に分けています。
 分解はこの写真の状態まで。パンタアーム内にあるテンションスプリングは外しません。パンタ部の支点はカシメてあるので分解できませんし、このスプリングを外すと嵌めるのにとぉぉぉ~っても苦労することになります。
 洗浄は、パーツクリーナーをザッと吹いて油脂を分解し、台所洗剤で洗う方法が効率的です。スポンジで全体をザッと洗ってから歯ブラシ等で細かい所を洗うようにすると、更に効率的。

 ここでトラブル発生。スプロケを洗浄し終わって、ディレーラーを分解、パーツクリーナーを吹き、油脂類が分解されている間に「コーヒーでも飲もうっと。」とヤカンを火にかけます。カチッとレンジの火を着けたら、「ボッ!・・・ボォォォ~!!」といつもより派手な着火音。「ワッ!ワッ!ワッ!ワッ!」シンク一面火の海です。どうやらパーツクリーナの噴射ガスが空中に残っておりコレに引火したようです。
 良く見ると火が出ているのは、パーツやシンクの表面のみ。先ずはスプレー管を遠くに避難させ、濡らしたウェスをシンクの端っこから被せていきます。これで火は消えました。被害はスポンジと三角コーナー(ゴミ入れ)等の樹脂台所用品が焦げただけ。ビックリしたなぁ~モウッ!って私が間抜けなのか。

 そう!私って相当間が抜けています。注意力散漫ってヤツですね。かつてモーターサイクルに乗っていた頃、仮止めのままのブレーキキャリパーを走行中「カーン!」って落としたり、同じく仮止めのアフターパーツのマフラーを落としてオートバイ屋のスクーターで探しに行ったり、同じく仮止めのままのフォーククラウンでウィリーして着地したとたんにフロントが沈んだりと、かなり間抜け、って言うか危険です。
 この前も谷底にヘルメット落としたし富士パノではゴンドラ止めてしまったし。(このエピソードは機会があったら話します。)
 だから自動車を運転する時は、「ノロッ!」って言われるくらい慎重です。確認確認確認で普通の人より2テンポぐらい遅れています。それでもドッキ!ってする時があるから、気を着けなくっちゃ。加害者にはなりたくないですからね。

r_derailleur105s 話がそれてしまいました。はい!これがオーバーホールを完了したRディレーラーです。カシメ部の可動部には、あまりベト付かないシリコンオイルをスプレーします。
 これで新品同様のスムースな動きになりました。

MrpForDMR-s これは、Fシングルでのチェーン脱落を防ぐ為のMRPのブーメラン形状のアームとガイドローラーです。MRPのバッシュガードは古い5アーム対応のものなので、今のエンビィをそのまま使います。

 当初デバイスは、こちらの記事で紹介した「Goldtec Manacle HT」がカッコ良くて、軽くて、シンプルな構造で、ソコソコの値段なので、コイツの購入を考えていました。しかし上下デバイスの車幅方向の位置調整構造が写真では確認することができません。そこでコレを扱っている某プロショップに問い合わせのEメールを打たせて頂いたのですが、全く音沙汰なし。
 と、今月発売の某自転車雑誌でこの某プロショップの某氏が「CNC削り出しはイイですね。」(そうか?)みたいなコメントで、この商品を紹介してるではないですか。でも肝心の疑問点には触れてません。
 もうイヤになちゃったので、このデバイスを買う事は止めにしました。この店で買い物するのも止めようっと。

 おっと、シフターを忘れていました。手持ちはシマノのSTX-R(懐かしいィ。知ってます?)とディオーレのみ。どちらもインジケーターが外せず私の好みのポジションが出せません。
 そこで新品を買います。SRAMのアタックシフターです。(X-7相当のシマノ互換シフターです。)質感はともかく操作感の評判は良いようです。
 ロケットシフター(X-9相当)との違いは、確かカバー色(原着黒色、シルバー)、レバーの材質(樹脂、アルミ)、ワイヤー(忘れた)ぐらいで、基本性能に大きな差はなかった筈。なのにナカナカお買い得感のある価格です。
 ムフフッ・・・これも玄人っぽく見える?

