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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】リーチ先生

2017-04-15 16:33:27 | 読書感想文とか読み物レビウー
リーチ先生  作:原田 マハ

バーナード・リーチ氏の生き様を描いた小説でありました
著者得意の架空人物とのかけあいで、人柄というか、
時代や、姿が浮き彫りになっていくというもので
日本における民芸運動の話なんかも出てきて
なかなか勉強になったというか、面白い一冊でありました

ちゃんと、美術史的な勉強をしてなかったので、
バーナード・リーチ氏はともかく、民芸運動について
さっぱりわかっていなかったと
この小説で知った次第であります
柳宗悦を初め、河井寛次郎、濱田庄司といった陶芸に美を見出した人たちとの交流や、
彼らと、白樺派の人員がリンクしていたというあたりに
物凄く興味をそそられたというか、その頃に、文壇と美術界みたいなのが
融合したというか、新しい潮流を作ったんだと
面白く読めたのでありました
用の美という概念やらは、うっすら聞いてたけども、
小説で解説されると、なるほどなと思わされるのであります
そして、この潮流が、現代における陶芸家という職業なり、
芸術家を生んだんだと思うと、感激もひとしおだと思われたのでありました
凄いことだなと感じるのである
それまでは職人という立場だった人が、芸術家になったというのだからさ

でも、そうなってくると、逆に有名であることを疎ましく思って
一工芸の人であろう、そのままで、それが素晴らしいことであると
まぁ、そんな思想のもと、用の美が構築されたというあたりが
この小説内で、どんどん出世というか、
一工人とはいえなくなっていく、彼らの躍動というか活躍が
なかなかに頼もしいのでありました

物語としては、その一工人である男を主人公として、
リーチ先生や、その周辺の思想を体現しているのが彼であると
そんなレトリックで用の美とは何かを描いていたようで
大変わかりやすいというか、面白いが、
あまりに物語的すぎるなと、こそばゆく感じたりしながらも
満足して読み終えたのでありましたとさ

現代陶芸について、あれこれと思うところはあるのだけども
この時代から、もう少しくだったくらいまでの名人たちの生き様は
また、大変面白いものであると
改めて思い知ったのでありました

冬の台南高雄旅行 13 台南で朝食

2017-04-14 17:55:06 | 冬の台南高雄旅行(2016)

翌朝、移動して高雄站であります
MRTで移動してから、台灣鐵道の駅へと移動しました
写真の通りで、結構こじんまりというでもないですが、
思ったよりも小柄な印象の駅でありました



ここから台南まで移動開始、106元の旅
自強號という特急に乗ってさくさくと移動します
おおよそ、40分で台南に到着、凄い早い、ステキ


まずは、前回の反省もふまえて、観光地図を案内所でゲット
これで道に迷うことはなかろうと願う

前回の台南訪問でいけなかった、安平地区の踏破を目論んでいまして、
まずは腹ごしらえに、台南站から、ぶらぶら待ち歩きして
朝飯食べられそうなところを探します


お寺みたいですが、台南病院
すっごい大きな病院でありました

闇雲に歩いているわけではなく、
台南でも一、二を争う有名店「再發號」という
台南ちまきのお店へと向かいます
ここの八宝と呼ぶ豪華肉粽が大層美味しいと評判なので
朝から粽食べて、がっつり栄養補給といきまいていたのであります


やってねぇよ
あまりの衝撃に腰が砕けそうになりましたが、
朝早くからやる店ではなかったようで、
到着した8時30分頃ではさっぱりなのでありました
ちゃんと前もって調べていこうぜ

落胆しつつ、台南の町をぶらぶら歩く
最終的には、前回も訪れた赤崁楼に向かいまして、
そこからバスに乗る予定なのであります


あてどなくでもないですが、歩いていますと
さすがは台南、古い町だけあってか、
お寺がいたるところにありまして、あっちこっちを眺めてくる
写真は、前回盛り上がった、関帝廟の裏側あたりに位置するお寺であります
個人的に、朝陽が見事に撮影できた気がするので
気に入って掲載、自慢か


中には、相変わらずわからないけども立派な仏像ないし神像がおわします

朝早くなので、人もまばらといったところ
正直朝ごはんを食べることが叶わないのではないかと
おろおろしていたところ、最終的には、前回横目で通り過ぎた
赤崁楼の門前市的なところで、朝からやっている店を発見


観光客向けっぽいなぁと、ちょっとしょんぼりしてしましたが
私の勝手な想像で、実際はそういう店でもなかった様子
まったく言葉が通じないのはいつものことで、
身振り手振りで注文をすると


炸醤麺(ジャージャー麺)? 40元であります
実際は、なんちゃらビーフン(米粉)と頼んだので
焼きビーフンなんだと思われますが、これがあっさりして
凄い美味しかったのであります

