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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

ギャラリーフェイク

2010-12-13 23:10:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
ギャラリーフェイク 作:細野不二彦

マンガです
実際は、11巻、12巻が手には入ってないので
完読したわけじゃないのですが、
十二分に堪能したし、ちょっと書いておかないと
この衝動というか、感動がどこかに逃げてしまう
そう思うために、さらり感想であります

もう、言わずと知れたといっても好いくらい
かなり有名なマンガだと思われます
わたくし、この細野さんという作者が、
ああも多面というか、様々なマンガ書いている人だと
全然知らなかったのでありますが
どれもこれも、すげぇ面白いというかコミカルで、
素晴らしいと感激してしまうところであります

このギャラリーフェイクも、コミカルタッチな部分がステキで、
また、サラというヒロインの一人が、本当、もう、
どうしたらいいのかわからないくらい、可愛らしく描かれておりまして、
そう、読んでいるわたくし、おっさん気持ち悪いと
自覚しつつ、でも、これは素晴らしいと
ヒロインに、へろへろとなっておるのであります

嗜好がかわったのかとも思わなくもないですが、
このサラ以外にも、出てくる女性陣は
どれもこれも一癖、二癖あって素晴らしい
無論、女性だけでなく、男性陣も
あますことなく、全てがキャラ立ってるというか、
いいキャラクタばかりで、
それらがどたばたしているだけでも
十分面白いというのに、
これにストーリー、そして、美術の蘊蓄が絡む
こいつぁ、凄い面白いマンガだと
思ったのであります

結構な年数と巻数を重ねておりますが、
面白い話しは、正直、全部と答えても
差し支えないというほど、各話しが面白い

また、一話完結に近い展開をしていきますが、
その積み重ねで、少しずつ、大きな流れというか、
本筋と呼べるものなのか、登場人物達の
立場というか、キャラクタそのものも成長ないし、
移り変わっていくのも見事でありまして、
サラと藤田の関係はもとより、
菱沼という藤田の師匠筋の話しなんかは、
凄いよくできてるなと感心してしまったのでありました

面白いジャンルとしては、絵画が多くて、
陶芸から、考古学まで様々にあるのですが、
趣味人タチのそれこれと、
いわゆる変態性が描かれている様が
たいへん興味深い、上質なマンガだと思い
ここに記しておくのでありましたとさ

逐一でてくる、ちょっと変態くさいあれこれも
また、美術ものっぽくていいなと
偏見を加速させてくれます