黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『探偵ザンティピーの仏心』小路幸也(幻冬舎)

2011-11-08 | 読了本(小説、エッセイ等)
NYのマンハッタンで探偵業を営む、元警官のザンティピー・リーブズ。
依頼された調査がらみで、腹を切られて入院していたところ、その一件の依頼人であるマクミラン氏の代理人から罪滅ぼしとばかりに、退院後の静養もできる易しい仕事を紹介される。
<イースト・ヘブン・ホットタブ>というスパの会社のオーナー、エド・ヒースウッドが、新たにオープンする<ムーン・ハウス>の参考とするため、日本へ視察に行く、彼の娘・パトリシアのエスコートだ。
ヒースウッド氏の知人で、北海道で旅館を経営しているトモノリ・イワタニ氏の息子・ユウヤとのお見合い的な意味合い、そしてその人物の見極めも兼ねたものだった。
行き先は北海道の温泉地・ジョーザンキー(定山渓)。
ところがそこへレンタカーで向かう途中、何者かに殴られ、洞にひとり監禁されてしまったザンティピー。
そこを山寺<北辰寺>の住職の息子・ツヨシ(藤村剛)に助けられる。
パトリシアの様子を心配したザンティピーは、ツヨシらの手を借り、イワタニ氏の旅館<岩谷屋>の様子を窺うことに……

シリーズ第二弾。仕事でまたしても来日したザンティピーが、騒動に巻き込まれる話。
読みつつ、“ジョーザンキー”って一体、どんな字を書くのかと思ったら、裏表紙のあらすじに思い切り書いてありましたね…。
今回も彼の口調が軽妙(寅さん風)で楽しいのですが、せっかく来日したのにまた北海道…(笑)。まだ続くようなら、違うとこにも行って欲しい(笑)。

<11/11/8>