黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『世界が終わる灯』月原渉(東京創元社)

2011-11-22 | 読了本(小説、エッセイ等)
クライストチャーチの全寮制の女学校に通う親友同士のふたり、ジュリア・グレイ(ジュリアン)とバーナード・ロイド(バーニィ)は、大学進学を前に、ニュージーランドの山間を走る豪華寝台列車・ノクティス号に乗ることに。
オリエント急行のように、レトロな雰囲気の漂う客車は、豪華で優雅な旅へと乗客たちを誘うが、そんな中で鍵のかかった客室で、乗員のイーサンが凄惨な首なし死体となって発見される。フランスの情報機関DGSEのバッジが落ちており、フランスが関与しているのではと、人々の疑惑が高まる。
さらに乗員たちが次々と姿を消し、吹雪の中、列車はトンネルの中で停まってしまう。怯える乗客たちに追い打ちをかけるように、さらに殺人が起き……

前作『太陽が死んだ夜』にも登場したジュリアンたちが、オリエント急行ばりの豪華列車に乗ったところ、事件が起きて…という、ミステリ。背景を考えると、社会派かな?
今回登場した探偵役のイタリア人が、今後も登場するのか、気になるところ(詩のみの登場の彼女も…)

<11/11/21,22>