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中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「清須会議」

2013年11月27日 | 日記

   

     三谷幸喜が17年ぶりに書き下ろした小説を自ら脚色し、メガホンをとって
     映画化した作品です。

     天正10年(1582年)明智光秀の謀反により本能寺で織田信長が命を落とし
     ます。
     織田家を如何に継続するのか、また領地の配分について織田四天王、柴
     田勝家・羽柴秀吉・丹羽長秀・滝川一益が、尾張の国・清須城で協議によ
     り決めることになりました。

     日本史上初めて合議によって歴史が動いたとされる清須会議は、柴田勝
     家が信長の三男でしっかり者の信孝を、羽柴秀吉は次男でうつけ者と噂さ
     れる信雄をそれぞれ後継者に推薦。勝家、秀吉がともに思いを寄せる信長
     の妹・お市は秀吉への恨みから勝家に肩入れし、秀吉は軍師・黒田官兵衛
     の策で、信長の弟・三十郎信包を味方に引き入れ、家臣たちの人心を掌握
     して行きますが、それぞれの思惑が交錯して中々上手く運ばず・・・。
     キャストは皆さんご存知と思いますので省略しますが超豪華です。

     私は三谷幸喜の舞台が好きで、今までよく見ています。しかし彼の映画で
     感心したことはこれまで一度もなく、今回は場を踏んできているので大丈夫
     だろうと思って映画館に行きましたが、完全に期待外れです。

     題材が史実に基づいた面白いものなので、描き方によっては快作になる内
     容なのに、まるで軽演劇スタイルで見るに堪えず残念でたまりません。
     一日づつ会議を重ねる毎に緊迫感が増してクライマックスに持って行けるの
     ですが、三谷演出は映画の勉強不足で盛り上がらないし、今回の脚本は全
     くいただけない出来です。
     しかも豪華キャストをいじりまわし、変なメーキャップをさせては悦に入ってい
     る三谷監督の顔が、映画を見ながら浮かんできてゲンナリでした。
     駄作もいいところです。

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
手厳しいですね (トド)
2013-11-28 11:47:32
この何年かの中ではましな方かと思いましたが、やはり。ワイルダー好きなのに彼の映画の呼吸を学んでないですね。一度オールキャストをやめるべきだと思います。
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おはようございます。 (中島けん)
2013-11-29 11:11:10
トドさん
  手厳しいかも知れませんが、あの程度の物を作って得意げに全国を回っている
  作者の態度が気に食いません。
  もっと勉強して欲しいと思う私の一念です。
返信する
黒田官兵衛ばやり (bunn)
2013-11-30 19:04:11
こんばんわ
4泊5日で箱根へ
のんびりゆったり三男夫婦と愉しんできました。偶々旅行にもって行ったのが「黒田官兵衛の情報学(インテリジェンス)」此方は面白いですよ。
返信する
福岡でも・・・。 (中島けん)
2013-11-30 22:46:14
bunnさん
  素敵な休日をお過ごしになったようですね、でもお疲れさまでした。
  黒田官兵衛の本場として、福岡でのブームは随分盛り上がっています。
  映画「清須会議」にも官兵衛は登場しますが・・・。

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