52ヘルツのクジラたち 作:町田そのこ
最後は前向きになれる内容なんだけど、
結構重い話でありました
世の中には、こんなにネグレクトとか、貧困というものが
横たわっているものなんだろうかな
縁もゆかりもないのだけども、まるで連鎖しているように、
何かしら家庭に、人生に暗いものがあった人たちが
次の人たちを助けていくように、
届かない声だという52ヘルツの鯨となって
連なっていく
3人の人生が連なるんだけども、
その周辺に色々な人たちがいて、助けられる
人生のよい一面が照らされる内容で
読んでいてよい話だと思う反面、
その対極ともいえる苦難の過去や現在が重たくのしかかってきて
なんとも嫌な気分になるのでありました
割と嫌な人が、かなり嫌な人のままという物語なので、
それはそれで仕方のないことなのかもしれないが、
あまり情状酌量したくないような、ある種の可哀想さをもっているのも
読んでいて辛いところでありました
ネグレクトというものが、読んでいてこころを蝕んでくるというか、
こういう悪意とも異なるかのような身勝手さというか、
物理的ではない暴力というのは、
読んでいると暗くなってしまうなと、慄くばかりなのであるが、
それを乗り越えていこうとする、
そうさせてくれる優しい周りの人々というのがいいなぁと思う
そんな小説でありました
基本的にいい話、そういう泣ける系のそれだなと思うと
苦手なジャンルだと思いつつも、読み終えたのでメモっておくのである
最後は前向きになれる内容なんだけど、
結構重い話でありました
世の中には、こんなにネグレクトとか、貧困というものが
横たわっているものなんだろうかな
縁もゆかりもないのだけども、まるで連鎖しているように、
何かしら家庭に、人生に暗いものがあった人たちが
次の人たちを助けていくように、
届かない声だという52ヘルツの鯨となって
連なっていく
3人の人生が連なるんだけども、
その周辺に色々な人たちがいて、助けられる
人生のよい一面が照らされる内容で
読んでいてよい話だと思う反面、
その対極ともいえる苦難の過去や現在が重たくのしかかってきて
なんとも嫌な気分になるのでありました
割と嫌な人が、かなり嫌な人のままという物語なので、
それはそれで仕方のないことなのかもしれないが、
あまり情状酌量したくないような、ある種の可哀想さをもっているのも
読んでいて辛いところでありました
ネグレクトというものが、読んでいてこころを蝕んでくるというか、
こういう悪意とも異なるかのような身勝手さというか、
物理的ではない暴力というのは、
読んでいると暗くなってしまうなと、慄くばかりなのであるが、
それを乗り越えていこうとする、
そうさせてくれる優しい周りの人々というのがいいなぁと思う
そんな小説でありました
基本的にいい話、そういう泣ける系のそれだなと思うと
苦手なジャンルだと思いつつも、読み終えたのでメモっておくのである