わがままな選択 作:横山拓也
どうも、主人公に共感できない話だったので、
ちゃんと読み切れていない気がする
文体が独特で、やたら会話劇が続くなと思っていたら、
どうやら劇作家の人なんだそうで、
言われてみると、こういう現代劇がありそうだなと
登場人物は少なく、テーマは重く、立場に基づいたセリフの応酬といった感じが
なんとも馴染めない感じでありました
子供を作る、という端的なテーマが設定されているんだが、
それをきっかけにして、人間らしく生きる、自分らしく生きるとはと
そういうことを問いかけていき、それぞれがそれぞれの答えを掲げるといったらいいのか、
それだけど、どの登場人物にも、いまいち共感できなかったのでありました
単純に結婚したら、子供を作らないとという
妙な圧力というのが世間にあってという話のようでもあるんだが、
それではなくて、もっと根元的に自分が生きるとはという
生き方、その選択というのの一つとして子供を持たないというものがあり、
その一方で、延命治療を拒む母親がいるというのが、
位相の異なるもので、同じテーマを語るという
入り組んだ感じで迫ってきて、なんとも重いのでありました
主人公がどうも煮え切らないし、共感を得にくい設定のためか、
こいつがもっとしっかりしてたらとか、よくわからん義憤にかられたりしながら読んでしまったんだけども
多分そういうことではなく、また、そういうことがある人もいるというか、
それもまた、生き方の一つという話なのか、なんなのか
よくわからんが、ともかく、あんまり気持ちのよい話ではないなと
主人公夫婦の結末というか、晴れやかな姿に違和感を覚えてしまったのでありました
自分が、価値観の違いを消化できなかった
そういう読書結果が、この気持ちなんだろうかと思ったりするんだが
こんだけ、あれこれ考えさせられたということは
よい本だったのかとも思ったりしてしまうのである
どうも、主人公に共感できない話だったので、
ちゃんと読み切れていない気がする
文体が独特で、やたら会話劇が続くなと思っていたら、
どうやら劇作家の人なんだそうで、
言われてみると、こういう現代劇がありそうだなと
登場人物は少なく、テーマは重く、立場に基づいたセリフの応酬といった感じが
なんとも馴染めない感じでありました
子供を作る、という端的なテーマが設定されているんだが、
それをきっかけにして、人間らしく生きる、自分らしく生きるとはと
そういうことを問いかけていき、それぞれがそれぞれの答えを掲げるといったらいいのか、
それだけど、どの登場人物にも、いまいち共感できなかったのでありました
単純に結婚したら、子供を作らないとという
妙な圧力というのが世間にあってという話のようでもあるんだが、
それではなくて、もっと根元的に自分が生きるとはという
生き方、その選択というのの一つとして子供を持たないというものがあり、
その一方で、延命治療を拒む母親がいるというのが、
位相の異なるもので、同じテーマを語るという
入り組んだ感じで迫ってきて、なんとも重いのでありました
主人公がどうも煮え切らないし、共感を得にくい設定のためか、
こいつがもっとしっかりしてたらとか、よくわからん義憤にかられたりしながら読んでしまったんだけども
多分そういうことではなく、また、そういうことがある人もいるというか、
それもまた、生き方の一つという話なのか、なんなのか
よくわからんが、ともかく、あんまり気持ちのよい話ではないなと
主人公夫婦の結末というか、晴れやかな姿に違和感を覚えてしまったのでありました
自分が、価値観の違いを消化できなかった
そういう読書結果が、この気持ちなんだろうかと思ったりするんだが
こんだけ、あれこれ考えさせられたということは
よい本だったのかとも思ったりしてしまうのである