累計350万部を突破している石井あゆみ原作の同名漫画の実写映画化です。
まずアニメで放映、そしてドラマは月9枠初の時代劇として放映され、今回は映画と
なり物語の舞台はいよいよ本能寺へと移って行きます。
映画は小栗旬主演のテレビドラマの劇場版で、歴史が大嫌いな高校生がひょんなこ
とから戦国時代にタイムスリップし、そこで自分にそっくりな青年に出会いますが、そ
の人物はなんと本物の織田信長だったのです・・・。
キャストは小栗旬をはじめ、柴咲コウ、向井理、山田孝之らテレビ版のメンバーが集
結。監督もテレビ版を手がけた松山博昭が担当しています。
どう見てもアニメ止まりで映画にするには無理だったと思います。更にタイムスリップ
まで使い、史実をひっくり返すような描き方に幻滅です。ファンは見ごたえのある時代
劇を渇望しているのにこれはひどいです。演出はテレビ調で軽過ぎるし、演技陣も揃
って全滅状態。興行的には当っているそうで驚きですが、こんな時代劇を喜んで見て
いる観客がいるのも不思議でたまりません。