映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画「男はつらいよ お帰り寅さん」

2020年01月22日 | 日記

   

   山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品で、

   1969年に第1作が劇場公開されて、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花

   特別篇」以来、22年ぶりに製作されました。

   倍賞千恵子、前田吟、吉岡秀隆らに加え、シリーズの看板俳優であり、96年に亡くな

   った渥美清も出演。さらに、歴代マドンナからは後藤久美子、浅丘ルリ子などおなじ

   みのキャストが顔を揃えています。

   柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わ

   り、その裏手にある住居では寅次郎の甥である満男の妻の7回忌の法事で集まった人た

   ちが昔話に花を咲かせていました。サラリーマンから小説家に転進した満男のサイン会

   の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミの姿が。イズミに再会した

   満男は「会わせたい人がいる」と小さなジャズ喫茶に連れて行きます。その店はかつて

   寅次郎の恋人だったリリーが経営する喫茶店でした・・・。

 

   大映社員だった私も、このシリーズは好きだったのでよく見ていたし期待していました。

   随所にかっての寅さんが思い出として出てくるので、懐かしさ一杯でありそれで満足す

   べきかも知れません。それを踏み越えて言うなら、物語的にはかなり無理があります。

   それに吉岡秀隆と後藤久美子の演技が下手で、お尻のあたりがむずむずしました。バー

   チャルリアリティの技術も進んでいるのですから、今までのシリーズ以外の寅さんを見

   たかったと思うのは私だけではないと思います。それでも思い出総集編としてギリギリ

   許せますが、このスタイルだったらこれ以上はやらない方がいいです。

 

 

 

コメント
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