リセットを押せ ゲーム業界における破滅と再生の物語 著:ジェイソン・シュライアー
アメリカを中心にした、ゲーム業界の勃興というか
荒廃ののち、再生の希望を描いたドキュメンタリー本だった
年代的には、00年以降から今に至るところのようで、
正直、その頃くらいからゲームをしなくなってきていたので、
ここで描かれている話の1割も理解できないというか
リアルタイムを生きていたのに、まったく知らない世界の話だというのが
理解を遅れさせて残念だったんだが、なかなか興味深い
面白い話が読めた
とはいえ、序盤の大型ゲーム開発の悲惨さ、そしてその労働環境の劣悪さというのが
なかなか壮絶な感じで、5年くらいかけてゲームが作られるということ、
その時に様々な人が雇われて、それぞれが仕事をしているはずなのに
結局完成しないまま会社が終わることのなんと多いことか
劣悪な労働環境というのは、別に強制労働をされているというのではなく、
割と普通に頑張ってゲームを作るという仕事をしているんだが、
それだけでは、結局賃金が支払われない上に解雇というか、倒産という目に合うことが多すぎるという
業界そのものの悲惨さが許容されているというか
そういうのがスタンダートになってるという狂気みたいなのが凄いと思ったのであった
この本では、基本的に滅びていくメーカーの話ばっかり出てくるので
中には聞いたことのあるメジャーっぽいゲームの名前とか出てくるんだけども、
そこの開発状況とかはまったく語られず、それの対抗馬として頑張ろうと思った企業が山ほど出てきて、
みんな死んでいくという悲惨極まりない話ばっかりなので、
なんというか気が滅入るというか、どれも同じような話ばかりで区別がつかないと
ゲームの名前に馴染みがないこともあいまって、そんなことばっかりに思えた
正直前半で脱落しそうになってしまった
しかし時代が変わって、ソーシャルゲームというか、課金という体制で収益を得るというモデルが開発されてきた
スマホ主体のゲームというのの登場あたりが潮目になって、
こっから、収益性の話になったおかげなのか、なんか理解しやすくなって面白くなったんだが
まぁ、それでも、そういうゲームを作ろうと老舗というか、PCゲーム作ってた企業が乗り出してみて
やっぱりうまくいかないという事例ばっかりでてきて、辟易してしまうんだが
ともかく、色々と大変だなと思わされる話ばかりだった
経営と開発の違いといったらいいのか、また、株主との親和性の悪さというか、
ともかくゲームというものを作る仕事の博打っぽさみたいなのがひどいといったらいいか
マネーが必要なのに、マネーゲームになってしまうと大方よくないことになるという
典型的なものがいっぱい描かれていて、気が滅入るばかりであった
でも、最終的にというか、この本の終わりとしては
分業制に眼を付けた新しいゲーム制作の可能性が提示されて
実際、それでうまいこといきつつあるスタジオがある話とか、そんな感じになって
なんか希望がもてそうとも思ったりするわけだが、
それでもまた、いっぱい立ち上がっては消えていくひどいゲーム会社が
山ほどでてくるんだろうなと思わされたのでありました
もっと馴染みがある、例えば、日本のファミコンにリリースで携わったすべてのメーカーの歴史というか
そういうのだったら、もっと面白く読めたかもと思ったんだが
それだと古すぎて古典みたいになってしまうんだろうかと
ここに載っている内容も、20年前くらいからなので決して新しいわけではないんだよなと
思ったりしながら読んだのでありました
アメリカを中心にした、ゲーム業界の勃興というか
荒廃ののち、再生の希望を描いたドキュメンタリー本だった
年代的には、00年以降から今に至るところのようで、
正直、その頃くらいからゲームをしなくなってきていたので、
ここで描かれている話の1割も理解できないというか
リアルタイムを生きていたのに、まったく知らない世界の話だというのが
理解を遅れさせて残念だったんだが、なかなか興味深い
面白い話が読めた
とはいえ、序盤の大型ゲーム開発の悲惨さ、そしてその労働環境の劣悪さというのが
なかなか壮絶な感じで、5年くらいかけてゲームが作られるということ、
その時に様々な人が雇われて、それぞれが仕事をしているはずなのに
結局完成しないまま会社が終わることのなんと多いことか
劣悪な労働環境というのは、別に強制労働をされているというのではなく、
割と普通に頑張ってゲームを作るという仕事をしているんだが、
それだけでは、結局賃金が支払われない上に解雇というか、倒産という目に合うことが多すぎるという
業界そのものの悲惨さが許容されているというか
そういうのがスタンダートになってるという狂気みたいなのが凄いと思ったのであった
この本では、基本的に滅びていくメーカーの話ばっかり出てくるので
中には聞いたことのあるメジャーっぽいゲームの名前とか出てくるんだけども、
そこの開発状況とかはまったく語られず、それの対抗馬として頑張ろうと思った企業が山ほど出てきて、
みんな死んでいくという悲惨極まりない話ばっかりなので、
なんというか気が滅入るというか、どれも同じような話ばかりで区別がつかないと
ゲームの名前に馴染みがないこともあいまって、そんなことばっかりに思えた
正直前半で脱落しそうになってしまった
しかし時代が変わって、ソーシャルゲームというか、課金という体制で収益を得るというモデルが開発されてきた
スマホ主体のゲームというのの登場あたりが潮目になって、
こっから、収益性の話になったおかげなのか、なんか理解しやすくなって面白くなったんだが
まぁ、それでも、そういうゲームを作ろうと老舗というか、PCゲーム作ってた企業が乗り出してみて
やっぱりうまくいかないという事例ばっかりでてきて、辟易してしまうんだが
ともかく、色々と大変だなと思わされる話ばかりだった
経営と開発の違いといったらいいのか、また、株主との親和性の悪さというか、
ともかくゲームというものを作る仕事の博打っぽさみたいなのがひどいといったらいいか
マネーが必要なのに、マネーゲームになってしまうと大方よくないことになるという
典型的なものがいっぱい描かれていて、気が滅入るばかりであった
でも、最終的にというか、この本の終わりとしては
分業制に眼を付けた新しいゲーム制作の可能性が提示されて
実際、それでうまいこといきつつあるスタジオがある話とか、そんな感じになって
なんか希望がもてそうとも思ったりするわけだが、
それでもまた、いっぱい立ち上がっては消えていくひどいゲーム会社が
山ほどでてくるんだろうなと思わされたのでありました
もっと馴染みがある、例えば、日本のファミコンにリリースで携わったすべてのメーカーの歴史というか
そういうのだったら、もっと面白く読めたかもと思ったんだが
それだと古すぎて古典みたいになってしまうんだろうかと
ここに載っている内容も、20年前くらいからなので決して新しいわけではないんだよなと
思ったりしながら読んだのでありました