シンプルに、肉のそぼろともやしが炒めてあるだけなんだが、
ニンニクが絶妙に利いていて凄いうまい
麺もほどよいコシというか、ビーフン特有の食感があって
大変満足したのでありました、いやー、いいもの食べた

そんなわけで、栄養補給も済ませて、バスに乗って
台南郊外へと向かいます

【映画】3月のライオン 前編

2017-04-13 19:39:44 | ドラマ映画テレビ感想
ようやく見られました
早々に見たかったのですが、折り悪く都合がつけられずと
非常にやきもきしながらだったのでありますが、
なかなか楽しく視聴完了であります

NHKのアニメが先日終わったばっかり、
しかも、それをがっつり見ていたというのが
正直、自分にとってはマイナスでありました
ニュートラルな感じで見られなかった、
何も知らない人が見て、どう思ったんだろうかと
あれこれ、知識が補完されすぎていて、
見ているだけで、するする理解できてしまったから
よかったのか悪かったのか、判断しづらい結果となったのであります
個人的には、物凄く満足してんだけども、
どうなんだろう、知らない人が見たら、かなり不親切だったんじゃないだろうか

と、不親切と思ったというか、感じたところが、
序盤から中盤にかけて、零くんの台詞がほとんどないうえに、
原作やアニメでは、モノローグで語られていた話が
まったくなしで、役者の演技で察しろという感じになっていたところで
個人的には、凄い好き、大好きすぎると
静かな画面に釘付けとなったのでありますが、
これって知っている人向けみたいな、突き放し方でもあるんじゃないかなんて
勝手にあれこれ、はらはらしてしまったのであります
あと、登場人物が結構多いから、
それぞれのバックボーンの説明とかに相当苦心しているというか
それに終始した内容でもあったように感じるのであります
でも、後藤と香子の関係と、その背景説明は
あの短いなかで、大変わかりやすいというか、素晴らしかったと思うのであります

映画は、なかなかシリアスに振ってありまして、
原作だと、結構コメディに描かれたシーンとかが
さらっと流されてしまって、ちょっと重たいかしらと
感じなくもなかったのでありますが、
こういうものだと割り切ってみていると
下手にコメディいれて破綻するより、よほどよいと感じたところ
正直、有村架純の香子は、イメージ違いすぎるだろうと
不安に思っていたんでありますけども、
零の部屋から出ていくシーンの立ち居振る舞いというか、
あの高いピンヒールで、ツカツカ歩く姿が凄い様になってて
やっぱり女優さんはすげぇなと感心してしまったのであります
あのシーンの零くんもよかったなぁ、原作まんまっぽい雰囲気が
物凄く感じられて好きである
それだけに、稲荷寿司に篭絡されるコミカルな香子が見たかったんだが残念だ

内容は、ネタバレになりそうですが、
たぶんあらすじでも語られそうなところとしまして、
新人王が決まるところと、獅子王戦が終わったところと
まぁそんなところで、あれもこれもと手をつけている暇がないから
零くんが不振になっている部分も、随分まとめられているけど
非常にわかりやすい、さりとて、そこまでまとめてしまうと
めっちゃ重たい物語なんですけど、と
うろたえてしまうほどでありましたが
大変楽しめたと思えるのであります

高橋一生の林田先生が素晴らしかったなぁというのを添えつつ
新人王戦が、映画的な演出のせいだろうけど
カイジみたいになってたのが気になったんだが、
後編を楽しみにして、このあたりでメモを閉じるのであります

しかし、後編がより一層重苦しい話ばっかりで、
誰向けに作った映画なんだろうかと不安になってしまうのである
将棋というか、完全に人間ドラマに振ってきてるよなぁ
いや、そういうマンガなんだけどさ、そもそも

【ドラマ】べっぴんさん

2017-04-12 21:20:00 | ドラマ映画テレビ感想
NHK朝の連続テレビ小説であります
無事今作も見終えました
何話か飛ばしてしまったので、
完璧にとはいえませんけども、おおむね満足して
最終回まで見たといえると思うのであります

よかったところは、一にも、二にも、
高良健吾さんの演技のよさでありまして、
本当、一人だけずば抜けて上手いなとあっけにとられたというか
圧倒されてしまったのであります
若い頃は、当然に年齢相応なんだけども、それでも
どこか危うさと、度胸のよさを見せていて、
面白いなぁと、キャラクタもあいまって楽しませてもらっていたけども、
年齢を重ねていく演技が本当にうまくて素晴らしかった
最終盤の、おじいちゃんの演技なんか、
完全におじいちゃんだったので驚いた、
一人だけおじいちゃんになっちゃったと、ほかがあまりにも変わらないだけに
なんというか、もったいないと思ってしまったのであります
早い段階で、大河ドラマとかでも主役やってくれるんだろうと
楽しみにしたいと思うほど
今回は脱帽というか、喝采、拍手を送りたいと思うのでありました
本当素晴らしい、俺が小学生くらいのときに、爺ちゃんがあんな動きしてたと
喋り方もあわせて、物凄く研究しているそれに感動したのでありました

