1932年の作品。原作は、ヘミングウェイの「武器よさらば」。
イタリア軍の衛生部隊所属のフレデリック・ヘンリー中尉(ゲーリー・クーパー)と看護婦キャサリン(ヘレン・ヘイズ)の愛情物語。中尉フレデリックは軍医リナルディ少佐(アドルフ・マシュー)の意中の看護婦だったキャサリンに一目ぼれ。キャザリンは少佐の嫉妬のためミラノの病院へ転勤させられる。ミラノに送られた中尉は戦場で頭と脚に重傷を負う。軍医である少佐は中尉を手当し、自分の軍人らしくない嫉妬を後悔し中尉をミラノの病院へ送った。そこで中尉はキャサリン看護で完治した。
しかし、完治した時に、2人は別れざるをえない状況に追い込まれる。中尉をスイスの戦線へ見送った彼女は、秘やかにそこへ赴く。彼女との恋は、ヘンリー中尉の性格を一変させた。中尉は酒席を顧みなくなる。少佐はこのことを喜ばなかった。キャサリンから中尉への手紙をことごとく返送した。中尉は彼女からの手紙を待ったが、これでは届くはずはない。身も世もあらぬ思いで、ミラノへ彼女を探しに赴く。しかし、中尉とキャサリンの仲を嫉妬する看護婦たちはキャサリンの居所を教えない。彼が知り得たのはキャサリンが妊娠しているということだけだった。
リナルディ少佐は、中尉が真剣にキャサリンを愛していることを知ると、手紙で知った彼女の居所を教える。中尉は闇の夜、雨をいとわず一人コモ湖を漕ぎ渡り、ブリッサゴの病院を訪れる。キャサリンは病の床に伏していた。キャザリンは流産し、手術の結果が思わしくなく、愛人の手を執りながらこの世を去る。
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