黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

レアチーズ@ドルチェ小川

2010-12-10 | スイーツ
 かなりまったり濃厚なレアチーズケーキで、食べ応えがあります。
 でも後味はさわやかで、さっぱり(レモン風味?)。下の方には、パイナップルのコンフィも入っていたり。
 上にはチョコのサブレが載っていて、土台は硬めの薄いクッキーみたいな生地。

 ドルチェ小川:新潟(見附)

『長い廊下がある家』有栖川有栖(光文社)

2010-12-10 | 読了本(小説、エッセイ等)
限界集落の調査をしようと出かけた、京都府綾部市近郊で、廃村に迷いこんでしまった英都大学3回生・日比野浩光。
あちこちさまよう中で、夜の八時近くになって、ようやく明かりのついた家に辿りつく。そこには他と同様、廃屋だったが、たまたまオカルト雑誌<ブラック&ホワイト>の取材チームの三人…編集プロダクション・マンダランド企画の市原朔太郎、心霊ライターの九谷安寿、フリーカメラマンの砂子勇…が訪れていたのだった。
そのメンバーに安寿同様に、心霊ライターをしている宮松達之が、綾部の実家から合流するはずだが、未だ現れないという。
その家は、現在貿易会社の元社長の所有となっている家で、地下には長い長い廊下があり、もう1つの家とつながっているという。その廊下の真ん中には、両側から閂がかかる両開きの扉があり、会うことを禁じられた恋人たちが逢瀬を重ねたという。悲劇的な結末を迎えたその場所には、幽霊が出るという噂があり、彼らはそれを取材しにきたのだった。
ところが、その扉の向こう側で、宮松が何者かに殺害されて発見された。西側からしっかりと閂が掛けられて…。
日比野が英都大学准教授・火村英生の教え子だったこともあり、事件に関わることになり……『長い廊下がある家』、
金婚式を迎え、幸せな雪の夜を過ごしていた老夫婦、田所雄二と夫人・安曇。
ところが五十一年目の最初の朝。離れに居候している義弟・重森弼が何者かに殺害された。重森は、以前ユースホープというネズミ講の幹部だったが、からくも起訴を逃れていた。それに嵌って騙されたふたり、角田充彦と折口大二郎は、彼を恨んでいたらしいがアリバイがあった。
その事件後スーパーの階段で転倒し、逆行性健忘に陥り、ここ一年間の記憶が欠落してしまった雄二。彼は事故直前に夫人にかけた電話で、件の事件の犯人に見当がついたといっていたという。
犯人を目撃していた訳でもない田所氏には、何故犯人がわかったのか、警察から謎を解いて欲しいと乞われた火村は……『雪と金婚式』、
旅行に出かけようと考え、下調べに書店に出かけたアリスは、そこでマンションの隣人である、私立女子高の英語教師・真野早織とばったり遭遇、お茶をすることに。その場で、早織の元教え子である広沢星子が、心霊写真を撮ったためによくないことが起きそうだと気に病んでいることから、彼女にどういってあげたらよいかと早織から相談されたアリスは、火村が以前言っていた言葉を告げ、納得してもらう。
一方、姫路市郊外で、城北大学商学部三年の冨士野研介が死体となって発見された。どうやら現在は人が住んでいない鍋島家所有の家に入り込み、屋上から転落死したらしいのだが、彼が寄りかかったらしい手すりには作為的な跡が見受けられた。
その後、再び早織に会ったアリスは、広沢と直接話をすることに。彼女が撮った写真が心霊写真だといった友人・支倉明徳の友人・冨士野が亡くなったのだと聞く。
学会の発表の準備で忙しい火村の代わりに、偶然にもその事件についてアドバイスを乞われたアリスは……『天空の眼』、
入試の合格発表も終わり、一息ついた二月二十日。
火村の研究室に、千舟傑という人物から手紙が届いた。彼は学生ではないが、火村の講義を密かに聴講しにきていた人物
だった。曰く、北海道で十三年前に起きた事件についての新事実を彼の父が知っているらしいのだが、それを警察に話すべきか火村に、父から直接聞いて判断してもらいたいと呼び出された。
…しかしそれは、嘘。千舟は、奇しくも火村を乗せた車でラジオが告げていた、自殺未遂事件を裏で操っていたのだと告白。そんな彼から致死量ぴったりのトリカブトを溶かしたオレンジジュースを、三つのグラスの中から選ぶゲームを挑まれて……『ロジカル・デスゲーム』の4編収録。

アリス<作家編>シリーズの短編集。
『天空の眼』や『ロジカル~』がいつもとはちょっと違う趣向(?)なのが楽しかったり。
それにしても真野さん、すごく久しぶりな気が…(笑)。

<10/12/9,10>