日常のあれこれをそこはなとなく

料理、わんことの日々、海外ミステリを中心とした読書、ソフトバンクホークス、JAZZなどを書いていきます。

空海

2018-03-02 05:37:28 | 映画
映画『空海』を見ました。



日中合作のこの映画は、空海、白楽天、阿倍仲麻呂、そして玄宗皇帝と楊貴妃という歴史上の人物を登場人物としたエンタメ映画でした。空海と白楽天が楊貴妃の死の謎に迫るという内容です。その鍵を握るのが阿倍仲麻呂の日記でした。



僕は空海というと、司馬遼太郎の『空海の風景』を思い出してしまいます。大天才空海の事が本当によくわかります。大好きな作品で、2回読みました。この映画の場合は固いことを言わずにエンタメ作品として見ればいいのでしょうが、主人公が空海である必然性がわかりません。楊貴妃も美しいのですが、あまりにも持っていたイメージと違って違和感がありました。



原作した夢枕獏さんの作品はサービス精神が横溢していて、『陰陽師』などもそうですがちょっとやりすぎ感を感じてしまいます。ただ、染谷将太の空海は、けっこうイメージぴったりに思いました。昨日試験監督に行った1年生のクラスに、この空海そっくりの生徒がいて、思わず何度も見てしまいました。彼は大天才ではないようで、数学の問題に苦しんでいました。
コメント
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