CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 妻対女

2006-04-17 08:51:40 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻、千代が泣いてましたね
貰い泣きするか思いましたよ

今回は、久しぶりではなかろうかという
一豊と千代が主役の回でありました
合戦が絡まないせいもあるし
また、途中で、六平太が言っていたとおり
他の大人物達は、権謀からむ騙しあいに明け暮れておるわけで
そりゃ物語としてそちらの方が面白いなと
戦国ながらの切なさを感じたのでありますが

千代も一豊もよかったのでありますが
今回、こりゃ主役だなと思ったのが六平太であります

随所に見られる、六平太の顔芸というか
胡散臭い顔から、作り笑顔というか
なんか、能面でもないけども、作り物の表情を晒す瞬間が
あちこちに見られてすげぇよかった
吉兵衛に頭下げているときのなんともいえない目線の使い方とか
抜群に面白い、格が違うというわけではない
忍びは物事を知っているかもしれないが
大義を持って居きるわけではない、それを思いながら
実直にすぎる、一豊以下の男たちを見て
バカにするでもなく、なんともいえない表情がステキ
かっこよすぎるぜ六兵太
かっこいいけど、千代は任せたくないがな

その胡散臭い男が、まぁ、あちこちから出てくるところも
凄く面白かったが、それだけでなくて
ちゃんとギャグパート(違う)も用意されており
厠のあたりで、一豊が小りんに追いかけまわされる
一種のドリフ喜劇が面白かったのであります

一豊のなんというか、コント臭い動きがすげぇ面白くて
最初の厠で覗かれていることに気づいたときの
あの一連の動き、間、ステキ、ステキすぎるわ
腹を抱えて大笑いしました
2度目の用心しまくるところもよかったけど
なんというかな、あの肝の小さい様といえばいいのか
苦手なものを嫌がる姿というのが面白かったです
いいなぁ、ああいうのを挟んでくれると
話が重たくなくてステキだわ

もっとも、その軽いコントのあとに
千代の涙というのが待っていたのでありますが
なかなか、あの山芋を食べたりするところもかく思うが
やっぱりあの時代、あれは千代にとって
相当つらいことなんだろうなと思いました
かわいそうと言ってもいけない気がするが
本当、あの涙は思わず誘われてしまいました
切ないわ
千代のせいじゃないかもなのにねぇ

ともあれ、小りんが容赦なく悪い女役になってて
あれはあれでかわいそうなものだなと思いましたが
見事、その悪い嫌な女としてせつせつ過ごし
子供を代わりに産むとかぬかすあたりの
あのコデマリの花をバックにするところが
また、小憎い演出だわねと感心しました

ほら貝をバックに、また
長篠への出征がはじまりますが
確かあれを聞きながら、念願の子供を仕込むんじゃなかったかと
ちょっと思ったりもするところ
そこはそれとして、次週の大暴れが楽しみです

旭がかわいそうかもですねぇ