と、のっけから、俳優さんべた褒めで終わってしまいそうでありますけど、
話のほうは、斬新とは違うけども、どこまで史実だったのか
気になりつつも、おおむね楽しめたと思うのであります
特に、娘世代が、うちの両親と同じくらいということもあって、
そのあたりと話をしながら見ていると楽しいテレビになりまして、
孫が生まれたあたりは、自分と同世代かと思うと
これもまた、なかなか楽しいと思えたのであります
着実に、朝ドラ視聴レベルが上がっているな、俺

さておき
本当にああだったのか、あんなお嬢さんのおままごと的な始まりだったとは
到底思えないのでありますけども、それは修正することなくというか、
二週くらいまわって、それが本質で、ぶれないところなんだと気付いたら
ドラマに自分を合わせて楽しめるようになったというか、
あの独特のほのぼの感は好きだと思ったのであります

実際は、それはないだろうという展開が
相当数あったと思うのですが、それはうっちゃって、
どたばたしながらも過ぎていく時間を楽しめたというか
あの時代を楽しめたようにも思えて満足できたのでありましたとさ

ひとつツッコミというか、それだけはなかろうと言っておきたいところでは、
明美さんが、栄介とくっついたくだりでありまして、
アレは、たけちゃんかわいそうすぎるでもないが、
たけちゃんとのくだりが、どうなってしまうんだと
衝撃を受けた展開だったわけで、
だけど人生はまま、ああいうもんだよなとも思ったりして
この感じが、自分が独身男性たるゆえんでもありそうだなと
妙に納得というか、深く考えさせられた展開でありました
一般的には、ごく普通の流れなんだろうなといったらいいか、
なんともかんともである

また、新しい朝ドラが始まるのだが、
なかなか楽しめた一作だったと、メモを残しておくのであります
ああ、あと、紀夫くんも好きだった、
彼もまた、まったくぶれない、変化のない生き方で
人間ドラマとして面白かったと思うのである
彼と、龍ちゃんは勝ち組人生であったなぁ

冬の台南高雄旅行 12 興中観光夜市

2017-04-11 21:59:46 | NHK大河ドラマ感想

高雄SOGO

さて、宿のある三多商圏に戻ってまいりました
すでに12話になったというのに、まだ一日目、
というか、到着して半日過ごした話を
だらだら、事細かに書いてしまうという感じで
なんとも反省であります
けど、一日の締めくくりの些細な話を書いておくのである


興中観光夜市
今宵3つ目の夜市であります
台灣で、夜市を夜市をと、いきまいていたのが懐かしいと思えるほど、
特別なことなんてまったくなく、そこかしこで夜市は開かれていると
気付いてしまうと、なんとも寂しい限りであります
昼間に見た、「優越感」という素晴らしいテナントの場所が、
夜市になっていまして、ふらっと流して、飲み物でも買おうと立ち寄ったのでありました


こじんまりとしてて、歩行者天国でもないので、
緩やかに夜市というか、夜の町並みを楽しめるといった具合であります
半分お店といった感じの屋台がちらちら見えて、
あれこれと買い食いもできる様子でありますが
流石におなかいっぱいなので、ぐるっと見て回るだけにする


目に付いたところで、ジュースを買おうとおっちゃんに注文
見ての通り、サトウキビジュースを売っている店でありまして、
前々から飲んでみたいと思ってたけども、
機会に恵まれなかったのでせっかくだからと立ち寄ってみる

しかし、ここで疲れていたのもあってというか、
まったく、一言たりとも言葉が通じないという衝撃の展開になって、
なんとか身振り手振りをするものの、どうしても伝わらない
仕方ないと看板を指さそうと思ったら、仙草の文字を発見、
そうか、サトウキビより、仙草のほうがうまそうじゃない?
なんて、発音も簡単だからと、そっちを注文することにする


で、無事ゲットしたのがこれ 仙草ジュース(?) 25元
ジュースというか、ゼリーというか、
愛玉子とは違った感じですが、ぷるぷるの寒天状のちょっと苦い物体を
ちゅるちゅると吸って楽しんだのでありました、
ほの甘いところもあって、なんだかんだ、身体によさそうだという印象のまま
あっという間に飲みきったわけで、なかなか、
美味しかったというのとは違うんだが、清清しい気分の飲み終えたあとなのでありました


あとは、いつものようにテレビをだらだら見て過ごしていると
台灣で大人気とうわさの、ちびまる子こと、小桃子


もう一方では、千と千尋の神隠しをやってまして、
台灣で見るとまた、趣深いというか、序盤のシーンが夜市風なんだと
改めて思い知ったりしつつ夜が更けていったのでありました
翌日は、台南に向かって進軍します