 オォ~ッ!楽しみになってきたぞぉ!


Bioniconの追記

2005年05月17日 | Bicycle[機材、装備]
 昨日はBioniconの記事にのめり込んでしまい、夕食の洗い物も洗濯物の片付けも今夜になってしまいました。よって今夜はバイク関係の手仕事は無し。

 昨日の記事は、BioniconのHP(コレはドイツ語バージョン)をよく調べもせずに、現物を見たまま、乗ったままの印象で書いてしまいました。ファーストインプレッションとしてはアリかと思いますが、コレだけだとあまりにも無責任なので、HPを見て分かったコトを追記します。英文を読めないので、解釈を間違っていたら指摘して下さい。

「Bionicon Edision」の位置付け
 こちらのページにある通り、「カモシカ(欧州アルプスのはシャモアっていうの?)のように斜面に応じて自在に姿勢を変えることにより、自在に(楽にストレス無く?)山を走りまわれるバイク。」と言うのが、根底にあるコンセプトのようです。
 具体的には、こちらのページの「Hints」の項にある通り、「レーシングバイクではなく、ピュアダウンヒルバイクではない、新しい方向の楽しいツーリングバイク、ライトフリーライドバイク。」ということらしいです。つまりオールマウンテン指向のフリーライドバイクってことですかね。
 また「ハイジャンプやハードインパクトを与えるような走りをするバイクではないですよ。」とありますので、落ち系や純粋なD系ではないと言うコトですね。私はダブルクラウンという見かけから、下り系に振ったバイクだと思っちゃいました。
 と言うことであれば、このタイヤの選択も納得できます。でもやっぱり私としては、少し転がりが重くなっても言いからもう少しグリップの良いタイヤがイイな。

AeroLinkの操作方法
 この自在にバイクの姿勢を変えられる仕組みを「AeroLink」と呼んでいるようです。こちらのページに分かりやすい操作方法があります。

AeroLinkの仕組み
 こちらのページに分かりやすいフラッシュアニメーションがあります。親切ですね。
 Rユニットは、下りポジションで15mmロッドに相当する部分が伸びるだけで、ユニットストロークの50mm(ホイールトラベル145mm)は登り下りポジションとも不変のようです。

Fサスについて
 こちらのページのスペック表によると、カートリッジ式のエアスプリング。ダンピング(というよりリバウンドスピード制御)は、エア流路を絞る方式のようです。調整機構は無いようです。RSTのエアサスが使っている方式のようなものでしょうか?と言っても具体的な構造は知らないのですが。
 他の工業製品で、エア流路を絞ることによってリバウンドスピードを制御する構造は知っていますが、この構造をとる目的は軽量化とコスト低減です。構造上調整機構は設けられません。
 実走時の性能が良ければ問題ないんですけど(軽く出来るし)、ちょっとチャッチイ気がします。装備的にリバウンドダンピング調整が欲しいです。Rユニットも含め、テックインの朝日氏のようなプロの方のインプレッションを読んでみたいです。

Rユニットについて
 このページの「Shock」の項にある通り、リバウンドダンピング調整の他に、ロックアウト機能があるようです。
 折角バイクにのったままジオメトリーが変えられる機構がついているので、ロックアウトでは無くSPVに相当する機構が欲しいですね。ロックアウトは手動ですから。贅沢ですかね。

グレード展開について
 こちらのページのドイツ仕様であれば、コンポーネント、ブレーキについては不満は無いと思います。でも繰返しになりますが、タイヤとリムはもう少し下りフリーライドに振った製品の方が気持ち良く走れると思います。市場に出ている以上、フレームがフリーライドタイヤに耐えられないほどヤワとは思えませんし。
 それからやはりフレームサイズ、デカ過ぎ。(シートチューブ長とトップチューブ長。)

