フランコ軍事独裁が続いていた1960年代のスペインから、大量の移民がパリ
に流入し、社会問題になっていたといわれる頃のお話で、資産家とスペイン
人メイドの禁断の恋を陽気に描いたラブ・コメディ。勿論フランス映画です。
蛇足ながら、私は去年スペイン旅行をしましたが、前もってスペインの歴史を
少々かじりました。
それがこんなところで参考になるとは思いませんでした。
株式仲買人のジャン=ルイ(ファブリス・ルキー二)は、妻子とともに堅実だが
退屈な生活を送っています。
そんなある日、故郷からフランスに逃げてきたスペイン人のメイドたちが、同
じアパルトマンの屋根裏部屋に引っ越してきます。
開放的で明るいメイドたちの中でも、とりわけ若いマリア(ナタリア・ベルベケ)
にひかれたジャン=ルイでしたが、妻のシュザンヌ(サンドリーヌ・キベルラン)
は夫が顧客の未亡人と浮気していると勘違いし、夫を追い出します。
その日からジャン=ルイは屋根裏部屋でメイドたちと一緒に暮らし始め、自由
を満喫することになりますが・・・。
新人監督のフィリップ・ル・ゲイが、スペイン人メイドと過ごしていた自身の幼少
期の思い出に着想を得て手がけたストーリーだそうで、演出も新人ですが中々
丁寧です。
ファブリス・ルキー二とサンドリーヌ・キベルランの夫婦役が実に巧みだし、マリ
ア役のナタリア・ベルベケはスペインの女優さんですがとても美しいし、素晴ら
しい裸身もチラリ披露してくれます。
決してA級作品ではありませんが、温かく微笑ましい作品で私は好きです。
(8/27 KBCシネマ 3日目 10:00の回 28人)
久しぶりに遊びに来てみたら、気になってた作品の感想を書いてもらってるので、嬉しいです!
良さそうですね!!
時間みつけて、これも見たいなぁ~。
KBCシネマ、スタンプたまってて次回は招待券になってますし…エヘヘ。
この作品では、いかにもスペイン人、フランス人らしい描写があり、
中々楽しいですよ。
人によって評価は分かれているようですが、私としてはお薦めです。