【読書】スマホをやめたら生まれ変わった

2017-04-10 21:40:00 | 読書感想文とか読み物レビウー
スマホをやめたら生まれ変わった  著:クリスティーナ・クルック

自分は未だにスマホを持ってないので、
正直この本読む意味ないなと思っていたのでありますが、
これは日本語題が悪いというか、スマホに特化したわけではなく
もっと広く、インターネットに縛られることに関する警鐘でありました
ネット依存とか、SNS中毒とか、そういう類のことを
危険だと知らせる内容なのであります

インターネットとは、とても便利で素晴らしいものだと
礼賛されてから十年以上の月日が流れた現在、
SNSなんかで、いともたやすく他人と繋がると
興奮を覚えていたのも少し前、
最近では、これがうざったいとか、これに時間をとられているとか
そういうことに悩まされることが増えている
そうだ、断食みたいに、断ネットしようと
それを実際にやってみたルポと、この事象研究を紹介しながら
いかに、ネット依存が危険かということを語り聞かせるものでありました

いわれてみて、もっともであると思う内容ばかりで
いまさら、ひとつずつ取り上げて、どうのこうのと
語るような話でもないのでありますが、
個人的にとても印象的だと感じたのが、
アメリカにいるアーミッシュの人々が、これらを断っているということについて、
コミュニティとしての自制心という、大きな規律があると
そんなことがあげられていたのであります
規律が自由を束縛すると思い勝ちでありますが、そうではない、
真の自由は、規律とともにあるという話で、
若干哲学めいてしまうのだけども、大変納得のいくところでありました

人間というのは、結局弱いものなので、
あれば使ってしまうし、あっという間に依存してしまい
やがて、それらの奴隷となってしまうと
大して意味もないことに、ずるずる時間を吸われていってしまうという
悩ましいそれこれを、どうにかして乗り越えていこうと
手段や方法、体験談を交えて解説しており
これによって、一人でも多くの人が、自分らしさを取り戻せればと
そんな話で占められているのでありました

その通りだなと想いつつも、書かれている内容のうち、
本当に大切な人たちとの交流とかに重点が置かれていて
もっともであると感じつつも、私のような独り者にとっては、
それはそれで、あまりトリガーにならないなと
そもそもネット中毒はおろか、他人と繋がることを拒否しがちであるという者にとっては、
なんか違うなと感じたりもしたのでありますけども、
この独り身という事象もまた、ネットの発達のせいで
より推進されているのかもしれないと
自省というか、省みたりしたのでありましたとさ

気をつけないといけませんな

おんな城主 直虎  徳政令の行方

2017-04-09 20:45:16 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
毎度毎度、なかなか面白いやりとりで終わるなぁと
感心しきりなのでありました
最終的には温情でというあたりは、物語だからそういうもんだろうと
思ったりするのでありますけども、
そこにいたるまでの法律をたてにとったり、なんだかんだが
かなり考えられていて面白い
ドラマを楽しめたと思うのでありました

とりあえず、オチにムロを使おうという意図は
早い段階から、ありあり見えていましたが、
それを見事にやりきったというか、
LIFE!見てるかのようなコントっぷりに、役者さんは
どんな仕事でもやっておくべきなんだなと
思い知らされたというか、いいなぁと思わされたのであります
ああいうベタなのでいいんだ、
下手に難しい笑いとか、説教とかでなくてと
なんか、柔らかさを求めてしまうのである

さておいて、結構辛辣といっていいのか、
鶴との確執が深まっていくばかりなのでありまして、
いつから、あんな感じになったんだったか、
ああしながらも、なんとか井伊を持ち直そうと小野なりに考えていると
思われるシーンも、ちらちら見えつつ
今後が楽しみなのでありました、史実もよく知りませんが
鶴もろくな死に方しないんだろうから、
そのときあたりに、真意というか、何かよい話が聞けるだろうと
期待したいのであります

農民が右往左往して、あれこれというのはよくある話ながら、
家臣がもうひとつも、ふたつもついてこないという状況から
一人ずつなんとかしていくという展開が
面白そうでありまして、今日早くも一人陥落したわけでありますが
後々、あの小野についていた人たちも
全員ひっくり返っていくかと思うと、そういう展開も楽しみだと
わくわくしながら、次の日曜日を待ちたいと思うのでありました

冬の台南高雄旅行 11 六合二路夜市で虱目魚粥を食べる

2017-04-08 14:40:38 | 冬の台南高雄旅行(2016)
さて、美麗島站に何しに来たかといえば、
前回、あまりの大雨でまったく楽しめなかった六合二路夜市を訪れるためでありました


半年ぶりに戻ってきたぜ
あの大雨の大惨事から、あっという間に月日は流れたのだなと
しみじみ思ったわけでありますけども、とりあえず買い食いをしようと立ち寄ったのでありました
この直前に行っていた瑞豊夜市があまりに盛況だったので、
こっちはちょっと静かかしらなんて、前回のイメージで思っていたら