 これで勝手ながら、私の気が済みました。またまた、生意気なことを書いてしまい、申し訳ありませんでした。


ドイツの面白ギミック付きバイク

2005年05月16日 | Bicycle[機材、装備]
 5/15のトレイルランの時に、SJさんが面白いバイクを持ちこんできました。BIONICONというドイツ製のMTB。ナンでもとある人から、このMTBのインプレッションとトレイル仲間の感想をレポートにまとめて欲しいと頼まれたそうで。(日本で売れるモノかどうかの判断の参考にしたいみたい。) SJさんがこの話を受けたのは、他のマニアックなドイツ製フレームの話もあったので受けたみたいですけど。
 このBIONICON。上記のリンクHPにある通り既に海外では発売されており、日本のサイクルショーでも発表されているので機密ではないとのこと。また依頼者の方とSJ氏との間で機密保持契約も結んでいないので、私のHPで紹介するのも問題なしだそうです。そこでWeb上で検索をかけてみると、少数ですが既に何件かWeb上で紹介されているので、安心して紹介させて頂きます。

 さてこのMTB。メーカーHPによるとBionicon Edison SR というモデルで、2グレードあるうちの下のグレード。持ちこまれたバイクのスペックも、このリンク先のスペック通り。(アッセンブルされているパーツも、このページに載ってます。)

Bionicon01 で、面白ギミックとはこの写真のように、登りと下りのポジションが自転車に乗ったまま簡単に変えられる仕掛け。上側が上りポジション、下側が下りポジション。私が仕組みを良く理解しない時にポジションを作って撮った写真なので、あまり劇的に変わってませんが、実際はもうちょっと派手に変わります。こちらのHPの説明図の方が分かりやすいかもしれません。メーカーHPにも説明とサービス情報が載っています。ステム部にもチョコっと変わった仕掛けがついています。
Bionicon02 ポジションを変えるには、左の写真のオレンジ色のアームに付いている黒いボタンを使います。
 下りポジションにするにはパイクに乗車したまま、このボタンを押しながら体重を後ろにググッ~と載せます。丁度マニュアルをするような感じ。但しマニュアルをするほどの勢いも力も要りません。
 登りポジションにするにはバイクに乗車したまま、このボタンを押しながら前ブレーキを掛け体重を前に載せます。丁度ジャックナイフをするような感じ。同じくジャックナイフをする程の勢いも力も要りません。

Bionicon03 ポジションが変わる仕組みは、大雑把にはエアサスであるFフォークとRユニットのエア室が、2本のホースで繋がっていて、上記ボタンを押しながら体重移動をすると、F、Rのエア室をエアが行き来する仕掛けのようです。ボタンの写真のフォーク上部から出ているホースと、左の写真のショックユニット上部から出ているホースが、前記したホースです。
 わたし的にはシンプルな仕掛けで好感が持てます。でも、下りポジションにするとRユニットのストロークが減るってこと?ヘッドアングルを寝かせることと、Fストロークを延ばすことが目的で、RのMINストロークの50mmが下り設定ということであれば、オールマウンテン的フリーライドバイクとしてはOKだと思います。RのMAXストローク145mmにおける登りペダリング時のボビングも気にならないし。(フレームサイズがデカ過ぎてダンシングできなかったので、ダンシング時どうなるかは分かりません。)

Bionicon04 これはR廻りの写真。シングルピボットです。ショックユニットの取り付け位置により、ホイールストロークを3通りに変えられるようです。

 ところで、みんなの反応はと言うと「面白いけど。」の言葉は出ますが、アッセンブルされているパーツを見て引いてしまっているようです。キワモノ好きの私としては、チョット興味があります。ウソ。かなり興味があります。(別に欲しい訳では無いですけど。)
 だれもトレールを乗りたがる人がいないので、私が試乗させて頂きました。トレールを1本走るには、担ぎ上げとかピックアップする時間とかで結構手間が掛かるンですよね。だから余程のバイクでない限り自分のバイクを置いて、他のバイクを担ぎ上げないンです。1本でも気持ち良く走りたいですからね。事実、私も自分のDMRに乗れば良かったと思ったくらいですから。お陰で前の記事のムービーが撮れた訳ですけど。

