List:Les Preludes・Mazeppa,Ungarische Rhapsodie No.2,Smetana:Vysehrd・Die Moldau
昨日の立教大学交響楽団の演奏会を前に、関連するCDをだいぶ聴きました。また、演奏会を終了してからも聴いています。そのひとつがこのCDです。
指揮はカラヤン、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団です。
スメタナの「モルダウ」はよく知っています。チェコを代表する曲です。この河はボヘミアの森から流れ出て、北に向かい、プラハを貫通し、エルベ川に合流します。絵画的でよどみなく清澄な曲です。
交響詩《前奏曲》はリストの作品。リストには全部で13曲の交響詩がありますがもっとも有名なものがこれです。曲全体は2つの関連した主題による自由な変装の形式をとって、愛の美しさを表現する第一部、愛の世界を中断して破壊する嵐をうたう第二部、自然のなかでの静かな憩いをうたう第三部、平和な生活にたえられなくなった人々が鮮烈につく第四部からなっています。
リスト自身が曲の内容を説明しています。「我々の一生はその厳粛な第一音が死によって奏でられる序曲にあらずして何であろうか? 愛はすべて生の輝かしい朝焼けである。しかし、嵐が来て、その青春の幻想を破らない運命がどこにあろうか?人はそのような平和に満足することができない。合図のラッパが鳴り響き、その戦いが何と呼ばれるものであろうとも、自分を戦士の列に加えていく。そして争いのなかで自分の力をためし、自分の力の完全なる所有に到達していく」と。
このCDには他に、リストの交響詩《マゼンッパ》、ハンガリー狂詩曲第2番、スメタナの交響詩《高い城》[連作交響詩《わが祖国》から]が入っています。
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