いや、比じゃないほどの人出じゃないか
これが本気の六合二路夜市か…、前回の経験がまるで嘘のように
物凄い大混雑というか、熱気と狂騒に驚いたのであります
まさにナイトマーケット、お祭りでもないのに凄いことだ


イカ焼
高捷少女も食べてたアレである
相当に大きいので食べなかったのでありますが、
まぁ、想像通りの味だろうなぁ


高雄といえばやっぱり海鮮

クエが展示されていた、食べられるのかもしれない

釈迦頭も販売中、12月だからかちょっと傷んでいるように見えたんだが
潤んでいただけなのかもしれない

茶碗蒸しまであった

と、食い物屋の充実っぷりが素晴らしいことこの上なく、
あっちもこっちもと、ふらふら立ち寄っては流し見ると
そんなことを過ごしていました
先の夜市で結構食べてしまったので、さほどにおなかすいてないのだけども
やっぱりなんか食べておかないとと、夜市の端っこまでやってきましたら


なかなかいい味わいのお店を発見
結構人の入りも多くて人気店のようにも思われる
ここで、せっかくだからとサバヒーを食べてみようと思い立ったのであります


虱目魚粥 95元
いわゆる「サバヒー粥」として紹介されているものであります
ただ、丸の身が乗っているのは豪華版だったようで、値段も若干高め
それでも400円くらいだからおそろしく安いわけですが

サバヒー(虱目魚・シームーユー)という、サバの親戚のような魚で
淡白なんだけど凄い美味しい、これがおかゆになってるのが
台南、高雄ではメジャーというわけでありまして
名物のひとつに数えられているのであります
おかゆそのものも非常に美味しくて、あれよあれよと食べられてしまった
これが、なんというか、庶民的な食べ物なんだけど
とっても美味しい、毎日食べられる系のおいしい食べ物でありました

このとき、よくわかってなかったのですが、
サバヒーというのが、これまた台湾語発音なんだそうで、
おばちゃんに、必死にサバヒー、サバヒー!と叫んで持ってきてもらったのは
よい思い出だったのでありますけども
無愛想ながら、味のよいそれを満喫して夜市をあとにしたのでありました

【ドラマ】精霊の守り人2 悲しき破壊神

2017-04-07 22:58:32 | ドラマ映画テレビ感想
第二シーズンが終わりました
大型シリーズドラマなわけでありまして、
それもファンタジーとか、
もう誰向けのなんだよと、方々で不安がられている様子ですが
私は非常に楽しめているので、なんだろうか
このまま第3シーズンをすぐに見たいくらいなんだが
ともかく、2シーズン目が終わったのでありました

原作を相変わらず未読のために
どんなお話になるんだろうかと楽しみにしておっかけたんだが、
いや、いきなり難しくなりすぎじゃないか、
大きく二つの流れを追っかけているせいなのか
ちょっと、物語が行き来しすぎてよくわかんないと
感じてしまったところもあったのでした
はっきりと一話ずつ、チャグム側とバルサ側でわけてもらったほうが
理解しやすかったなぁと思うのである

個人的にはチャグム側の話が面白くて、
ロタ王国まわりの破壊神については、
ファンタジーが凄すぎるといったらいいか
ちょっと理解しづらい、真木よう子が好きなんだけど合ってないと
感じてしまったあたりから、なかなかどうして、
ともあれ、ヒュウゴが結局敵か味方かもわからんまま、
帝国主義との因縁めいたところが
なんともスリリングというか面白くて仕方なかったのである

あと、新ヨゴ国における帝とカンバル王とのやりとりが
今回最高の見所だったと思うところ
たかりに来る国王相手に、嘲笑いながら罵るという図は
あの二人の役者だから出せる異様な雰囲気もあいまって
素晴らしいシーンだったと思うんだが、
あんまりみんな見てないせいか、語り合えなくて残念でならないのである
そのカンバル王と、第3シーズンでどうなるのかわかりませんが
楽しみで仕方ないなもう

毎回のことながら、殺陣のこだわりも素晴らしいところで
ワイヤーアクションが、だいぶ板についてきた感じで
飛び回るバルサが凄いなの一言だったわけですが
あんだけアクションできる俳優さんが
ほかにいないというのは、由々しき問題だなとも思わされたのであります
役者はみんないいんだが、いざ、殺陣が入ると
出来に差が出てしまうというのが
現代の問題点でなかろうかなんて、かっこいいことを思うのである

えらい、ざっくりとした感想メモになってしまったのでありますが
本当に楽しんでみていたのである
こういうのもないと、面白くないじゃないか
話は実際面白いんだし

と愚痴めいたことを記しておく

【読書】グランプリ

2017-04-06 21:01:39 | 読書感想文とか読み物レビウー
グランプリ  作:高千穂 遥

競輪を扱った選手たちの群像劇でありました
たくさんの選手が出てくるのに、それぞれのキャラが綺麗に立っていて
わくわくしながら読み進められました
こういうのは、誰が誰だかわかんなくなりがちなんだけども
そういったことが一切ない、非常に上手いと舌を巻いたのであります

