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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

シングルマザーズ

2012-12-12 21:29:40 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの火曜ドラマ10を見ていました
最近のこのあたりの枠は、
私が楽しめる女性向けドラマという、
多分、女性に人気ないんだろうなと、
いろいろ矛盾というか、それでこそNHKというかといった
なかなか難解な番組をやっておりましたが、
今回のドラマもやっぱりそうでありました

内容は、DVにたえかねて、息子を連れて遁走した母が、
働いたこともないけど、一生懸命がんばって、
本当にとても大変で、だけども、そんな人たちもいっぱいいて、
様々なやさしさや、かなしさや、人とのふれあいがあって、
やがて、一人前のお母さんとして、また、
DVの恐怖から立ち直る様といったような
なんだか、演劇の題材みたいなものでありました
これがまた、なんだか面白かったのであります

正直、実際生活において、
母子家庭のどうこうというのは、ぴんとこないというか、
それがなんだと興味をもてないのでありますが、
このドラマをみて、まぁ、ドラマだとはいえ、
思うところ、考えさせられるところがあって
なんというか、よい話だとついつい見入ってしまう
このあたり、この枠のドラマの恐ろしいところでありますが、
陰鬱とまではいかないまでも、
どこか重たいテーマをしっかと描いているあたり、
いつだったかの、八日目の蝉を見たときと
同じような不思議な感想を抱いたのであります
本当、よいドラマだった

そんなわけで、あれこれ考えさせられたものの、
説教くさいというわけではなくて、
ひとつの家族というか、人間ドラマというのが
凄く丁寧に描かれていて、これはよい脚本だったと
なんだか感心しきりで過ごしたのであります

特段に笑うシーンとかはなかったのですが、
そういうのは、このあとにやってる、というか
来週最終回のハエ女あたりにまかせておけばいいので、
あまり気にしないでいたものの
鬼気迫るDVにおびえる様であるとか、
生きるということにまつわる、様々な陰鬱が
すごく怖いようで、ひきこまれてしまうようでと
もう一度みたいとは思わないものの、
見てよかったと思わされた、作品でありました

また面白いドラマをやってくれと
次回ドラマの予告で、
今回よりも、より酷いDVでとうとうムショ入りした人の話になると聞いて、
こんなにひっぱってオチをもってきたのかと
NHKのやる気というか、恐ろしさに
改めて、生唾を飲んだというか
やられたと思ったのでありましたとさ

面白かった、来週のハエ女の最終回も楽しみだ