CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 小谷落城

2006-04-03 08:45:25 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週もがっつり見ることができました

小谷落城とのことで、浅井との一戦
実際のところ、合戦シーンはほとんどなくて
調略に奔走する秀吉と戦国のならわしめいたものが
随所にちりばめられておりましたな

やっぱりステキだったのは
信長と光秀というか、あのしゃれこうべが出てきたところ
まさか、あっさりとあれをやってしまうとは
夢にも思いませんでしたが
ステキ、今年のNHKはやる気だわ
あのときの信長の演技と秀吉の演技が抜群によかった
うろたえてはいけないと思ったのか
ずばっと笑い飛ばした秀吉のやや伺い気味ながらも
圧巻の演技、やや声が震えていたのもよかったです

信長の、心底嬉しそうと言うべきか
なんか複雑な表情
あそこで、お市が怒り出した時の
なんで怒ってるの?的な信長の表情
なんといったらいいか、純粋というのか
わからんが、いっそ人間らしさがあるように思えましたが
胡蝶にせよ市にせよ、気が触れたみたいな物言いでありました
あの差異が今後を占うのでありますな

で、また、光秀がちゃくちゃくと
謀反への憤りをためこんでいくような所業
なんでおまえだけそこでいい子ぶるかなぁと
頭かしげてしまうくらいでありますが
考えてみれば、しゃれこうべで盃て
尋常ではないわなと、納得というかなんというか

あの「呑めぇ、呑まぬくぁっ」という信長が
すげぇかっこよかったのが印象的
あのあと、よもや
「そなたが好きじゃった」とか笑い泣きを一人でするとも
思いはしなかったけども、長政と信長
この二人の関係が、続いていたら面白いことになってたかも
そう考えさせられました
稀代の英雄でありました

さて、その間に下っ端である一豊たちも
おちおちと出世街道とまでは言わず
働くところ、なかなかどうして
悲惨と思われた、子供殺しについては
秀吉の言い分がまったくその通りで
ここも秀吉の演技がすげぇよかった
「それはそれ、これはこれっ」とか
子供みたいなこと言ったり、癇癪起こして怒鳴り散らす内容は
半分以上がやっぱり自分に言い聞かせてんだろうかな
そうやって思いました
傍らでああいうことを考えた自分がいるとして
それを甘いと罵り倒すという行為
かっこよすぎるぜ秀吉

今回、何が悲惨て
憧れ続けたお市に「下品で汚らわしい猿」と罵られ
全てが終わってしまったところでありますか
考えてみると、すげぇ切ない片思い
身分違いでかなうわけもなく憧れていて
市からすれば、猿でしかなかった男
それが小憎たらしいとなっては、この二人の思いが
天と地ほどの差が、ああ・・・

てな具合で、来週から
女狂いが激しくなるとのことで
そのあたりで、寂しい秀吉みたいなのが描かれたらいいかな
そう思うところでありました
しかしいい役者さんばかりであります

面白い
そう思いつつ
もう1度、千代の叔父上が出てこないかなと
考えるところです