最大のレースとなるKEIRINグランプリに向けて、
強い選手たちが、それぞれの想いと立場と、
なによりも走り方によって勝ち上がってくるという内容でありまして、
格闘トーナメント漫画のような楽しさがあって、
それぞれのレースを臨場感たっぷり読めたのであります

競輪はやったことがないので、
造詣が深いと、より楽しめたんじゃないかと思えるのだけども
大変わかりやすく競輪の解説を交えながら、
スポーツ物の肝でもある練習の壮絶さと、
アスリートの凄まじさが、ありあり描かれていて
かっこいいやら、面白いやらと
痛快さを堪能できる小説でありました

あとがきによると、ルールや規模が、
この小説内でも危惧されていたように、変更というか
縮小されていっているようでありまして、
ちょっと前の小説だから、今はもっと違うものになってんだろうかと
心配になってしまうところでありました
こういうのを応援するために、車券を買うというのも
ひとつの方法なんだそうだけども、
そういう浪花節とギャンブルは、なんだろうか、
近いようで、まったく異なるものだよなと
不思議に思えてならないのでありました

いや、ギャンブルというのは、やっぱりゲームであって
勝つことが目的ではなく、ここに参加するというのが楽しい、
だから浪花節の賭け方をするのもいいのかとか
あれこれ考えさせられたのであります
しかし、少年漫画のようなといったらいいのか、清清しい小説でありました

【テレビ】ノーナレ「諦めない男 棋士 加藤一二三」

2017-04-05 22:38:56 | ドラマ映画テレビ感想
最近テレビばっかり見ていますが、
将棋熱にあおられて、この番組ははずせまいと
意気込んで見ていました
ノーナレという手法で、ちょっと面白いとは聞いていましたが
見て、加藤先生の面白さもあったけど、
番組そのものも面白かったと
なかなか、テレビにぐぐっとひきつけられたのでメモっておくのであります

先般引退が発表された加藤先生について、
その周辺対局と、そもそも加藤先生とはというあたりを
ナレーションなしで、説明と本人、あるいは語り部たちの証言で描き出すという
テンポは速いし、非常に面白い内容でありました
ただ、最近あまりにも言われすぎている伝説それこれについては、
語る人たちも含めて、もう、伝統芸的な域に達しているなと感じてしまったところ
ああいうのは、将棋あるあるというか、
みんなで笑い話としてするもので、
わざわざテレビで見せてもらうものではない気もするなと
ちょっとだけ感じたのであります
いや、初めて聞いた人はあれで大変楽しいだろうから、
というか、自分が先日までそうだった口だけに、どうとも言いがたい

それはさておき、ナレーションがないことで、
加藤先生がクリスチャンであることが、
えらいさらっと紹介されて、それでいて敬虔であることなんかが
これもまた、先生ならではの生かされかただなと思ったところ
うなぎの話や、ストーブの話だけでなくて、
ちゃんと勝負師として、そして、苦しかった名人戦のところの邂逅は
短いのに物凄く伝わってきてよかったと思うのでありました
勝って、その勢いのまま編集部の電話で家族に伝えたというのは
いいシーンだったんだろうなと、
あの見せ方だからこそか、物凄くイメージできてよかったのであります

あとは、対局を見守る姿というか、
よく将棋漫画なんかで見られた取材部屋みたいなところの雰囲気が、
いやまぁ、本当あのまんまなんだなと、今回棋聖戦だったかで、
最年長の勝ちを得たあたりの臨場感が凄いよかったのであります
あの、どやどやっとしたというか、
なんだろう、独特の雰囲気が凄い好きだと思わされたのでありました
まぁ、岡惚れというか、雰囲気に酔ってるだけだと
自分でもわかるんだがよかったと感じたのである

と、つらつら、あれこれ書いたわけでありますが、
非常によかった、変にいじった内容じゃなくて
加藤先生のことが伝わってくる番組で
大変面白く見られたと思ったので、しっかりとメモっておく次第なのであります

しかし、本当、ナレーションがないというのは
思ったよりも面白い番組になるんだなと痛感である
映像で誘導されてるとは思うんだが、
それにしても、声という解説がないと、自分で考えてみるからいいなぁと
そう感じたんである

冬の台南高雄旅行 10 高捷少女コレクション

2017-04-04 21:08:05 | 冬の台南高雄旅行(2016)
閑話休題、というほどでもありませんが
今回、あっちこっちで見かけた高雄における萌え文化を
ちろっとメモっておくのであります
前回の瑞豊夜市から、移動して美麗島站に来たのである


前回も訪れて写真撮ったわけで、
何回撮っても素晴らしい景色に見える観光名所でありますね

この美麗島站が一番張り切っているというか、ここが基点のようでして
以前もちょっと紹介していた高捷少女(たかめしょうじょ・高雄メトロしょうじょ)が
そこかしこに現れていたので、そのピンナップでもないが
なんだかんだとメモっておきます


