映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

 私達が出るトークショーのご案内

2020年01月21日 | 日記

  

  惜しまれつつ閉館した北九州の映画館、有楽映画劇場。通称前田有楽。
  そのポスター展が警固のギャラリールーモで開催されます。
  併せて、去年も開催して好評だった、もと大映宣伝部・中島と女優さんによる大映を振り   返るトーク、前田有楽閉館のドキュメントの上映会が開催されます。


  「前田有楽秘蔵ポスター展」
   会期 2020年1月30日(木)~2月9日(日)12:00~20:00
   (2月4、8日はイベントのため19:30まで 月曜休館)
   会場 ギャラリールーモ 〒810-0023 福岡市中央区警固1-12-5-201

  イベント・ 
  2月6日(木)20:00~(終演22:00予定) 
  「伝説の宣伝マンと女優、大映を語る」
  出演 中島賢(元大映九州支社宣伝課長)、紺野ユカ、南美川洋子
  限定30名 料金1000円(要予約)TEL/FAX 092-215-0115 info@gallery-lumo.com

  2月8日(土)20:00~ (終演21:30予定)
  ドキュメント番組「さよなら前田有楽~成人映画館最後の日々~」
  特別編上映&RKB寺田ディレクター質疑応答
  (RKB毎日放送 2019年11月度ギャラクシー賞月間賞)
  限定30名 無料(要予約)予約メールinfo@gallery-lumo.com

 

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続・大映宣伝部 (31) 蘇る64年のパラリンピック映画

2020年01月20日 | 日記

    

   一昨年に亡くなった友人、もと大映の撮影監督・上原明氏が50年前に製作した「東京パラ

   リンピック愛と栄光の祭典」をご紹介します。

   この作品は、当時は撮影助手だった上原氏が、大映の許可を得て別会社を作り製作したの

   がこの作品です。いま見てみると完成度の高さに皆さん驚いて一般公開が望まれています

   が、製作・上原明、ナレーション・宇野重吉、音楽・團伊玖磨、脚本・監督が上原氏の兄

   貴分にあたるカメラマン・渡辺公夫で、皆さんが手弁当で協力して出来た白黒63分の作品

   です。公開当時は山本薩夫監督の「証人の椅子」と同時公開されましたが、お客が全く入

   らず完敗に終わった記憶があります。

   倉庫に眠っていたこの傑作がいま俄然注目を浴び、今年のパラリンピック前の公開を望ま

   れていますが、最近サンケイスポーツに掲載された記事をアップさせていただきました。

   興味を持たれる方、もと大映関係者にはぜひ読んでいただきたい記事です。

    

    

 

 

 

 

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映画「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」

2020年01月17日 | 日記

  

 

   「スター・ウォーズ」の新たな3部作としてスタートした「スター・ウォーズ フォー

   スの覚醒」(2015)、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」(17)に続く3部作の

   3作目です。

   「スター・ウォーズ」サーガのエピソード9にあたり、1977年のシリーズ1作目から

   計9作品を通して語られてきたスカイウォーカー家の物語が完結です。「フォースの覚

   醒」を手がけたJ・J・エイブラムスが再びメガホンをとり、主人公のレイを演じるデイ

   ジー・リドリーほか、ジョン・ボイエガ、アダム・ドライバー、オスカー・アイザック

   ら3部作の主要キャラクターを演じてきたキャストが集結。初期3部作の「スター・ウ

   ォーズ 帝国の逆襲」(80)、「スター・ウォーズ ジェダイの帰還」(83)に登場

   した、ビリー・ディー・ウィリアムズ演じるランド・カルリジアンが再登場するほか、

   シリーズを通して重要な役割を担ってきた、16年12月に急逝したキャリー・フィッシ

   ャー演じるレイア・オーガナも、「フォースの覚醒」製作時に撮影されていたものの、

   未使用だった映像を用いて登場しています。

 

   戦闘場面のテンコ盛りで、やっと長かったシリーズが終わりましたが、ディズニーが途

   中から引き継いで、全体の質が落ちたままエンドになってしまった感じです。

   このところディズニーが他方で勢いづいているのは嬉しいのですが、この手の作品作り

   はあまり上手いとは言えません。色々と事情はあったのでしょうが、この作品は元のま

   まで製作して貰いたかったとつくづく思いますし、素晴らしいエンドになっただろうと

   想像しています。

 

 

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映画「カツベン」

2020年01月15日 | 日記

     

   サイレント映画時代を舞台に、一流活動弁士になることを夢見る青年を主人公にした

   コメディドラマです。当時の人気職業であった活動弁士を夢見る俊太郎が流れ着いた

   のは小さな町の閑古鳥の鳴く映画館・靑木館。隣町にあるライバル映画館に人材も取

   られ、客足もまばらな靑木館にいるのは、人使いの荒い館主夫婦、傲慢で自信過剰な

   弁士、いつも酔っぱらっている弁士、気難しい職人気質な映写技師と、クセの強い人

   材ばかり。雑用ばかりを任される毎日を送る俊太郎の前に、幼なじみの初恋相手、大

   金を狙う泥棒、泥棒とニセ活動弁士を追う警察などが現れ、俊太郎はさまざまな騒動

   に巻き込まれて行きます・・・。

   俊太郎役は、これが映画初主演となる成田凌。ヒロイン役を黒島結菜が演じるほか、

   永瀬正敏、高良健吾、井上真央、音尾琢真、竹野内豊、竹中直人、渡辺えり、小日向

   文世ら顔をそろえ、監督は周防正行です。

   

   この監督の過去作品から期待して見ました。巷間には讃辞が溢れていますが、正直私

   の期待は裏切られました。無声映画へのオマージュは希薄だし、物語は陳腐、演出も

   ダラダラ、最後の追っかけシーンなどは噴飯ものでした。同監督作品でもいい場合も

   あり、失敗もあるのは当然ですが、次回作は頑張ってもらいたいと思います。役者の

   使い方も中途半端で良くないです。

 

 

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続・大映宣伝部 (30) 年賀状の思い出 ② 江波杏子さん

2020年01月13日 | 日記

    

 

      

一昨年の年末に江波杏子さんの訃報が飛び込んできて驚きました。大映で最初の頃は個性的な役

 柄が多く、主演作品はなかった彼女でしたが、若尾文子がやるはずだった「女賭博師」が、色々

な事情で彼女に回り、一躍脚光を浴びることになりました。

大映関係者の中でも、彼女は変わった子だという人も居りますが、私は撮影所でもよく会ってい

て、旅も一緒にしたし、キャンペーンなども幾度となくやり、物事をはっきり言う活発な人とい

う印象が強い彼女です。

演技も本数を重ねるごとに上手くなって行ったし、大映末期に九州のキャバレーでやった「女賭

博師ショー」で、彼女が舞台で転んだ時も、顔色一つ変えずに演じ切ったのを目前に見て、彼女の

根性に感動したのも思い出の一つです。この当時の年賀状は彼女の自筆のものですが、実にいい

字を書くなと感心したものでした。

   

  

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