CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

いきばた主夫らんぶる

2004-07-31 23:46:36 | 星里もちる
もちる作品の中で、本当
好きで好きで仕方ない漫画の一つ

アニメーターと漫画家のカップルなんだが
アニメーターの彼氏の会社が潰れて、彼女のために
主夫業をすることになった

そんなお話なんだが、これがもう
ラブコメとして、ホームドラマ風として
本当、職業が二人そうじゃなかったら、ドラマだった
そう思えるようなステキな漫画であります
いや、無論、二人の職業がそうだから、むしろ面白い
そして深い部分もあるわけだが、まぁ、それはよいとして

とりあえず出だし
会社が潰れて、ショックを受けるところの台詞
「会社逃げた」
「社長つぶれた」
俺は、当時ずっと誤植だと思ってたんだが
これ、本当に動転してて、そう言ってしまったという台詞なのだな
そうなんだよな?
誰かに聞かないと、というか、本人に聞かないと
わからないんだけども

さて、内容に触れないといけませんが
これが、1巻にまとまっているとは思えないほど
非常にテンポよく、ストーリーが劇的に展開していきます
細かいギャグが入るところはいつもの通り
要所要所に、ストーリーを進めるキーとなる人物がやってきて
そして、男と女の話
これが、隣のたかさんところを含めて、二組の
カップル図というお話

小さい近所のコミュニティの中で
確実に進んでいく時間と、それに伴い成長していく
主人公達、様々なしがらみと意地を削りあいながら
主題のとおり
「いきばた=いきあたりばあたり」で主夫業を肯定していく
これは、もちる先生の全作品の中でも
わずかに並ぶほど、高度にテーマを消化していて
しかも、簡潔で面白い、秀逸な作品であります

まぁ、難しいことはさておいて
この漫画から、おいらは結構人生の根底にたわえておく
重要なことを学んだので、特別な思い入れがあるわけです

さて、この作品で一番特筆という奴をしなくてはならないのは
俺的に伝説の効果音
「とくるんくんくーん」
が出現しているところ

もちる先生の作品は、全体
どれをとっても、擬音についての表現が
類い希に秀逸、他のどの作家よりも
荒木先生のキスした音がズキュゥゥーーンッとは
別の方向で、凄まじく鋭い

前述のとくるんてのは猫が走る足音なんだけども
これは、サザエさんのたま、が逃げる時の音
おお、たしかに、とくるんくんくーんって言ってる
す、すげぇよ、あの音、文字になるのかよ
本当、すげぇっ

と、まぁ、それもあるんだが
この作品から、多分、星里もちるの無限フィールドとなる
ホームコメディ
への開花が見られるわけであります
偉そうなこと書いてますが、本当
この作品好きで、好きで仕方ないのですよ

そんなわけで、気になった人は
ほら、すぐ買いに走れ、今ならまだ間に合う、きっと
これを読むことで

大掃除がはかどるようになるから(マジ)


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