CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】世界史の10人

2018-05-03 21:48:26 | 読書感想文とか読み物レビウー
世界史の10人  著:出口 治明

ユーラシア大陸を中心にした、世界史と呼ばれる一連のそれで
傑出した、あるいは、大きな成果を残したと考えられる10人について、
その姿と業績を綴った本でありました
著者が保険会社の会長さんだそうで、
どういう本なんだと思っていたら、相当に詳しい、
実際にあってるのかは、自分に知識がないからわからんが
最新といっていいのか、新しい説も取り上げながら
様々な統治者たちのことを語った本でありました

世界史というと、どうしても西洋史に偏ってしまうのでありますけど、
この本では、中国から中央アジアにかけてが
相当割いてありまして非常に面白い、
特に個人的に勉強をしたかった、唐から宋にかけてが詳しくて
さらには、興味を持っている則天武后について1人にあげていたので
まぁ楽しいというか、非常に興味深い一冊となったのでありました

個人的には中国史部分が大変勉強になりまして、
則天武后と王安石という二人の鋭い政治、手法というのが
なるほど立派であったのだろうと感心しきりであったのが
とても楽しいのでありました
それを継いでの元という一大帝国の興亡についても
興味深い内容ばかりで面白かった
バイバルスというイスラムの英雄についても割いていまして
これは、なんか別の本で読んだことあったなと
うっすらと思い出したのでありますけども
その人が、どのような立場で、どう英雄となったかが
解りやすくて面白かったのであります

そして、当然のようにヨーロッパ史にも入っていくんだが
このあたりは、誰それの甥やら息子やら、孫やら親戚やらと
ともかく、入り組んだそれこれが語られていて
多分あってるんだろうが、もうさっぱり覚えられない
何を言っているんだと思うほどでありましたけども
エリザベス一世の凄さというのも学べたようでありまして
とても面白いのでありました

かなりずっしりと重い本でありましたが、
読みやすい、面白い歴史本だったと感じるのであります


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