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顔も、目も鼻も全てが丸い、鼻の下が短かい、始末におえない童顔だと
ご本人は言います。(上のカットはご本人による似顔絵)
でも私が会った高峰秀子さんはどこまでも明るく輝いた美人でした。
私が大映に入る前のことですが、お世話してくださる方がいて新東宝に
入ったらどうだ・・・と、当時新東宝で売り出し中の山田達雄監督のもとに
連れて行かれ、暫らく山田監督の走り使いみたいな事をした時期がある
のです。
ところが学校をちゃんと卒業せよとの親の圧力で、泣く泣く家に戻りま
した。結局は中退して大映に入ることになったのですが・・・。
当時の新東宝は、東宝から著名な俳優さんや監督などスタッフが移って
日の出の勢いで、私が撮影所でうろうろしていた頃「三百六十五夜」とか
「細雪」などを製作しいいて、そこで高峰さんとお話しする機会がありま
した。
たまたま誕生日の話になって、高峰さんが「私の誕生日は3月○日(3月
後半だったと思いますが失念)、君は?」私が「一緒だと嬉しいのですが
4月1日です」すると彼女は「近いのだから親戚みたいなものよ」と言って
くれたのがいつまでも心にしみる嬉しい思い出です。
明るく聡明で人なつっこい素敵な人でしたが、その後の活躍は、映画各
社に亘り、いい仕事を沢山残されています。
最後まで映画の仕事をされなかったことは残念ですが、デコちゃんがこ
ちらに来たのなら、こちらでも映画を撮ってみようか・・・と、故人になった
巨匠連中が一念発起するかも知れませんね。
心からご冥福を祈ります。
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写真左は梅原龍三郎・画「高峰秀子嬢」
右は本人の色紙です。
嬉しいです。頑張って下さい。今日の朝は、「オードリー」の再放送の第7回を見ました。