CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~ノリタケの森~

2007-05-16 08:50:02 | 陶磁器を探す旅と名物
探せば色々とあるものだと痛感するこのごろ
今回は、名古屋駅のすぐそばにあります
ノリタケの森へと行ってまいりました

言わずと知れたというべきか
ともかく、大変人気でステキなノリタケブランド
陶器皿というか、磁器皿というのか
よくわからんが、固い方の焼き物であります
白い奴(見る目ねぇな)
まだまだ相当勉強不足なので
いつだかに行った、INAXタイル博物館と同じく
その内容は新鮮でありました

とりあえず、ノリタケの森でありますが
意外と広い、そして、お庭風なのであります
個人的に感じたのは、万博の一区画風だわさというところ
なんといったらいいのか、企業パビリオンみたいなのも建ってるし
広々とした道に、整えられた花壇、清々しい薫風の五月に
なんとも散歩したいと思わせる場所でありました
その陽気に当てられたでもないですが
植わってるバラみたり、ペチュニアみたりと
あちらこちらふらふらしつつ、まずは売店(いきなりか)

かなり大きな売店でありまして
ノリタケブランドの食器以外にも
色々と小物やらなんやらも扱っている様子
当然のように、普通の茶器まで扱っていて
現在は流行なのか、もともとそういうのが磁器にあうのか
お香にまつわるものが多かったのでありました
香立て、香炉、お香そのもの
匂い袋だとかまで扱っていたのはどういうことかわかりませんが
ともかく、そういうのがたくさん
ついでに綺麗なお皿もたくさんだったのであります

コペンハーゲンやら、ウェッジウッドやらも
名前しか知らないのでよくわかってませんが
コーヒーカップは、様々に陶器で作られておりますが
これに限っては磁器の方がステキだなぁと感激
別に自宅でコーヒー飲む習慣が無いので
買ったりしないのでありますが、ともかく感激でありました
一客5万とか平気でするのな、本当にもう

あとは、なぜかしらないが
ジブリ関連のグッズというか、陶器人形がいくつかあったり
なつかしのと言っていいのか悪いのか
モリゾーキッコロがひっそりと売られていたりと
これもまた侘びサビなどとつぶやいてきた次第であります

で、売店を後にしますと、いよいよミュージアム、博物館であります
こちらでは、噂に名高いオールドノリタケと呼ばれるものの展示や
実際に磁器を作るところの工程を見せてくれる
小学生の社会見学にうってつけなところでありました
磁器を作る工程については、実際に職人さんが作業しているところを
質問しながら通ったりでき、目の前であれこれと作られていく様は
なかなか感激であります
もっとも老夫婦というか、かなりご高齢の方しか見学してなかったのが
大変気がかりでありましたが、ともかくよかった
色付けやら、なんやらも素晴らしいことで
細かい陶器人形の造形なんぞも感激ひとしお

その感激を胸に進めていくと、いよいよ博物館
企画展示と常設展示の違いが全然わかりませんでしたが
なにやら素晴らしい陶器皿の数々でありました
というか、ぱっと見て、全然よさがわかりません
高いんだろうなとはわかるんだが、なんだろうな
つるっとしてるせいか
なんか手ごねされたという風合いがないというか・・・

ともかく、真っ白、あるいは、ややクリーム色がかる皿が
あれこれと並べられている
磁器はどうしても工場で均等に作られているというイメージが先行するせいか
もう一つ、いいなぁと思うのだが、その思うのと値段がつりあわない
ともあれ、ノリタケチャイナ、ボーンチャイナ等
専門用語もいくつか覚えた上に
懐かしのカオリンにも再会し、にやにやしながら通過でありました

よいお皿というのはわかったんだが
まだ京焼のよさがわからない私には
ちと過ぎたる逸品ばかりだったという感じでありました
京焼と磁器もまた違うんだろうが
絵付けありでつるっとしててとなったらなぁなどと思うところ

さて、博物館を後にすると
今度は、どう見ても企業パビリオンといった
ステキなアミューズメントスポットでありました
ノリタケ、日本碍子、TOTO等の企業が
その技術の粋を集めたとみられるステキなところであります
驚くことなかれ、受付のお姉さんに問答無用で妙な電磁カードを渡されて
無理やり先に進められると、完全になんだ、
テーマパークのイベントと同じものが展開されるのだ
テレビ画面で、こんこんとカードの使い方等を説明されて
それが終わると、突然目の前の扉が開く
ごごごごご
そして、その奥に科学館と見まがうような施設というか
見学スペースがあるのでありました

結構面白いというか、これもまた
お子様に向けて作られたんだろうなぁと
しみじみ思うところ
近隣の小学校とかは、こぞってここに遠足というか
社会見学に来るんじゃないかな
そういった具合でありました
磁器を使った、不思議な展示というかあれこれの紹介と
最新式トイレの威光について、せつせつ語りつくされておりました
個人的にINAX派でありますが、やはりTOTOは凄いのでありました
というか、最近のトイレって本当すげぇんだな
全自動でお尻までふいてくれるのね

あとは喫茶店だとか、なんか色々あったわけでありますが
半日くらいは時間を費やせるわと
体感してきたのでありましたとさ
何も買わなんだのは少々残念でしたが、陶器カフスもあったので
ちょっと後ろ髪ひかれたというお話であります