名前までは知らないんだが、以前の金髪の駅員さんとは別の
黒髪で車内での飲食禁止を訴えるポスター
こういうのがいたるところに貼ってあるのである


もう一枚ポスター
こっちはちょっとイラストレベルが下がってる気がするけど
むしろ、こういう同人誌めいた感じがオフィシャルで行われてるのが
台灣というか高雄の凄いところである
ちなみに、ドラえもんとジョジョをパロってる
もうなんでもありだな、どっから突っ込んだらいいんだ


柱にキャラ紹介ポスターがあったり
というかこの左下、ガイジン四コマコラのやつじゃないのか


並んで撮影ができる立て看板スポットもありました
ここで初めて、野郎キャラもあるんだと気付く
確かこの二人は駅員さんという設定だったような気がします
あと一人、ちっちゃい茶髪のエンジニアが居た気がするんだが
ともかく楽しそうなのである


娘っ子そろい踏み
これがえらいでっかいポスターというか、壁画になってて
力の入りようがハンパねぇのでありました
さらにこの隣に


イカを食べる少女
これが個人的にツボに入ってしまったんだが、
そうか、そうだよな、高雄ってイカ食べるもんだよなぁと
ナチュラルに萌えキャラがイカ食ってるという姿に
大層ほっこりさせられたのであります
日本でもこういう萌え看板ありそうだけども、
レベルの高さと、混沌とした感じでまけている気がします

そんなわけで、何があるという話でもないのですが
あれこれとたかめ少女を撮ってきたので写真供養がてら紹介しておくのであります
その他、雑多な写真紹介をば


何ということでもないんですが、
こんなに賑わっているゲームコーナーですが、これが
駅の構内というか、駅周辺にみっちりあって、
みんな遊んでいるというのが衝撃なのであります
日本でいうガチャガチャみたいな扱いなのかも


読めないからどういう意味かわかりませんが
物騒だと感じたのである、史上最殺!ってなんだ
いや、漢字が違うんだろうか…


これは駅から出たところの商店街で見つけたのであります
12月に行ったからね、サンタコスも最盛期だよね
結構売れてんだろうか、こんな店が
わりといっぱいあったのが凄いところであります

【読書】逆転の大中国史 ユーラシアの視点から

2017-04-03 21:20:04 | 読書感想文とか読み物レビウー
逆転の大中国史 ユーラシアの視点から  著:楊海英

モンゴル出身の著者が、ユーラシア大陸という視点で、
中国という国が大きくなったり小さくなったりしていた
ユーラシア史を交えて語る本でありました
非常に面白いというか、納得もできるのだけども
やや、中国を過小評価しすぎているようにも感じるところ
大変興味深い、面白い思索を与えてくれる本でありました

中国といいながらも、昨今話題の漢民族という人たちについて
その志向をもとに、あれこれと歴史を語っていまして、
中国と呼ばれる場所に興った王朝のうち
漢民族によるものが少ないという指摘から、
それらが、元、明、清といった大王朝を中国として語る、
いわゆる中華思想を発端にした、歴史歪曲といってもよい理論なんかが
大変わかりやすく喝破されていて楽しかったのであります
そうそう、こういう理論で、中国が一番というか、
やたら覇権を唄うよなと納得してしまうのであります

大本に、他民族に対しての排他性とコンプレックスがあると
こう解説されていまして、もしかしたらそうかもと思いつつ、
そういう人たちがこじれた挙句、いつも、瓦解して滅ぶと
それを繰り返すのが漢民族であるという具合でありました

また、もうひとつの特徴として
宗教観の薄さというか、ある種独特の宗教
現世への執着があげられていて
これもまた、物凄くよくわかる、そうか
それがそもそも根本にあるのが、中国人と呼ぶべきか
漢民族のそれなんだなと
改めて、まざまざ思い知らされたりしたのでありました

いくつかの章にわかれていて、
それぞれに補完しているというか、話がかぶっているところもあるものの
ユーラシア大陸という見方をした場合、
モンゴルや、契丹、タングート、小アジア方面なんかとの
往来というか、ああいう夷狄なんて呼ぶ人々とのかかわりを
我々日本人も、中国史観で見ているという指摘に
目を啓くというべきか、思い至るところもあったりして
なんとも面白かったのでありました

ある意味で、日本はもっとも中国に近いのかもしれないと
改めて思い知ったわけでもあります
漢民族がもっとも成功した宋という王朝は
あのサイズだから成功したというあたり、
仕組みや人間性は、そのサイズまでに適していて
そのサイズが物理的に与えられている日本という土地が
なかなか、よいのではないかしらなんて
こんなことは、本には書いてないけども思ったりしたと
メモっておくのでありましたとさ

