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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

青天を衝け  栄一と戦争

2021-12-12 21:01:09 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「青天を衝け」
視聴完了しました
思った感じと違ったというか、慶喜の過去語りが
篤二のためだと思ったら、違った

ぱっと見、篤二みたいな考え方するやつが増えてるなら
ちゃんと伝えておかないとと、慶喜が気づいたとか
そんなストーリーじゃないのはわかっていても、
あの場面だけ見たらそう思ってしまったのである
それはおいといて、あの時を語る慶喜のつらさというか、
後悔と反省というのが、深いというか、とてもよかった
それを聞いた篤二がまた、追い詰められてしまうじゃないかと
またメタ的に見てしまったんだけども、
ともかく、ドラマとしての見せ場が交錯しすぎて
なんともはらはらしたのでありました

篤二の扱いについてが、キモというか、
やっぱりどうしても、二代目を継ぐ器ではないというのが
ありあり伝わる、丁寧な作りが
むしろ残酷だなと思ったりするんだが
人間ドラマとしては、プレッシャーに負けてしまうという部分は
いい話だと思って見入ってしまったんだが、
あれが、冒頭の喜作、兄いが慶喜と対面したシーンと
いい感じで対比が効いているというか、
差というものを見て面白かったのでありました
さらっと、喜作が借金こさえている話を積んできたのはすごいよかった
相変わらず話が長いというそれこれも回収しつつ
喜作はそういう感じで、兄ぃは尽力して亡くなり
そういう中に栄一があって、慶喜との関係もあって、
それが息子の篤二からどう見えたか
篤二が見た、幻の救いというものが、なんともはかないと
思えた内容だったと感じたのでありました

栄一に関して、もうちょっと老けた方がいいなと感じたというか、
演技が若いころと、声もそうだが、変わってないように見えてしまったのは、
喜作がうまく年齢を重ねている演技だからこそかもと思ったんだが、
慶喜も、老いたというところが、老成という形で見えていて
どっちもすごい役者だなと感心してしまったのである

日露戦争の味付けが、そういう感じだったのか、
どこか、そうではなかったんじゃないかと思わされるというか
この明治から大正にかけての空気と
少し異なるようにも見えたんだけど、どうなんだろうか、
実際そういう損得勘定ができていたのか、
それも軍部と民衆の熱狂によったのか
あの処理だと、軍部が、民衆の熱狂をあおった結果でしかないようにも見えるし
それでなんとか、ぎりぎり和平までもっていけたから
結果オーライだったのか
考えさせられるところでありました

年齢の話になってしまうが、ここで、児玉源太郎と小村寿太郎が出てきたけど
どっちも、役者が年食いすぎじゃねぇかなと
栄一と対比させるにあたって、まずいだろうと感じたのでありましたとさ
実際若手ではないだろうけど、栄一と比べたらじゃぁといったらなぁと
このあたりドラマというのは難しいですな

来週15分延長で、最終回なのか、そうじゃないのか
そのあたりわからんのだが、どこで盛り上げるつもりなんだと
思ったりしつつ、見ていくのである