CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】レンタルなんもしない人のなんもしなかった話

2019-07-30 21:37:10 | 読書感想文とか読み物レビウー
レンタルなんもしない人のなんもしなかった話  著:レンタルなんもしない人

著作としたけど、この本と趣旨を考えるに
なんもしない人は、なんもしてないから
違うんじゃないかな
まぁ、いいか

果たして、どういうことでこの人とその家族の生活が成り立ってるんだろうか
不思議でならないなと読んでいて衝撃を覚えたのでありますが
ツイッターか、なんか違うアプリかで、
SNSをやりつつ、そこで、なんもしないということを売りにして
何かしらの活動をしているという
変わった人のお話でありました
そうか、そういう需要あるよなーと、路上で言葉を売る人と
近いものを感じながら読んだのでありますが、
レンタルする側が、結構勝手にあれこれ考えて
よかったといって、お布施を出すといった状況になっているようで、
江戸時代の、捕まえた雀を逃がす功徳を積むアレみたいだなと
感じたりしたのでありました
新しい乞食という悪口と書かれていたが、まさにその通りだと
思うのであります、悪口というか、なんというかな

最初のうちは、誰かの代わりに並ぶみたいなところから始まって
案外多い使い方で、人に見られていないとやらないから
その切欠になって欲しいというものでありまして、
こういうのは、本当、些細なことだけども
その利用方法に価値があると気付いたところが凄いなぁと
素直に感心してしまったのでありました
奇妙な体験をしたいがために、
わざわざ人を呼ぶというのが
なかなか凄いことだと思わなくもないが、
こういうのが、SNSの凄いところなのかなと
それより前の世代で、HNでやりとりしていた人間としては
考えさせられるのであります

わざわざ、りんごがもったいないからあげるという行為を
足代出してまでしてあげるというのが、
もう、よくわからん領域だと思ってしまったんだが
先にあげたとおり、これは、仏教的に正しい何かでないか
坊主たちの托鉢と概念的には一緒なのではとも
思ったり感じたりしたのであります
時折教戒師的なことまでしているようなので
もう、宗教家といっても差し支えないのかもしれない

実際は、名前の通り何もしないということをモットーとしているので、
思想なんかは現れていないであろうと思うのでありますけども、
その内、怖い事件とかに巻き込まれないといいなと
知名度が上がってきて、どのタイミングでどうするかが
気になってしまうなと感じたのでありましたとさ
こういうのやってる芸人さんとかいそうだなとも
思ったりするのである
懐かしい、電波少年の企画っぽい臭いがあるものだった


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