CLASS3103 三十三組

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台灣縦断旅行記 10 祀典武廟で三国志蜀三昧

2016-09-09 21:25:46 | 台灣縦断旅行記(2016)
さて、赤崁楼から外に出て、通りをはさんだ向かい側に
レンガの壁が連なっています
赤崁楼に対して背を向けている感じの建物で
通りからはまるでわかりませんでしたが、壁をつたって回り込むと


祀典武廟、いわゆる関帝廟でありました

レンガ造りの壁の内側に、みっしりという感じで、
狭い土地に無理やり詰め込んだような
なんともいえない不思議なつくり、
月下老人や、その他の神様も祀られているので
なかなかステキだと、あっちこっち見て回ったのでありますが


おそらくは関羽、こと、關聖帝君
関の字が難しすぎて、変換できないのであります
ありがたいので、手をあわせて線香を手向ける

入り組んだというか、二つ、三つくらいのお寺が合体したようなつくりで
ちょっと迷路っぽいというか、迷宮っぽい雰囲気で
夜中だと、怖くて近寄れないだろうななどと
いらんことを考えて一通り見終わったからと外に出れば


馬使爺祀典武廟
この名前については、違うかもしれない
日本語サイトを見ていても、この場所が正殿であるとか
違う名前だとか、あれこれ書いてあってわからなかったんだが
もう一つ、関帝廟があったのです
小さいお寺ながら、ここで衝撃の出会いをしたというか
関帝廟を楽しみたいならば、絶対にこっちの寺に入るべきであります


入り口に「赤兎」の文字
どうやら、ここの関帝廟は愛馬「赤兎馬」を祀っている
なんだろうかと不安に見ていましたら、

爺さん「好好!」
私「!」
爺さん「☆○△□~~!!!!」

全くわからない、台湾語か中国語かもわからないが、
凄いテンションと早口で、台湾人と思しきおじいさんに
喋りかけられて慄く、ここでとりあえず

私「てぃんぷーとんつぉんうぇん、たいぃー(听不懂中文台語)」

「中国語、ないし台湾語わかりません」と言ってみたんだが、
多分発音が悪かったんだろう、さっぱり通じた様子もない
だけども、喋り止まない
とりあえず私が中国人ではないことだけでも伝えようと

私「ニッポンジン、ジップンラン、リーペンレン」

と、知っている限りの日本人感を出してみたところ、
なんとなし通じたようで、「あー、俺も日本語わからんわ」的なことを
言われたような気がするんだが、だからといって
おじいさんの話はまったく止むことがなく、
この廟の案内を30分もしてもらったのでありました
凄いな、親切すぎるだろう、全く理解できてないのに…

こうなると、私もがんばって理解しようと身振り手振りと
辛うじて聞き取れる単語なんかを頼りに、あれやこれやと聞いて、
身に着けていたものに、なんかご利益があるおまじないをしてもらったり
えらい仲良くなったというか、楽しませてもらったのでありました

で、この赤兎馬寺院ですが

多分手前が関羽、奥が赤兎馬
先ほどの門をくぐったところに、こんな感じで祀ってあったんだが、
お爺さんに連れられて、「こっちに来い、こっちだ」と
わからない言葉で言われて、ほいほい付いていき
奥まった裏口めいた場所に入っていますれば


桃園の誓い
桃園って、そういや台灣にも地名があったな


関羽

劉備

張飛
随分立派な像が立っているじゃないか
流石にこれはわかると、反応して喜ぶと
これがわかるのかと、爺さんも喜んでくれて、なんだか嬉しい
さらには、


関平

周倉
そうそう、関羽、関平、周倉はセットで祀られると
以前に松山で訪れたお寺にて発見したそれが
ここでも、随分立派な像というか人形というか
大きなそれで確認ができたのでありました
なんだろう、物凄くテンション挙がって楽しめたのである

なんかわからんが、俄然喜んでいる私の様子を見て
爺さんも、案内した甲斐があったとそんな満足げな顔を残し、
名残惜しくも別れたのでありました
大変喜ばしい出会いであったのだが、
まったく通じ合わなかったのが申し訳ない気持ちで一杯であります

言葉は、追い込まれると出てくるけど素地がなければ無理ですね
だけども、喋れなくても伝わるものですね


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