グレイス・ペイリーの『最後の瞬間のすごく大きな変化』を読みました。
グレイス・ペイリーは、3冊の短編集だけでアメリカ文学界の伝説となった作家です。彼女の短編を村上春樹が翻訳しています。この作品は彼女の第2短編集です。かなり短い作品が多く、この短編集には17編の短編が収められています。
ニューヨークに暮らす女性たちが主人公の作品は、しっかり自分の考えや価値観を持って生きている人たちで、独特の味わいのある作品になっています。どう評価していいのか難しいタイプの作品が多いです。なんともいえないユーモアとちょっと外れた感じが面白いと思いました。他の短編も読んでみます。
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