映画が中心のブログです!

中島けんです。新しい映画や舞台の感想を中心に、大映の思い出、海外旅行・地元の話題などを写真付きで書かせていただきます。

映画 「ノルウェイの森」

2011年01月04日 | 日記
        
             

     新年最初に見た映画は「ノルウェイの森」になりました。
     映画は出来るだけ初日か2日目に見るようにしています。観客の入りとか
     反応を見られるからです。
     「ノルウェイの森」の初日にはまだイタリアから帰国していなかったので、
     昨日やっと見ました。

     1987年に出版され、累計発行部数1,044万部を突破、世界36言語に翻訳
     されている村上春樹の長編小説の映画化で、更にビートルズの楽曲使用
     の許可が下りたことでも話題になっていました。

     内容は自殺した親友の恋人と、同窓の女子学生との間で揺れ動く青年の
     姿を描いたもので、主人公の青年の愛と性、生と死を原作者の狙いであ
     るファンタジックな世界観に挑戦しているのですが・・・。

     出来上がった映画は、村上春樹の匂いさえほとんど感じないし、原作の
     台詞が映画ではは妙に浮き上がって非現実です。
     しかもナレーションで話を無理に端折っているのが気になるし、濡れない
     濡れた、硬くならない硬くなった・・・とかの台詞連発のセックス場面が多
     いのですが、これらのセックス場面が上手くないのです。
     ピンク映画に優れた作品が多い昨今です、少し見習ったらどうかと思い
     ました。
     文芸作品と映画は別物で、原作の狙いを映画的に如何に処理するかが
     成功のカギと、私なりに割り切っていますが、これはいただけません。

     俳優も文芸作品に似合わない顔ぶれだし、とにかく全体的に纏まりがな
     い作品に仕上がった責任は、ベトナム系フランス人監督に脚本まで担当
     させたことでしょう。
     良かったのはマーク・リー・ピンビンの撮影で、これは素晴らしいです。

     まあこの作品でも好き嫌い良い悪いの評価があるでしょうが、私が見た
     映画館は正月3日の午後1時の部でしたが、観客は17人で(内1人が外
     人女性)これがこの作品の実評価でしょう。


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1 コメント

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Unknown (ミリオン)
2024-04-10 22:00:24
こんばんは。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。今日の朝は、「オードリー」の再放送の第9回を見ました。
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