CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 終極の剣

2006-04-04 08:47:41 | ドラマ映画テレビ感想
先週ついに終わりました
ステキ、ステキだったわ
柳生十兵衛七番勝負

勘解由との殺陣が1番のみどころではありましたが
話自体もかなり面白く
また、1話から通して見たので
全体像というか、最終話の伏線回収の意味も
なんとなくわかったりして2度ステキでありました
やっぱり、ドラマは連続でちゃんと見ないといけません
1話ずつでも面白かったんですけどね

さて、話は京都と騙された十兵衛達が
江戸で奔走する話
まず、カエデ達、出羽の忍び衆が十兵衛側についたところが
なかなかよかったのであります
よくある話というか、時代劇で定番なことはそうなんだが
やっぱりそういう定番の話が盛り込まれてこそ
様々に盛り上がるところがあるのだなぁとしみじみ
里の復興を叶えるために戦う出羽の衆
それが選んだのが十兵衛
なかなかよくできてるわい

で、そのカエデ達が十兵衛をおとなった時
忍装束の奴はあやしすぎるだろう
三人ばかりが、黒ずくめで膝ついているときは
柳生のセキュリティはがら空きじゃないかと
ちょっと思ってしまいましたが
きっと、尋ねてきたときは平服で
十兵衛がやってくる間に着替えたんだよねと
頭の中で判断しておきました
忍法早着替えだわ、きっと、便利

で、柳生忍びと出羽忍びがあちこちを探索
この間、十兵衛と但馬は屋敷でのんびり
ここの後継ぎの話、武蔵の話がまたステキで
但馬のパパっぷりがしっかり見てとれたのもよかったです
やはし、十兵衛をなんだかんだ愛してやまないのね
そういう親バカっぷりもいい味でありました

で、結局柳生勢は役に立たず、出羽衆に発見された
転覆もくろむ愚か者たちの居所
見事焼き討ちされて終了
しかし、焼き討ちって方法はわかりやすいし手っ取り早いけど
仮にも江戸の御城下で火遊びして大丈夫なんだろうか
それとも、城下からは相当離れていたんだろうか
わかりませんが、ともかく落着

そして、潰えた目論見
ここでようやく、政治と剣を切り離すという
前回の伏線が拾われていると
今回初めて気づいたのですが

勘解由も十兵衛も一剣士、剣客として戦うというお話
あの殺陣はかっこよかった
純粋に剣技を競う戦いになったのは
全て潰えた後だからなんだなとしみじみ

殺陣の内容については本放送の時と同じでありますが
1話目と同じような漫画カットによる手法が
やっぱりかっこいいなと惚れ惚れしつつ
柳生ニ刀開眼、そして終了

この二刀のフィニッシュモーションが
多分、村上先生の代表作になんじゃねぇかと
思ってしまうくらい素敵だった
大刀で下げてから、小刀でとどめ
かっこいい、かっこよすぎる
あのスピードと残心というか、決まったポーズが
すげぇステキ
テレビの向こうでおばあちゃんがきゃーきゃー言うてないか
心配であります、かくいう俺がぎゃーぎゃー言いましたけどもね

と、唸るようなかっこよさを見せ付けて見事終了
そして、最後のところ
もう1度立ち会おうと但馬が言うところ
ここは1話を見ていて、十兵衛が勝ったのを考えると
1つ、但馬はもう1度負けて十兵衛が柳生を継ぐように仕向ける
2つ、実は先のはわざと負けてたのよ、おまえがやる気を出すために
という説明になるのか
個人的に、この時点ではまだ、但馬の方が
十兵衛より強いように思えたのでありますが

このあたりは、今週木曜日からの新連載
島原の乱にて確認したく思います
良作でありました、ステキすぎる

功名が辻 小谷落城

2006-04-03 08:45:25 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週もがっつり見ることができました

小谷落城とのことで、浅井との一戦
実際のところ、合戦シーンはほとんどなくて
調略に奔走する秀吉と戦国のならわしめいたものが
随所にちりばめられておりましたな

やっぱりステキだったのは
信長と光秀というか、あのしゃれこうべが出てきたところ
まさか、あっさりとあれをやってしまうとは
夢にも思いませんでしたが
ステキ、今年のNHKはやる気だわ
あのときの信長の演技と秀吉の演技が抜群によかった
うろたえてはいけないと思ったのか
ずばっと笑い飛ばした秀吉のやや伺い気味ながらも
圧巻の演技、やや声が震えていたのもよかったです

信長の、心底嬉しそうと言うべきか
なんか複雑な表情
あそこで、お市が怒り出した時の
なんで怒ってるの?的な信長の表情
なんといったらいいか、純粋というのか
わからんが、いっそ人間らしさがあるように思えましたが
胡蝶にせよ市にせよ、気が触れたみたいな物言いでありました
あの差異が今後を占うのでありますな

で、また、光秀がちゃくちゃくと
謀反への憤りをためこんでいくような所業
なんでおまえだけそこでいい子ぶるかなぁと
頭かしげてしまうくらいでありますが
考えてみれば、しゃれこうべで盃て
尋常ではないわなと、納得というかなんというか

あの「呑めぇ、呑まぬくぁっ」という信長が
すげぇかっこよかったのが印象的
あのあと、よもや
「そなたが好きじゃった」とか笑い泣きを一人でするとも
思いはしなかったけども、長政と信長
この二人の関係が、続いていたら面白いことになってたかも
そう考えさせられました
稀代の英雄でありました

さて、その間に下っ端である一豊たちも
おちおちと出世街道とまでは言わず
働くところ、なかなかどうして
悲惨と思われた、子供殺しについては
秀吉の言い分がまったくその通りで
ここも秀吉の演技がすげぇよかった
「それはそれ、これはこれっ」とか
子供みたいなこと言ったり、癇癪起こして怒鳴り散らす内容は
半分以上がやっぱり自分に言い聞かせてんだろうかな
そうやって思いました
傍らでああいうことを考えた自分がいるとして
それを甘いと罵り倒すという行為
かっこよすぎるぜ秀吉

今回、何が悲惨て
憧れ続けたお市に「下品で汚らわしい猿」と罵られ
全てが終わってしまったところでありますか
考えてみると、すげぇ切ない片思い
身分違いでかなうわけもなく憧れていて
市からすれば、猿でしかなかった男
それが小憎たらしいとなっては、この二人の思いが
天と地ほどの差が、ああ・・・

てな具合で、来週から
女狂いが激しくなるとのことで
そのあたりで、寂しい秀吉みたいなのが描かれたらいいかな
そう思うところでありました
しかしいい役者さんばかりであります

面白い
そう思いつつ
もう1度、千代の叔父上が出てこないかなと
考えるところです