横浜の伊勢崎町にある本店。老舗である。50年。観光案内のこの宣伝に誘われて、関内から伊勢崎町のこのお店まで20分ほど歩いて捜しあてた。
ドアをあけ、中に入ると広い。「いらっしゃい」の威勢のいい声が迎えてくれた。左手にカウンター。11席ある。右手はお座敷になっていて、かなりの客が座れそうである。
もちろん、焼き鳥を注文。ハツ、皮、レバー、手羽先、つくね、などなど。ここの焼鳥はネタが大きいので食べ応えがある。スミで焼いているのだろうか、じわっとジューシーな焼き鳥だ。その後、今度は野菜を中心に、アスパラ、ぎんなん、シイタケなど次々に注文したが、そのうちお腹がいっぱいになってしまった。
実はこのお店に来たのは、先日、本ブログで紹介した市原悦子さんとミッキー吉川さんの「ふたりだけの舞踏会」を観た後だった。隣の席にすわっているかたを見ると、年配の男女だったが、彼らも「ふたりだけの舞踏会」のパンフレットをもっていた。聞くと、やはり同じ舞台を観たあと、ここに来たとか。このふたり、いろいろ、舞台を観て歩いているようで、その辺の話題は豊富で、事情通であった。
最後に鳥のスープが出てきたが、これは本当においしかった。鳥のスープとはこういうものだ、という主張がしっかりあり、これにゆでたラーメンでも入れて食べたら極上である。塩のかげんもちょうどいい。「おいしい、おいしい」を連発。
あまり長居ははすまいと、小一時間で引き上げる。隣席の方には、またどこかでおあいしましょう、と挨拶して、この日は店を出た。
伊勢崎町界隈を歩いたのは初めてである。
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