<BIONICON Edison SR インプレッション>
 大胆にもヘッポコライテクの私がインプレッションを書かせて頂きます。初心者向けのバイクのようですし、初心者の目で見たインプレもイイかナっと。
 あくまで私の主観で書かせて頂きます。プロのように客観的には見れません。関係者の方、もし問題があればコメント下さい。削除します。

・質量
 見た目より軽いです。手検討で14kgくらい。レイン2と同等かそれ以下。このパーツアッセンブルから想像されるグレード (初心者向け安価グレード)としては、軽いと言えると思います。

・フレームサイズ
 デカ過ぎです。フレームジオメトリーはこちら。私の身長は160cmと低いのですが、今回乗らせて頂いたサイズはMサイズ490mmです。Sサイズは425mm。レインのSサイズが395mm、Lサイズが460mmですから、これと比べててもかなりデカイと言えます。私がMサイズを乗ると、下りポジションにしてもXCのように腹でサドル後ろを抱え込むようにしないと下れません。激坂のタイトコーナーでは、かなりゆっくり進入しても曲がりきれません。
 リア~センターは425mmと短めなので、そこが救いです。フリーライドバイクとして日本で売るならレイン並のサイズ展開が欲しいですね。

・タイヤ
 WBTのクロカンタイヤ(Mutano Raptor 2.24)が付いていました。このタイヤのせいでこのバイクのコンセプトがボケているように思えます。転がっているときはマアマアなのですが、ブレーキをかけると全然グリップしてくれません。ちょっとオーバースピードになって「ヤッベ!」ってブレーキをかけたとたん制御を失います。空気圧は、ここのトレールでは「パンクします」と宣言しているようなタイヤだったので、手検討(シュレッダーのエアゲージ持ってないモンで。)で2.2気圧ぐらいにしました。
 転がり抵抗、軽さ、仕入れ値等、ナンの目的でこのタイヤを選択したのか分かりませんが、バイク全体のイメージに対してこのタイヤはストイック過ぎる印象があります。初心者にとっては危険だと思います。
 気持ち良く走るなら、少し重くなってもマキシスのイグナーターやダイナマイト、タイオガのブルードラゴンぐらいのタイヤが欲しいです。 

・リム
 アレックスは私としては性能面でみても十分だと思います(私のお気に入りのメーカー)。但し、FD16ではタイヤ同様細すぎます。AlexRimsならいっぱい種類があると思いますので、FD26、FD28、DP20等くらいの太さは欲しいです。重量増加も120g程度で済むと思います。この程度のリムでフリーライドタイヤには対応出来るでしょう。ダウンヒルタイヤには無理がありますが。

・ハブ
 なぜか、DTSwiss Onyx disc です。日本では高いイメージがあるDTswissですが、ドイツでは安価に入手できるのでしょうか?メーカーHPにもリンクがありますし、繋がりがあるのでしょうか?
 QUANDO(ハブを専門としてないメーカーのハブをOEMしているメーカー。この前まで http://www.ktgroup.net/ にHPがあったンですけど無くなちゃった?Macさん情報です。)等安くて信頼のおけるメーカーのハブを使って、その分のコストをタイヤに振り分けて欲しいです。

Fサスペンション
 BIONICONブランドですが、SRサンツアー製です。SRサンツアー製ですが、軽くて、見た目も質感も良いです。日本で売るならSRサンツアーのロゴは消した方が良いでしょう。BIONICONブランドで出しているンだし。(SRサンツアーは昔のマニアックなサンツアーとは別物のようです。)
 ここから先は現物からの想像です。ポジティブエアのみ、ネガティブエア無しです。ダンピング調整はありません。手で動かした感触では、OILダンピングは付いていないのかもしれません。シールのフリクションが減衰になっているような感じです。
 走行時のインプレはRユニットも含め、タイヤ性能が低すぎてナンとも言えません。アッセンブルされたタイヤで走った限りでは、悪くはありません。ポコポコ反発が強い懐かしの90年代テイストを感じますが、タイヤの空気圧を上げているせいかもしれません。
 登り時は、シッティングでペダリングしている限り不快なボビングは感じません。但し、SPVのように漕ぎに快感を感じる程の性能ではありません。ダンシングは前記した通りフレームがデカ過ぎて出来ませんでした。
 装備的には、最低OILダンピングカートリッジ+リバウンド調整が欲しいです。

