日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

立花隆さんさようなら

2021-06-24 07:45:00 | 読書
立花隆さんが亡くなりました。




今さらここに実績を書かなくてもいろんな所に紹介されていると思いますが、「知の巨人」と言われる素晴らしいお仕事をなさって来ました。僕が最も影響を受けた作家の一人です。その著作は政治、自然科学、医学、宇宙、先端科学などあらゆる分野にわたり、その徹底した取材は、他の追随を許さない物でした。




僕が立花隆さんの本を読み出したのは教員になってからですが、ロッキード事件が高校時代に起きて、その裁判が大学時代にありました。田中角栄という日本政治界のラスボスを追い詰めたのが、立花隆という一人のジャーナリストであった事に衝撃を受けました。彼の仕事はそこにとどまりません。新しい著作を手に取るたびに、まるでドラえもんのどこでもドアが開くように新しい地平が広がります。




彼の徹底した読者をまねる事はできませんが、自分の立ち位置というか、考え方の基本は立花隆さんの本を読むうちに定まって来たのをよく覚えています。立花隆という作家、ジャーナリストに出会えた事は本当に幸せだったと思います。

彼の著作は大事にずっと持っていたのですが、前回引っ越した時に収納場所がなくなってやむなく処分しました。ブックオフに持っていったのですが、実は立花隆さんの本には値段がつきませんでした。かなりショックでしたが、何しろハードカバーが数十冊なので引き取ってもらいました。立花隆さんありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。



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