いずれにせよ、官僚化が先鋭化する文化は瓦解も激しく酷いと
思うのであります

おんな城主 直虎  城主はつらいよ

2017-04-02 22:03:26 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
今さっき録画視聴完了しました
なかなか面白い展開じゃないかと前のめりであります

今回の話で、思いのほか人がいないというか、
本当にまったく人がいなくなったんだなと
改めて思い知らされた次第だったわけでありますが、
まぁ、これまで積み上げてきたような
頓知でどうにかするの大人版でもないけど、
ちゃんとした説法を背景にしつつ
領主となることの重圧を示していたのは
興味深いというか、非常にわかりやすい、感情移入しやすい感じで
この話の筋は好きなのでありました
まぁ、あれこれツッコミどころというか、
わかりやすい展開にしすぎて、どうなんだと思わなくもないが
百姓とのいざこざが、感情に流れつつあったのを
斜め上にいく案で乗り越えるというのが好きで、
商人にいきなり領地を渡すという荒業は
嫌いじゃないなぁと思ったのであります

まぁ、見事にそれを覆す展開を綺麗にさしはさんできて
この頃の、今川との力関係がわかりやすくて
面白い使い方だと感心しきりだったわけでありますけども、
ムロツヨシを使い勝手よく、今後もシナリオに絡めていくかと思うと
楽しみが増えたと感じたのでありました

あと、演技はさほどに変わってないけど、
直虎になってからの、ふてぶてしさが嫌いじゃなくて
もうちょっと見守っていきたい力が増したというか
だんだん好きなドラマとして
自分の中に記録されていくような気分を味わっているのでありました

【ドラマ】LEADERS Ⅱ リーダーズ2

2017-04-01 21:15:21 | ドラマ映画テレビ感想
1が結構面白かったので、楽しみにして見た第2弾でありました
今回はトヨタの販売店と下請けを主役にした内容でありまして、
各演者の演技が暑苦しくて、最高に素晴らしいなと
ただただ、ドラマというか、演劇として楽しんでみたのであります

そう、正直な話、ストーリーは1と比べると
さほどに思わないというか、鼻につくなぁと
鼻白んでしまったのであります
感動をごり押ししすぎというか、美化しすぎというか
なんだろうな、わかるんだけども
もっと抑えた演出で見せられるだろうにもったいないと
そうか、ストーリーじゃなくて演出が嫌いだったのか
と、書きながら思い返していくのであります

さておき、戦前から戦後にかけてのトヨタ自動車の
七転八倒っぷりを描いたドラマでありまして、
ものづくりの大切さと、どれほど大変かということを
大変わかりやすい物語で見せてくれたのでありました
最終的に、社長の人徳でなんとかなっていたと
浪花節の内容だったわけで、
それならそれで、もうちょっと見せ方があったんじゃねぇかなと
思わなくもないというか、対立煽りと、一人は嫌な奴を配置して
とっちめないと済まないみたいな単調なつくりに
すごく閉口してしまったのだけども
渋い俳優の演技で、そのあたりも、迫力あるやりとりとして
見られたようにも思うのでありました

特にストライキ騒動のときに
下請けのほうで、山崎努さんがかっこいいわ、怖いわというところが
ああいう演出というか、キャラクタと物言いがたまらなく好きなので
あそこだけで十分だったんじゃねぇか、というか
あの説得力たるやと、その後の販売店会議のときの
ちょっと寒々しいといってはなんだが、白々しいと思わなくもない展開
いやいや、あれが史実だとしたら仕方ないんだけども、
なんか、こんなにみんながという論調とは別の
職人が賭けたみたいな雰囲気がよかったなぁと
思ったり感じたりだったのであります

どこまで本当の話だったんだろうかと
そこがただただ気になるところでありますが、
6台売って、全面的にアフターサービスを行うというのは
そりゃ酷い話だよなと思うんだが
実際あんな感じで、のろのろとスタートしてたんだろうか
不思議というか、これもまた時代なんだろうなと思わされるのである
当時だから許されたと見るべきなのか、
当時でもあんなわけねぇだろと見るべきなのか
興味深いんだが気になって仕方ないのである
鈴鹿峠にあんな工場作ってしまうとか、どうかしてると思うが
面白い話だよなと感じてしまったのであります

ああやって、販売店も一丸になってという
古きよき昭和の企業連合というのは好きな見せ方だなと思う反面、
これもまた、今だとあれこれ問題になるというか
人情とコンプライアンスは相反するものなのかしらと
思わされてしまったりするあたりが、世知辛いと思うのであります
やり方というか、捉え方によっては、
強要ともとれるわけで、難しいよなぁ、でも本当にああさせる力があったかもしれないと
思いたいのも確かなのであるが、
今の世の中、なかなかそうもねぇと、
いつの間にか、お金が随分偉くなったなと思わされる
哀しい現実が見えたようにも思えて
いいドラマだったと感じたのでありました