CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

青天を衝け  栄一、海を渡る

2021-12-19 20:59:10 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「青天を衝け」
視聴完了しました。
15分拡大版で、もう、まるで最終回じゃないかと
あわただしく、主要人物が片付いていくのがすごい切ない
特に、しっかり時間をとってくれた喜作が悲しかった
いいシーンだったし、すごくよかったわ
あれで終わりで正直、OKだと思ってしまったくらいなんだが
まだ、あと一回残しているわけでありますな
でも、渋沢栄一という物語はともかく、
ドラマとしては、関係の人がみんないなくなってしまった今日が
やっぱり実質最終回でなかろうかと思ってしまうのである
次回楽しみだけど、なんか、辛気臭いではないが、
説教臭い感じになりそうで、ちょっと身構えてしまう

相変わらず栄一だけ異常に若いという印象がぬぐえないんだが、
大隈さんとの問答のあたりで、結局根っから変わらないということでもあるんだなと
やりとりをほほえましく、でも、内容は全然笑えない感じで
なんとも悲しくなったわけだけども、
この頃の帝国主義へと傾いていく情勢というのは、
歴史的事実としては、すごいドラマチックというか、
ヒストリカルと思うばかりの部分でありました
それを肯定する井上馨というのがまた、いいのか悪いのか
いや、井上馨自体はすごいいいキャラだったんだけどもさ

ドラマとして、アメリカ遠征と、経済による講和というスタイルは
いかにもテーマ的によろしいという話なんだと思うんだが、
やっぱり、このドラマというか、人間ドラマを見たいと思っている身分からだと、
喜作、慶喜この二人の退場というのがひときわ大きくて
正直、廃嫡問題は、すごいことなんだけど
さらっと流れてしまったのである
あれはなかなか、本当に困ったことだったんだよなと
改めて思い知るというか、金持ちのボンというものの没落、
これは当時の世間巷間でどう扱われていたのか
ゴシップ的にたまらんそれだろうと思ったりしたのでありました
人間的弱さという形でおさめていたが、
確かにそうだけども、それはそれで、あまりにも残酷にすぎないか、
結局そうだからこそ、ああだし、
ああだからこそ、そうなんだと
詮のないことを思ったのであります

大河ドラマのだいご味である
若いころのシーンと重ねあうというのを
喜作、慶喜の二人ですごい堪能させてもらって、
とてもよかったんだけども
来週、栄一の走馬灯が流れるのか、あるいは

どうなるか楽しみにして、最終回を待つのでありました