黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

コーヒープリン@りりぱっと

2009-10-18 | スイーツ
 まったりとした口当たりのコーヒー風味のプリン。上に生クリームも載ってます。
 プリンというよりは、クリームのようななめらかさなので、何か(スコーンとか)に塗って食べても良さそう。

 小麦市場 りりぱっと:新潟(三条)

杏仁プリン@りりぱっと

2009-10-18 | スイーツ
 あっさりさっぱりとした杏仁プリン。
 底に、パインと洋梨が入っています。

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 小麦市場 りりぱっと:新潟(三条)

 東三条駅近くのパン屋さん。
 見附のパン・ド・ネイヴルの方は以前こちらで働かれていた、という話を耳にしたことがありましたが……確かに同じ商品がちらほら(笑)。

『夜想曲集 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語』カズオ・イシグロ(早川書房)

2009-10-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
東欧出身の流しのギタリストであるヤネクは、ベネチアのサンマルコ広場で、母が好きだったアメリカのベテラン歌手トニー・ガードナーの姿を見かけた。
妻・リンディを伴った<特別な旅行>中の彼に頼まれ、妻に彼の歌を聴かせる計画に乗り、ゴンドラの上で伴奏をすることに……『老歌手』、
外国の語学学校で、英語を教えているレイモンドは、久しぶりにイギリスで暮らす大学時代の友人夫婦・チャーリーとエミリの元を訪れた。
ところが、2人の関係は冷え切っている様子で、気まずいレイモンド。そんな中、夫妻のアパートで留守番中に、たまたまエミリのノートを見つけた彼は、そこに書かれた自分の悪口らしき記述に動揺し、そのページを皺にしてしまう。チャーリーに相談すると、たびたびやってきては部屋を荒らす、知人の犬の所為にしてはどうかといわれ……『降っても晴れても』、
ギター片手にシンガーソングライターを目指す学生のぼくは、ロンドンの音楽サークルに蔓延する常識に嫌気がさし、ひと夏をモールバンヒルズでカフェを営む、姉・マギー夫婦の元で過ごす事に。
彼らの店を手伝っている時に、ある夫婦に目を止めたぼく。
スイスからやってきた音楽家であるその夫婦・ティーロとゾーニャに、思わず評判の悪いフレーザー婆さんの民宿を紹介してしまったぼくは、その後の彼らの様子が気になるが、何故か怒っていない様子で……『モールバンヒルズ』、
サックス奏者としての腕は持っているが、なかなか売れない、中途半端に醜い容貌のスティーブ。
そんな彼の妻・ヘレンが、実業家のプレンダガストに心を移し、彼を捨てた。そんなプレンダガストから、お金は出すから最高の外科医を頼んで美容整形をしないかと持ちかけられたスティーブ。
全く乗り気ではない彼だったが、マネージャーのブラッドリーの、彼女は、ブレンダガストに美容整形のお金を出させる為に離れたのでは、という言葉に、一縷の望みを託し、手術を受けることに。
かくしてビバリーヒルズのホテルに連れて来られた彼は、看護婦から隣の部屋に、あまり好きではないタレント、リンディ・ガードナーがいると聞かされ、さらに本人から手紙を受け取り、互いに包帯姿で出逢った彼らは、ちょっとした企みを実行するが……『夜想曲』、
演奏だった私は、かつて一緒に演奏したこともある男の姿を見かけた。それは、ハンガリー人の若きチェリストだったティボール。
一流の音楽の教育を受け、未来を嘱望されていた彼は、7年前のある日、アメリカ人女性エロイーズ・マコーマックに出逢った。チェロの大家だと名乗る彼女の助言は、辛辣だが的確。その後、彼女の泊まるホテルに通い、個人指導を受けたのだが……『チェリスト』の5編収録。

副題の通り、音楽と夕暮れをめぐるお話(夕暮れは、実際の夕暮れというよりは、人生の黄昏的な意味合いかな?)。
どれも、コミカルな部分も織り交ぜながら、人生の悲哀が垣間見れる感じが秀逸でした。
個人的には『夜想曲』が好きかな(この作品に登場するリンディは、『老歌手』の彼女と同一)。

<09/10/18>