アカデミー外国語映画賞ノミネート作「籠の中の乙女」で注目を集めたギリシャのヨル
ゴス・ランティモス監督が、コリン・ファレル、レイチェル・ワイズらを迎えて手がけた、彼
にとっては初の英語作品で、去年のカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞しています。
独身者は身柄を確保されてホテルに送り込まれ、そこで45日以内にパートナーを見つ
けなければ、動物に変えられて森に放たれるという、デイストピア的世界を舞台にした
不条理なお話なのですが…。
凄く期待していた作品でしたが私的には見込み違いの作品でした。画面構成は見事
なのですが、判る人だけが見ればいい的な独り善がりスタイルもいいところ。まるで精
神病院に入ったような感覚にとらわれます。
それでも滑り出しは何かがありそうで興味は持てるのですが、その後が面白いような、
怖くなりそうな、理解に苦しむような変な映画です。見る人の感想は百人百様ですから
好きだ傑作だという人も出てくると思いますが、私には全然駄目な作品でした。
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