CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

柳生十兵衛七番勝負 島原の乱 その1

2006-04-11 08:50:14 | ドラマ映画テレビ感想
木曜日に引っ越して新たにスタートとなりました
NHK木曜時代劇 柳生十兵衛七番勝負 島原の乱

これは傑作の気配が

何度も言いますが、わたくし
ほとんど時代劇を見つづけていたわけではないので
知っている劇が偏っていたりとかするため
なんとも申し訳ないことでありますが
それにつけても、今回の七番勝負は面白い
殺陣のよさが半端ないな

ちょっとデジャヴを感じるような
街辻で決闘から始まる今回というか、前回と一緒でありますが
藤四郎戦は相当面白かった
同門対決ということで、出鼻の構えは一緒
そこから、迷いのある十兵衛が追い詰められるが
やはり、逆転して見事な勝利
途中の鎬の削りあいとか、刃を巻くところとか
両者の刀の持ち方から、腕でぶつかるところ
肩で当たり崩すところとか、もう
すげぇ、ちょっとゲームの格闘場面みたいだけどすげぇ

剣術を習ったことないので
あれが有効なのかはわかりませんが
迫力の殺陣でありました

また、後半のそのメインもよかったんですが
開始当初の荒木又右エ門との真剣勝負も面白かった
こちらも、柳生同士らしく
相手の刀を奪う動作とかがたくみに入れられていて
刀のなにがしよりも、組合や組み手みたいなものを
ちょろちょろと入れてるところがかっこよかった
無論、大上段とかもすげぇし
抜き打ち、抜き胴とかも抜群でしたがいやはや眼福

して、今回の殺陣大盤振る舞いっぽい具合で
1番興奮したというか、もう
鼻血が止まらない具合だったところが
藤四郎と十兵衛の刀を抜く動作でありました
藤四郎がギラリという具合で抜くのに対して
十兵衛が後悔を抱きながら抜く
ここで刀を抱くでもないけども、なんといったらいいのか
あの抜き方かっこいいのであります
そして中心線を居抜くような構えであります

思えばこの場面に入ってくるときの
十兵衛が肩で風切って入ってくるような動作
あれがかっこよすぎんだよな
時代劇でも、というか、十兵衛が
あの巨大な村上さんが(ぉぃ
肩で風切りながら、ぬぅ、と出てくる
おまえ、それはかっこよすぎるだろう・・・
和服ってのも、ああいう歩き方させると
すこぶるかっこいいんだなと、猫背ではないが
やや前かがみ、いや、前がかりになった体のラインで
肩から入ってくる
今度わたくしもやってみたいと思ったとかなんとか

ともあれ、殺陣が充実
鍔迫り合いよりも、腕同士で押し相撲にするっていうのは
わたくし初めて見たのでありますが
言われてみると、確かにあれは利に叶ったステキなことではと
素人ながらに思うのであります
ああ、かっこいい、そして力一杯の殺陣は本当すげぇ

で、話の方もかなり面白く
あのあやしすぎるお公家さんとか
小物臭さ爆発の敵役やらなんやら
四郎時貞はあれでいいとしても
なかなか今後が楽しみであります

テンポのいいストーリーと
妙にこだわってるのかなんか力の入っている殺陣
どちらもステキすぎる時代劇
今週も非常に楽しみであります

ま、何がいいって、ワイド時代劇で
村上先生が荒木をやっていたのに
今回、その荒木を十兵衛として斬らないといけない
そこがキモではないかと思うのでありました

たまらんのう