・Rユニット
 Xフュージョン製です。日本で売るなら、可能であればコレもショックメーカーロゴを消した方が良いと思います。走行時のインプレは、Fサスペンションに書いた通り。

・ディレイラー&シフター
 SRサンツアー製です。調整が悪いのか、元々の性能なのか分かりませんが、シフトのキレ、感触、質感どれも良いとは言えません。日本で売っているまともなMTBと比べてしまうと、このままの性能では通用しないと思います。

・ブレーキ
 これもSRサンツアー製。タイヤのブレーキ性能が低すぎてナンとも言えません。

・フレーム、フォーク剛性
 タイヤ性能、フレームサイズの関係で、どうこう言える程、スピードを出せませんでした。

・カラーリング
 これは丸っきり個人の嗜好になってしまいますが、爽やかな配色ではありますが、90年代前半のスキー板って感じ。っと思ったらメーカーさんのイメージカラーだったのですね。失礼しました。スノーボード等も造っていらっしゃるようで。
 でも、個人的にはMTBの流行の色に変えると、大分カッコイイ方向にイメージが変わると思うのですが。例えば、こちらのモデルのようなシンプルな配色が日本人には好まれるような気がするのですが、如何でしょうか?

・総括
 乗車したままポジションが変えられるというギミック自体は、日本でも受けると思います。後はパーツアッセンブルとパーツ性能、サスペンション及びフレーム性能&剛性、フレームサイズバリエーション、販売価格、販売戦略次第だと思います。ニッチな市場で更にニッチな所を狙っても採算が取れるか?ってところもありますし、やはりサスペンションのギミックを売りにして、他社と同じ市場にぶつけるのが良いかと。
 このままのパーツアッセンブルでドイツ本国販売価格+αでは、勝負にならない気がします。自転車雑誌社に持ち込んでも、やんわりとした言葉でボロクソに書かれるか、「もう少し造りこんでから持って来て下さい。」と言われる気がします。
 もう少しハッキリ言っちゃうと、パーツアッセンブルに関しては「ヤッツケ仕事」的な所が感じられます。言いすぎ?

仮定の話ですが
① コンポーネントとタイヤが同販売価格帯の他社同等。
② サスペンションスペックが他社同等から
   SPV相当の機能を省いたスペック程度以上。
③ フレームサイズが390mm程度の小さいサイズからある。
④ フレーム、サスペンション剛性がソコソコ。
  (フニャフニャでなくて、 耐久上問題無ければ可。)
であれば、自走フリーライド、ツーリング、山サイ、通勤を1台のバイクで済ましたいという人には、食指が動く商品になるのではないかと思います。

 いちヘッポコMTBフリーライダーが、色々生意気なことを書いてすみません。
 日本市場導入を検討されている方のご健闘をお祈りしております。

 いや~。頼まれもしないのに、風呂に入るのも飯も食うのも忘れ、力を入れて長い記事を書いてしまいました。なにせキワモノが好きなもので・・・。キワモノと言っても、このギミックは良いと思いますよ。特にシンプルな所が好き。

<追記>
 ちょっと待って!前言撤回。このHPにあるパーツアッセンブルでこの価格なら、フレームサイズとタイヤ、リム、サスペンションの基本性能の問題さえ解決すれば、他社と勝負になるのでは?まあ、対GIANTは無理としても。
 後は、日本に持ってきたとき幾らになるか?販売戦略、販売網ですか。私としてはカラーリングを変えて欲しいンですけど。(バイク持ち過ぎなので、買いたい訳ではありませんが。)